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公開番号
2025171489
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2024076896
出願日
2024-05-10
発明の名称
走行体の支持構造
出願人
清水建設株式会社
代理人
弁理士法人アルファ国際特許事務所
主分類
B66C
6/00 20060101AFI20251113BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】走行体の支持構造における固定部材の破断を抑制する。
【解決手段】走行体の支持構造は、第1支持部材と、第2支持部材と、固定手段と、を備える。第1支持部材は、第1貫通孔が形成され、走行体を支持する。第2支持部材は、第2貫通孔が形成され、第1支持部材を支持する。固定手段は、第1支持部材と第2支持部材とを固定する。固定手段は、第1固定部材と、第2固定部材と、を有する。第1固定部材は、第1貫通孔と第2貫通孔とに挿通される。第2固定部材は、第1固定部材と接続される。第2固定部材は、第1貫通孔に対して第2貫通孔とは反対側に位置し、第1貫通孔と第2貫通孔とが並ぶ方向において第1支持部材に対向する部分を有する。第1支持部材と第1固定部材とは、走行体が走行する方向において互いに離間しており、第1支持部材と第2固定部材とは、第1貫通孔と第2貫通孔とが並ぶ方向において互いに離間している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
走行体の支持構造であって、
第1貫通孔が形成され、前記走行体を支持する第1支持部材と、
第2貫通孔が形成され、前記第1支持部材を支持する第2支持部材と、
前記第1支持部材と前記第2支持部材とを固定する固定手段であって、
前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とに挿通される第1固定部材と、
前記第1固定部材と接続される第2固定部材であって、前記第1貫通孔に対して前記第2貫通孔とは反対側に位置し、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが並ぶ方向において前記第1支持部材に対向する部分を有する第2固定部材と、を有する固定手段と、
を備え、
前記第1支持部材と前記第1固定部材とは、前記走行体が走行する方向において互いに離間しており、
前記第1支持部材と前記第2固定部材とは、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが並ぶ方向において互いに離間している、走行体の支持構造。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の走行体の支持構造であって、
前記第1固定部材は、ボルトであり、
前記第2固定部材は、前記ボルトに螺合するナットである、走行体の支持構造。
【請求項3】
請求項2に記載の走行体の支持構造であって、
前記第2固定部材は、ハードロックナットである、走行体の支持構造。
【請求項4】
請求項1に記載の走行体の支持構造であって、
前記固定手段は、さらに、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが並ぶ方向における前記第1支持部材と前記第2固定部材との間に配置されるスプリングワッシャーを有する、走行体の支持構造。
【請求項5】
請求項1に記載の走行体の支持構造であって、
前記第1貫通孔は、前記走行体が走行する方向に延びるルーズ穴である、走行体の支持構造。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の走行体の支持構造であって、
前記走行体は、クレーンであり、
前記第1支持部材は、クレーンガーダーである、走行体の支持構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、走行体の支持構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
クレーンは、重量物等の運搬に用いられる。クレーンの支持構造は、クレーンを支持するクレーンガーダーを備える。クレーンは、例えば、建屋内に設けられたクレーンガーダー上を走行することにより、重量物等を水平方向に運搬する。従来、クレーンを支持する付加ビーム(クレーンガーダー)と、付加ビームを支持する既設ガーダと、付加ビームと既設ガーダとを固定する固定手段と、を備えるクレーンブリッジ構造(クレーンの支持構造)が開示されている。固定手段は、付加ビームおよび既設ガーダに形成されたボルト穴に挿通されるボルト(第1固定部材)と、ボルトに接続されるナットと、を有する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-132415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
クレーンの支持構造において、クレーンガーダー上をクレーンが走行すると、クレーンガーダーが撓む。これにより、第1固定部材は、クレーンが走行する方向に生じるせん断応力と、クレーンが走行する方向に交差する方向に生じる引張応力とを受け、第1固定部材が破断するおそれがある。なお、このような課題は、クレーンを支持する支持構造に限らず、走行体を支持する支持構造全般に共通する課題である。
【0005】
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示される技術は、例えば以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
(1)本明細書に開示される走行体の支持構造は、第1支持部材と、第2支持部材と、固定手段と、を備える。前記第1支持部材は、第1貫通孔が形成され、前記走行体を支持する。前記第2支持部材は、第2貫通孔が形成され、前記第1支持部材を支持する。前記固定手段は、前記第1支持部材と前記第2支持部材とを固定する。前記固定手段は、第1固定部材と、第2固定部材と、を有する。前記第1固定部材は、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とに挿通される。前記第2固定部材は、前記第1固定部材と接続される。前記第2固定部材は、前記第1貫通孔に対して前記第2貫通孔とは反対側に位置し、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが並ぶ方向において前記第1支持部材に対向する部分を有する。前記第1支持部材と前記第1固定部材とは、前記走行体が走行する方向において互いに離間しており、前記第1支持部材と前記第2固定部材とは、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが並ぶ方向において互いに離間している。
【0008】
本走行体の支持構造によれば、第1支持部材と第1固定部材とが、走行体が走行する方向において互いに離間しているため、第1固定部材に生じるせん断応力が抑制される。また、第1支持部材と第2固定部材とが、第1貫通孔と第2貫通孔とが並ぶ方向において互いに離間しているため、第1固定部材に生じる引張応力が抑制される。そのため、本走行体の支持構造によれば、第1固定部材の破断を抑制できる。
【0009】
(2)上記走行体の支持構造において、前記第1固定部材は、ボルトであり、前記第2固定部材は、前記ボルトに螺合するナットであってもよい。本構成によれば、第1固定部材の破断を抑制できる。
【0010】
(3)上記走行体の支持構造において、前記第2固定部材は、ハードロックナットであってもよい。本構成によれば、第2固定部材がハードロックナットであるため、第1支持部材と第2支持部材とをより強固に固定できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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