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公開番号
2025130310
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027412
出願日
2024-02-27
発明の名称
外壁構造
出願人
清水建設株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04B
2/56 20060101AFI20250901BHJP(建築物)
要約
【課題】屋内の騒音レベルを抑制することが可能な外壁構造を提供する。
【解決手段】本発明は、建物の外壁構造100であって、屋内側に配される第1外壁110と、前記第1外壁110より屋外側に配される第2外壁210と、前記第1外壁110から屋外側に突出するように配されるはね出し310と、からなり、前記第2外壁210の第2外壁上端221と前記はね出し310のはね出し先端322とを結ぶ面と、鉛直面とがなす角をθ
2
とし、音波が建物に入射する方向と、鉛直面とがなす角をθ
0
とすると、θ
2
≧θ
0
の関係を有する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の外壁構造であって、
屋内側に配される第1外壁と、
前記第1外壁より屋外側に配される第2外壁と、
前記第1外壁から屋外側に突出するように配されるはね出しと、からなり、
前記第2外壁の上端と前記はね出しの先端とを結ぶ面と、鉛直面とがなす角をθ
2
とし、
音波が建物に入射する方向と、鉛直面とがなす角をθ
0
とすると、
θ
2
≧θ
0
の関係を有する外壁構造。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記はね出しの下面と水平面とが平行である請求項1に記載の外壁構造。
【請求項3】
前記はね出しの下面が吸音処理される請求項1又は請求項2に記載の外壁構造。
【請求項4】
鉛直面と、音波が建物に入射する方向とがなす角をθ
0
とすると、
θ
2
=θ
0
である請求項1又は請求項2に記載の外壁構造。
【請求項5】
θ
2
が、建物の高層階であればあるほどより小さい請求項1又は請求項2に記載の外壁構造。
【請求項6】
前記はね出しの下面と水平面とがなす角をθ
3
とすると、
θ
3
=θ
0
である請求項1に記載の外壁構造。
【請求項7】
前記はね出しの下面と水平面とがなす角をθ
3
とすると、
θ
2
=θ
3
である請求項1に記載の外壁構造。
【請求項8】
前記第2外壁の上端と、前記はね出しの基端とが、略同一箇所に配される請求項6又は請求項7に記載の外壁構造。
【請求項9】
θ
2
が、建物の高層階であればあるほどより小さい請求項6又は請求項7に記載の外壁構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の外壁部を構成する外壁構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
建物の断熱性能を高めるなどのために採用される外壁構造の1つして、図14に示されるようなダブルスキン構造1を有するものが知られている。このようなダブルスキン構造1においては、建物の屋内側のインナースキン2と、このインナースキン2から所定の距離離され、建物の少なくとも一つの側面を略全面にわたり覆うことで建物の最外壁部を構成するアウタースキン6とを有している。インナースキン2、アウタースキン6の主要な構成はガラスが一般的に想定される。
【0003】
ダブルスキン構造1においては、アウタースキン6とインナースキン2の間に空間(空気層10)が設けられることとなる。空気層10は、屋外と屋内との間における熱的な緩衝帯となることができ、建物内における冷暖房負荷の低減に寄与することができる。例えば夏季には、この空気層10内の温度上昇を防止するために、アウタースキン6とインナースキン2の間の開口部、或いはアウタースキン6の一部に設けられた開口により、空気層10内への外気導入と空気の流通を確保する。
【0004】
これまで、発明者は、上記のダブルスキン構造1の遮音性能低下に関連して、特許文献1(特開2018-53463号公報)や特許文献2(特開2018-131895号公報)に示すような騒音対策方法について提案してきた。
特開2018-53463号公報
特開2018-131895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のようなダブルスキン構造1を含む、ビルディングなどの建物の外壁部の構造を本明細書では上位概念として外壁構造100と称することとする。外壁構造100には、ダブルスキン構造1以外にも、二重の窓サッシ、二重のガラスカーテンウォール等の二重遮音構造等も含むことができる。
【0006】
図15はダブルスキン構造1等の外壁構造100の断面を模式的に示す図である。外壁構造100において、第1外壁110がダブルスキン構造1のインナースキン2に相当するものであり、第2外壁210がダブルスキン構造1のアウタースキン6に相当するものである。なお、実際の外壁構造100は、断面の模式図が描かれている紙面の垂直方向に対して延在するように構成されるものである。
【0007】
このような外壁構造100は、第2外壁210と第1外壁110とからなる二重の遮音構造としても機能するものである。しかしながら、建物の周囲に道路や鉄道線路が存在すると、これらから大きなレベルの騒音が発生し、これらに面する建物は騒音の影響を大きく受けることとなる。このことを図15に示すと、外壁構造100における第2外壁210に対して図示する矢印のように騒音が入射する。第2外壁210に入射した騒音は、空気層10を介して伝搬し第1外壁110の屋内側にも透過し、屋内の騒音レベルを上昇させることとなり問題であった。
【0008】
仮に建物の最外装側のラインを変えずに、屋内側の騒音レベルを低減するようにした外壁構造100を採用すると、空気層の幅(図15左右方向)をより大きくとる必要があり、屋内側の有効面積を圧迫することとなり、問題であった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明は、上記課題を解決するものであって、本発明に係る外壁構造は、建物の外壁構造であって、屋内側に配される第1外壁と、前記第1外壁より屋外側に配される第2外壁と、前記第1外壁から屋外側に突出するように配されるはね出しと、からなり、前記第2外壁の上端と前記はね出しの先端とを結ぶ面と、鉛直面とがなす角をθ
2
とし、音波が建物に入射する方向と、鉛直面とがなす角をθ
0
とすると、θ
2
≧θ
0
の関係を有する。
【0010】
また、本発明に係る外壁構造は、前記はね出しの下面と水平面とが平行である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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