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公開番号2025171288
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024076465
出願日2024-05-09
発明の名称多極スイッチおよび当該多極スイッチの取付方法
出願人ケル株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01H 11/00 20060101AFI20251113BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】製造コストを軽減するとともに、よりコンパクト化が可能となり、電気接続ピンの配列を保持して回路基板への実装を容易にすることができる多極スイッチおよび当該多極スイッチの取付方法を提供する。
【解決手段】端子収容部11aと、端子収容部11aに並んで配設された複数の固定端子によって構成され、複数の固定端子にそれぞれ設けられた固定接点が端子収容部11a内に一列に並ぶように構成された固定端子群と、端子収容部11aに並んで配設された複数の可動端子によって構成され、複数の可動端子にそれぞれ設けられた可動接点が固定接点と接触可能に対向して一列に並ぶように構成された可動端子群と、固定端子および可動端子の挿入部を挿入受容する複数の挿入孔51を有し、挿入孔51内に固定端子および可動端子の挿入部の下端部を挿入させて、各挿入部を整列保持する補正板50を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ケースと、
前記ケースに並んで配設された複数の固定端子によって構成され、前記複数の固定端子にそれぞれ設けられた固定接点が前記ケース内に一列に並ぶように構成された固定端子群と、
前記ケースに並んで配設された複数の可動端子によって構成され、前記複数の可動端子にそれぞれ設けられた可動接点が前記固定接点と接触可能に対向して一列に並ぶように構成された可動端子群と、
前記可動端子群の各可動接点を、対向する前記固定端子群の各固定接点に対して一斉に接触または非接触させるオン/オフ切替部と、を備え、
前記固定端子および前記可動端子はそれぞれ、前記ケースに配設された状態で前記ケースの下面から下方に突出して基板のスルーホールに挿入される固定端子挿入部および可動端子挿入部を有し、
前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を挿入受容する複数の挿入孔を有し、前記複数の挿入孔内に前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端部を挿入させて前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を整列保持する補正板を備えることを特徴とする多極スイッチ。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記複数の挿入孔内に前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端部を挿入させて前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を前記補正板により整列保持した状態の前記多極スイッチを、前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を挿入させる複数のスルーホールが形成された基板の上に位置合わせして配置した状態から、前記多極スイッチを押し込むことにより、前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を前記補正板の前記複数の挿入孔から下方に突出させて前記基板のスルーホール内に挿入することができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の多極スイッチ。
【請求項3】
前記複数の挿入孔内に前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端部を挿入させて前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を前記補正板により整列保持した状態において、前記補正板の下面から前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端が下方に突出しており、
このように下方に突出する前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端を前記スルーホールに挿入させるようにして、前記基板に対する前記多極スイッチの位置合わせを行うことができるように構成したことを特徴とする請求項2に記載の多極スイッチ。
【請求項4】
前記補正板は、前記固定端子および前記可動端子の延出方向に沿って前記補正板の表面から突出形成された可撓性を有する複数の係合片と、前記複数の係合片の先端部に形成された係止爪とを有し、
前記ケースには、前記係止爪および前記係合片が挿入可能な係合穴が設けられており、
前記係合片を弾性変形させて前記係合穴へ前記係合爪を挿入し、前記係合穴の内部で前記係合片を移動可能とし、かつ前記係合穴の縁に前記係合爪が係合することで前記補正板を前記ケースに係止保持させることを特徴とする請求項1または2に記載の多極スイッチ。
【請求項5】
ケースと、
前記ケースに並んで配設された複数の固定端子によって構成され、前記複数の固定端子にそれぞれ設けられた固定接点が前記ケース内に一列に並ぶように構成された固定端子群と、
前記ケースに並んで配設された複数の可動端子によって構成され、前記複数の可動端子にそれぞれ設けられた可動接点が前記固定接点と接触可能に対向して一列に並ぶように構成された可動端子群と、
前記可動端子群の各可動接点を、対向する前記固定端子群の各固定接点に対して一斉に接触または非接触させるオン/オフ切替部と、を備え、
前記固定端子および前記可動端子はそれぞれ、前記ケースに配設された状態で前記ケースの下面から下方に突出して基板のスルーホールに挿入される固定端子挿入部および可動端子挿入部を有し、
前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を挿入受容する複数の挿入孔を有し、前記複数の挿入孔内に前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端部を挿入させて前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を整列保持する補正板を備えた多極スイッチを、前記固定端子群挿入部および前記可動端子挿入部に対応する位置に複数のスルーホールが設けられた基板に取り付ける方法であって、
前記複数の挿入孔内に前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端部を挿入させて前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を前記補正板により整列保持し、
前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部が整列保持された状態で、前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部と、前記基板に形成された複数のスルーホールとの位置合わせをし、
前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の位置と、前記基板に形成されたスルーホールの位置とが合った状態で前記多極スイッチを押し込み、
前記多極スイッチを押し込むことによって、前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を前記補正板の前記複数の挿入孔から下方に突出させて前記基板のスルーホール内に挿入することを特徴とする多極スイッチの取付方法。
【請求項6】
前記複数の挿入孔内に前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端部を挿入させて前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を前記補正板により整列保持した状態において、前記補正板の下面から前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端が下方に突出しており、
前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部と、前記基板に形成された複数のスルーホールとの位置合わせは、
前記補正板の下面から下方に突出した前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端を前記スルーホールに挿入させるようにして行うことを特徴とする請求項5に記載の多極スイッチの取付方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の回路を同時にオン/オフすることができる多極スイッチおよび当該多極スイッチの取付方法に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数のプローブを同時に接続可能な超音波診断装置では、各プローブから出力された信号のうちいずれか1つのプローブから出力された信号を選択するための切替装置を備えている。例えば、特許文献1に記載された超音波診断装置には3つのプローブが接続されており、超音波診断装置内において各プローブが有する電源線、コントロール線および送受信信号線をオン/オフするスイッチが、各プローブに対応して設けられている。そして3つのプローブのうちユーザが1つのプローブを選択すると、超音波診断装置内のコントローラが、選択されたプローブに対応するスイッチをオンにして、選択されたプローブと超音波診断装置との接続を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平02-032810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したプローブの送受信信号線は128本で構成されており、それら各信号線をオン/オフするデバイスとして、従来はリレーを用いることが多かった。しかしながら、小型の信号用リレーを用いたとしても数が多いため、製造コストが嵩むとともにリレーの配置に要するスペースが広くなるため切替装置の小型化が困難であった。また、多数の送受信信号線に対応するために、多くの電気接続ピンを有する切替装置において、何らかの原因によって一部の電気接続ピンが曲がるなどして電気接続ピンの配列が乱れてしまうと、回路基板に当該切替装置を実装する際に、回路基板に設けられたスルーホールにすべての電気接続ピンを挿入するのが極めて困難になってしまう虞があった。また、一旦電気接続ピンの配列を乱してしまうと、曲がってしまった電気接続ピンを再度整列させるために多くの作業時間を費やしてしまい、作業効率が低下してしまう虞があった。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、製造コストを軽減するとともに、よりコンパクト化が可能となり、電気接続ピンの配列を保持して回路基板への実装を容易にすることができる多極スイッチおよび当該多極スイッチの取付方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような目的達成のため、本発明に係る多極スイッチは、ケースと、前記ケースに並んで配設された複数の固定端子(例えば、実施形態における直線固定端子301、屈曲固定端子302)によって構成され、前記複数の固定端子にそれぞれ設けられた固定接点が前記ケース内に一列に並ぶように構成された固定端子群(例えば、実施形態における第1固定端子群31F、第2固定端子群32F)と、前記ケースに並んで配設された複数の可動端子(例えば、実施形態における直線可動端子303、屈曲可動端子304)によって構成され、前記複数の可動端子にそれぞれ設けられた可動接点が前記固定接点と接触可能に対向して一列に並ぶように構成された可動端子群(例えば、実施形態における第1可動端子群31M、第2可動端子群32M)と、前記可動端子群の各可動接点を、対向する前記固定端子群の各固定接点に対して一斉に接触または非接触させるオン/オフ切替部(例えば、実施形態におけるカムシャフト20、カップリング22、直流モータ40および制御回路60)と、を備え、前記固定端子および前記可動端子はそれぞれ、前記ケースに配設された状態で前記ケースの下面から下方に突出して基板のスルーホールに挿入される固定端子挿入部(例えば、実施形態における挿入部314、315)および可動端子挿入部(例えば、実施形態における挿入部325、326)を有し、前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を挿入受容する複数の挿入孔を有し、前記複数の挿入孔内に前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端部を挿入させて前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を整列保持する補正板を備える。
【0007】
上記の多極スイッチにおいて、前記複数の挿入孔内に前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端部を挿入させて前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を前記補正板により整列保持した状態の前記多極スイッチを、前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を挿入させる複数のスルーホールが形成された基板の上に位置合わせして配置した状態から、前記多極スイッチを押し込むことにより、前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を前記補正板の前記複数の挿入孔から下方に突出させて前記基板のスルーホール内に挿入することができるように構成されていることが好ましい。
【0008】
上記の多極スイッチにおいて、前記複数の挿入孔内に前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端部を挿入させて前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を前記補正板により整列保持した状態において、前記補正板の下面から前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端が下方に突出しており、このように下方に突出する前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端を前記スルーホールに挿入させるようにして、前記基板に対する前記多極スイッチの位置合わせを行うことができるように構成するのが好ましい。
【0009】
上記の多極スイッチにおいて、前記補正板は、前記固定端子および前記可動端子の延出方向に沿って前記補正板の表面から突出形成された可撓性を有する複数の係合片と、前記複数の係合片の先端部に形成された係止爪とを有し、前記ケースには、前記係止爪および前記係合片が挿入可能な係合穴が設けられており、前記係合片を弾性変形させて前記係合穴へ前記係合爪を挿入し、前記係合穴の内部で前記係合片を移動可能とし、かつ前記係合穴の縁に前記係合爪が係合することで前記補正板を前記ケースに係止保持させることが好ましい。
【0010】
また、本発明に係る多極スイッチの取付方法は、ケースと、前記ケースに並んで配設された複数の固定端子(例えば、実施形態における直線固定端子301、屈曲固定端子302)によって構成され、前記複数の固定端子にそれぞれ設けられた固定接点が前記ケース内に一列に並ぶように構成された固定端子群(例えば、実施形態における第1固定端子群31F、第2固定端子群32F)と、前記ケースに並んで配設された複数の可動端子(例えば、実施形態における直線可動端子303、屈曲可動端子304)によって構成され、前記複数の可動端子にそれぞれ設けられた可動接点が前記固定接点と接触可能に対向して一列に並ぶように構成された可動端子群(例えば、実施形態における第1可動端子群31M、第2可動端子群32M)と、前記可動端子群の各可動接点を、対向する前記固定端子群の各固定接点に対して一斉に接触または非接触させるオン/オフ切替部(例えば、実施形態におけるカムシャフト20、カップリング22、直流モータ40および制御回路60)と、を備え、前記固定端子および前記可動端子はそれぞれ、前記ケースに配設された状態で前記ケースの下面から下方に突出して基板のスルーホールに挿入される固定端子挿入部(例えば、実施形態における挿入部314、315)および可動端子挿入部(例えば、実施形態における挿入部325、326)を有し、前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を挿入受容する複数の挿入孔を有し、前記複数の挿入孔内に前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端部を挿入させて前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を整列保持する補正板を備えた多極スイッチを、前記固定端子群挿入部および前記可動端子挿入部に対応する位置に複数のスルーホールが設けられた基板に取り付ける方法であって、前記複数の挿入孔内に前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の下端部を挿入させて前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を前記補正板により整列保持し、前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部が整列保持された状態で、前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部と、前記基板に形成された複数のスルーホールとの位置合わせをし、前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部の位置と、前記基板に形成されたスルーホールの位置とが合った状態で前記多極スイッチを押し込み、前記多極スイッチを押し込むことによって、前記固定端子挿入部および前記可動端子挿入部を前記補正板の前記複数の挿入孔から下方に突出させて前記基板のスルーホール内に挿入する。
(【0011】以降は省略されています)

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