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公開番号2025170092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2025150795,2023173258
出願日2025-09-11,2017-09-27
発明の名称信号変換装置
出願人ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社
代理人弁理士法人酒井総合特許事務所,個人
主分類B66B 7/00 20060101AFI20251107BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】利用者に不便をかけずに行えるエレベーターのリニューアルに用いる信号変換装置を提供すること。
【解決手段】制御盤によって制御されるn個の構成部に個別に接続するn個の入力端子からなる入力部501と、制御盤とは別の種類の新制御盤に、構成部ごとに個別に接続するn個の出力端子からなる出力部504と、入力部501が入力した、各構成部が出力した伝達情報信号を、新制御盤が理解できる別の信号へ変換する信号変換部503と、を備え、信号変換部503が変換した信号を新制御盤へ出力する。また、n個の構成部ごとに個別に接続するn個の出力端子からなる出力部505と、新制御盤に構成部ごとに個別に接続するn個の入力端子からなる入力部502と、入力部502が入力した、新制御盤が出力した伝達情報信号を、各構成部が理解できる別の信号へ変換する信号変換部503と、を備え、信号変換部503が変換した信号を各構成部へ出力する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
エレベーターが備える、制御盤によって制御されるn個(nは2以上の自然数)の構成部ごとにそれぞれ個別に接続する前記n個の入力端子からなる入力部と、
前記制御盤とは別の種類の新制御盤に、前記構成部ごとにそれぞれ個別に接続する、前記入力端子に対応する前記n個の出力端子からなる出力部と、
前記入力部が各前記入力端子から入力した、各前記構成部が出力した当該構成部から前記制御盤への伝達情報にかかる信号を、当該信号と同じ意味の信号であって、前記新制御盤が理解できる当該伝達情報にかかる別の信号へ変換する信号変換部と、
を備え、
前記信号変換部が変換した信号を、前記出力部が各前記出力端子から前記新制御盤へ出力すること、
を特徴とする信号変換装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
エレベーターが備える、制御盤によって制御されるn個(nは2以上の自然数)の構成部ごとにそれぞれ個別に接続する前記n個の出力端子からなる出力部と、
前記制御盤とは別の種類の新制御盤に、前記構成部ごとにそれぞれ個別に接続する、前記出力端子に対応する前記n個の入力端子からなる入力部と、
前記入力部が各前記入力端子から入力した、前記新制御盤が出力した当該新制御盤から各前記構成部への伝達情報にかかる信号を、当該信号と同じ意味の信号であって、各前記構成部が理解できる当該伝達情報にかかる別の信号へ変換する信号変換部と、
を備え、
前記信号変換部が変換した信号を、前記出力部が各前記出力端子から各前記構成部へ出力すること、
を特徴とする信号変換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、複数の構成部を備えたエレベーターの当該構成部の交換工事をおこなう交換工事方法、交換工事に用いる信号変換装置およびエレベーターのリニューアル方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数階建ての建物などに設置されたエレベーターの設備をリニューアルする際は、エレベーターが設置された昇降路は再利用し、エレベーターを構成する各構成部をすべて更新することが多い。具体的には、エレベーターのカゴや、カゴを昇降させる駆動機構などを更新する。
【0003】
また、近年の技術の向上により、新技術を用いて制御されるエレベーターは、既設のエレベーターよりも格段に優れた機能や性能を備えている。このため、エレベーターのリニューアルに際しては、駆動機構などを制御する制御盤も更新することが多い。制御盤の更新にともない、駆動機構などの構成部と制御盤とを接続する各種の配線も更新する。
【0004】
関連する技術として、具体的には、従来、既設の配線通口から昇降路内に延びる案内スリーブを昇降路側の導入部で切断し、切断後に残存する案内スリーブに代えて新しい保護スリーブを設置した配線通口を介して、新しい各種配線を昇降路内に敷設することにより、特別な穴開け工事をおこなうことなく制御盤から昇降路に各種配線を通すようにした技術があった(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-347681号公報
再公表特許第2019/064400号
米国特許第05352857号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、制御盤の更新をともなうエレベーターのリニューアルに際しては、制御盤の他に、カゴ、駆動機構、各種配線などの、エレベーターを構成する各部をすべて更新するまではエレベーターを動作させることができない。このため、上述した特許文献1を含む従来の技術は、工期が長くなり、エレベーターを使用できない期間が長くなってしまい、エレベーターの利用者に不便をかけてしまうという問題があった。
【0007】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、エレベーターの利用者に不便をかけることなく、エレベーターのリニューアルをおこなうことができるエレベーターのリニューアル方法、交換工事方法および信号変換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、以下のような構成を有する。
この発明にかかるエレベーターのリニューアル方法は、複数の構成部を備えたエレベーターの当該構成部の少なくとも一つのリニューアルをおこなう、エレベーターのリニューアル方法において、前記構成部と通信可能に接続され、当該構成部を制御する制御盤を、当該制御盤とは別の種類の新制御盤に交換する際に、前記構成部が出力する信号を、当該信号と同じ意味の信号であって、前記新制御盤が理解できる別の信号へ変換する信号変換装置を、前記新制御盤と前記構成部との間に通信可能に接続する制御盤交換・信号変換装置接続工程と、前記制御盤交換・信号変換装置接続工程をおこなった後に、前記構成部の
少なくとも一つを、当該構成部に代わる別の構成部であって、前記新制御盤が理解できる信号を出力する新構成部に交換する構成部交換工程と、を含んだことを特徴とする。
また、この発明にかかるエレベーターのリニューアル方法は、複数の構成部を備えたエレベーターの当該構成部の少なくとも一つのリニューアルをおこなう、エレベーターのリニューアル方法において、前記構成部と通信可能に接続され、当該構成部を制御する制御盤を、当該制御盤とは別の種類の新制御盤に交換する際に、前記新制御盤が出力する信号を、当該信号と同じ意味の信号であって、前記構成部が理解できる別の信号へ変換する信号変換装置を、前記新制御盤と前記構成部との間に通信可能に接続する制御盤交換・信号変換装置接続工程と、前記制御盤交換・信号変換装置接続工程をおこなった後に、前記構成部の少なくとも一つを、当該構成部に代わる別の構成部であって、前記新制御盤が出力する信号を理解できる新構成部に交換する構成部交換工程と、を含んだことを特徴とする。
また、この発明にかかるエレベーターのリニューアル方法は、上記の発明において、前記構成部交換工程が、前記新構成部と前記新制御盤とを、前記信号変換装置を介さずに通信可能に接続することを特徴とする。
【0009】
また、この発明にかかる交換工事方法は、複数の構成部を備えたエレベーターにおいて、当該構成部と接続して当該構成部を制御する制御盤を、当該制御盤とは別の種類の新制御盤に交換し、かつ、当該構成部を交換する工事をおこなう交換工事方法であって、前記制御盤と前記構成部との接続を切り離し、当該制御盤を取り外す第1の工程と、前記構成部が出力する信号を、当該信号と同じ意味の信号であって、前記新制御盤が理解できる別の信号へ変換する信号変換装置を、前記構成部に接続するとともに、当該信号変換装置を前記新制御盤に接続する第2の工程と、前記第2の工程による接続の動作確認をおこなう第3の工程と、を有する制御盤交換工程と、前記制御盤交換工程による制御盤の交換が完了した後に、前記構成部の少なくとも一つと前記信号変換装置との接続を切り離し、当該構成部とは別の構成部であって、前記新制御盤が理解できる信号を出力する新構成部を、前記新制御盤に接続する第4の工程と、前記第4の工程による接続の動作確認をおこなう第5の工程と、を有する構成部交換工程と、を含んだことを特徴とする。
【0010】
また、この発明にかかる交換工事方法は、複数の構成部を備えたエレベーターにおいて、当該構成部と接続して当該構成部を制御する制御盤を、当該制御盤とは別の種類の新制御盤に交換し、かつ、当該構成部を交換する工事をおこなう交換工事方法であって、前記制御盤と前記構成部との接続を切り離し、当該制御盤を取り外す第1の工程と、前記新制御盤が出力する信号を、当該信号と同じ意味の信号であって、前記構成部が理解できる別の信号へ変換する信号変換装置を、前記構成部に接続するとともに、当該信号変換装置を前記新制御盤に接続する第2の工程と、前記第2の工程による接続の動作確認をおこなう第3の工程と、を有する制御盤交換工程と、前記制御盤交換工程による制御盤の交換が完了した後に、前記構成部の少なくとも一つと前記信号変換装置との接続を切り離し、当該構成部とは別の構成部であって、前記新制御盤が理解できる信号を出力する新構成部を、前記新制御盤に接続する第4の工程と、前記第4の工程による接続の動作確認をおこなう第5の工程と、を有する構成部交換工程と、を含んだことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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