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公開番号2025169541
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2024074309
出願日2024-05-01
発明の名称植物の開花時期制御方法および開花時期が制御された植物の作出方法
出願人NTT株式会社,国立大学法人東京科学大学
代理人個人,個人
主分類A01H 1/00 20060101AFI20251107BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】植物の開花時期制御方法および開花時期が制御された植物の作出方法を提供する。
【解決手段】植物の開花時期制御方法であって、前記植物のppGpp含有量が調節された改変植物を作製することを含む方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
植物の開花時期制御方法であって、
前記植物のppGpp含有量が調節された改変植物を作製することを含む
方法。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記ppGpp含有量が調節された改変植物を作製することが、ppGpp量を減少させた改変植物を作製することを含み、前記植物の開花時期がppGpp含有量を減少させていない前記植物と比べて早くなる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ppGpp量を減少させた改変植物を作製することが、前記植物のRSH遺伝子のうち一つまたは複数を欠損させることを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ppGpp量を減少させた改変植物を作製することが、前記植物が有する、(p)ppGpp合成酵素活性を有するRSH遺伝子すべてを欠損させることを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記ppGpp量を減少させた改変植物を作製することが、RSH1、RSH2、RSH3、およびCRSHを欠損させることを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記ppGpp含有量が調節された改変植物を作製することが、ppGpp量を増大させた改変植物を作製することを含み、前記植物の開花時期がppGpp含有量を増大させていない前記植物と比べて遅くなる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ppGpp量を増大させた改変植物を作製することが、RSH遺伝子を過剰発現する改変植物を作製することを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の方法を用いて、対象植物の開花時期を制御することを含む、開花時期が制御された植物の作出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、植物の開花時期制御方法および開花時期が制御された植物の作出方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
作物生産において、植物の開花時期は、生長量や収量と強く関連しており、収穫時期を決定する主要因でもある。生産量の安定化及び収穫時期の適正化を目的として、開花時期を制御する技術の確立が求められている。
【0003】
これまでに、光照射や遮光による日長制御(非特許文献1)、または温度制御(非特許文献2)により開花時期を制御する技術が知られている。また、花芽形成に関わる遺伝子の機能を遺伝子工学的手法により改変して開花時期を制御する技術も知られている(非特許文献3)。
【0004】
花芽形成を制御する遺伝子の機能を改変した植物では、これに適した日長・温度条件に制御を行ったとしても、花芽形成の阻害や大幅な遅延が生じて種子が形成されず、採種に長期間を要する場合がある。その結果、遺伝子型の固定や種子増殖の効率が著しく低下し、作出した植物の品種化が遅延するという問題が生じていた。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
キク電照栽培用 光源選定・導入のてびき、2014年3月、農林水産省委託プロジェクト「国産農産物の革新的低コスト実現プロジェクト」「光花きコンソーシアム」編(https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/files/light_source_guidance_201403.pdf)
春化処理によるナバナ「はるの輝」の早春どり作型、東北農業研究センター 平成8年度研究成果情報(https://www.naro.affrc.go.jp/org/tarc/seika/jyouhou/H08/tnaes96085.html)
Overexpression of Arabidopsis FT gene in apple leads to perpetual flowering. Plant Biotechnology 31, 11-20 (2014), DOI: 10.5511/plantbiotechnology.13.0912a
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、植物の開花時期制御方法および開花時期が制御された植物の作出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、植物の開花時期制御方法であって、前記植物のppGpp含有量が調節された改変植物を作製することを含む方法である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によると、植物の開花時期制御方法および開花時期が制御された植物の作出方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
野生型(WT)、RSH3過剰発現植物(RSH3ox2)、およびRSH遺伝子四重変異体(quadruple)における、抽苔が観察された播種後日数を示す。野生型は6個体、RSH3過剰発現植物は4個体、RSH遺伝子四重変異体は8個体を対象に抽苔時期を調査し、箱ひげ図として抽苔が観察された播種後日数を示した。図中の〇は外れ値、×は平均値を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の非限定的な実施形態を説明する。本開示は以下の実施形態における例示に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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