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公開番号2025169526
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2024074272
出願日2024-05-01
発明の名称電源制御装置および電源制御プログラム
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 1/00 20060101AFI20251107BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】バックアップ制御に必要な電力の不足を解消できる電源制御装置および電源制御プログラムを提供する。
【解決手段】実施形態に係る電源制御装置は、コントローラを備える。コントローラは、車両に搭載される第1電源と、第1電源が失陥した場合のバックアップ制御用の第2電源とのうち、少なくともいずれか一方から電力供給を受けて動作する。コントローラは、車両がバックアップ制御を必要としない走行状態の場合、第2電源からコントローラへの電力供給を停止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される第1電源と、前記第1電源が失陥した場合のバックアップ制御用の第2電源とのうち、少なくともいずれか一方から電力供給を受けて動作するコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記車両が前記バックアップ制御を必要としない走行状態の場合、前記第2電源から前記コントローラへの電力供給を停止する
電源制御装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記バックアップ制御を必要としない走行状態は、非自動運転状態である
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記車両が前記非自動運転状態の場合、前記第2電源の電圧が前記第1電源の電圧よりも高ければ、前記第2電源から前記コントローラへの電力供給を停止する
請求項2に記載の電源制御装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記車両が自動運転状態の場合、前記第1電源と前記第2電源とから前記コントローラに電力供給する
請求項2に記載の電源制御装置。
【請求項5】
前記第2電源から前記コントローラへの給電経路に設けられるスイッチを備え、
前記コントローラは、
前記第2電源から前記コントローラへの電力供給を停止する場合、前記スイッチを遮断する
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項6】
前記第1電源と前記第2電源とから前記コントローラに電力供給する電源を選択する電源回路を備え、
前記コントローラは、
前記車両が前記バックアップ制御を必要としない走行状態の場合、前記第1電源を選択するように前記電源回路に指示する
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項7】
車両に搭載される第1電源と、前記第1電源が失陥した場合のバックアップ制御用の第2電源とのうち、少なくともいずれか一方から電力供給を受けて動作するコントローラに、前記車両が前記バックアップ制御を必要としない走行状態の場合、前記第2電源から前記コントローラへの電力供給を停止する手順を実行させる
電源制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、電源制御装置および電源制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
冗長化が必要な電源制御装置では、制御を司るマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と記載する)にメイン電源とバックアップ電源との両方から電力が供給される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-20102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、一般的な電源制御装置は、メイン電源の電圧よりもバックアップ電源の電圧の方が高い場合、電圧が高い方のバックアップ電源からマイコンに電力が供給されるので、バックアップ電源の充電残量が減少する。そのため、電源制御装置は、メイン電源が失陥した場合に、バックアップ電源によって行うバックアップ制御に必要な電力が不足するおそれがある。
【0005】
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、バックアップ制御に必要な電力の不足を解消できる電源制御装置および電源制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係る電源制御装置は、コントローラを備える。前記コントローラは、車両に搭載される第1電源と、前記第1電源が失陥した場合のバックアップ制御用の第2電源とのうち、少なくともいずれか一方から電力供給を受けて動作する。前記コントローラは、前記車両が前記バックアップ制御を必要としない走行状態の場合、前記第2電源から前記コントローラへの電力供給を停止する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態に係る電源制御装置は、車両がバックアップ制御を必要としない走行状態の場合、第2電源からコントローラへの電力供給を停止するので、第2電源の充電残量が減少することを抑制できる。これにより、実施形態に係る電源制御装置は、バックアップ制御に必要な電力の不足を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る電源制御装置の構成例を示す説明図である。
図2は、第1実施形態に係る電源制御装置の動作例を示す説明図である。
図3は、第1実施形態に係る電源制御装置の動作例を示す説明図である。
図4は、第1実施形態に係る電源制御装置の動作例を示す説明図である。
図5は、第1実施形態に係る電源制御装置の動作例を示す説明図である。
図6は、第1実施形態に係るコントローラが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、第2実施形態に係る電源制御装置の構成例を示す説明図である。
図8は、第2実施形態に係る電源回路の構成を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、電源制御装置および電源制御プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。以下では、自動運転機能を備える車両に搭載されて負荷へ電力を供給する電源制御装置を例に挙げて説明するが、実施形態に係る電源制御装置は、自動運転機能を備えていない車両に搭載されてもよい。また、実施形態に係る電源制御装置は、車両以外に搭載されてもよい。
【0010】
また、以下では、電源制御装置が搭載される車両が電気自動車またはハイブリッド自動車である場合について説明するが、電源制御装置が搭載される車両は、内燃機関によって走行するエンジン自動車であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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