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公開番号2025167890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024072890
出願日2024-04-26
発明の名称標的タンパク質に付加されるためのタンパク質
出願人国立大学法人 東京大学,国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07K 19/00 20060101AFI20251030BHJP(有機化学)
要約【課題】標的タンパク質の安定化若しくは構造解析の容易化のための新規なタンパク質を提供する。
【解決手段】タンパク質は、標的タンパク質に付加されるためのタンパク質であって、中央ドメイン、第1周縁ドメイン、及び第2周縁ドメインを含む所定の3次構造を形成し、中央ドメイン、第1周縁ドメイン、及び第2周縁ドメインは、それぞれ、複数のヘリックスによって形成される疎水性コアを含み、中央ドメインの疎水性コアは、第1周縁ドメインに含まれる少なくとも1つのヘリックス及び第2周縁ドメインに含まれる少なくとも1つのヘリックスを含む複数のヘリックスによって形成される。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
標的タンパク質に付加されるためのタンパク質であって、
前記タンパク質は、中央ドメイン、第1周縁ドメイン、及び第2周縁ドメインを含む所定の3次構造を形成し、
前記中央ドメイン、前記第1周縁ドメイン、及び前記第2周縁ドメインは、それぞれ、複数のヘリックスによって形成される疎水性コアを含み、
前記中央ドメインの前記疎水性コアは、前記第1周縁ドメインに含まれる少なくとも1つのヘリックス及び前記第2周縁ドメインに含まれる少なくとも1つのヘリックスを含む複数のヘリックスによって形成される、
タンパク質。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1周縁ドメインは、前記第1周縁ドメインの表面のアミノ酸残基のうち、90%以上のアミノ酸残基が親水性アミノ酸であり、前記第1周縁ドメインの前記疎水性コアの内部のアミノ酸残基のうち、90%以上のアミノ酸残基が疎水性アミノ酸である、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項3】
前記第2周縁ドメインは、前記第2周縁ドメインの表面のアミノ酸残基のうち、90%以上のアミノ酸残基が親水性アミノ酸であり、前記第2周縁ドメインの前記疎水性コアの内部のアミノ酸残基のうち、90%以上のアミノ酸残基が疎水性アミノ酸である、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項4】
前記第1周縁ドメインを形成するヘリックス及び前記第2周縁ドメインを形成するヘリックスは、10~40のアミノ酸残基からなる、請求項1~3のいずれか一項に記載のタンパク質。
【請求項5】
前記中央ドメインを形成するヘリックスは、前記第1周縁ドメイン及び前記第2周縁ドメインを形成するヘリックスよりもアミノ酸数が少ない少なくとも1つのヘリックスを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のタンパク質。
【請求項6】
前記第1周縁ドメインは、6~12のヘリックスによって形成され、
前記第2周縁ドメインは、前記第1周縁ドメインを形成する前記6~12のヘリックスと全て異なる、6~12のヘリックスによって形成される、
請求項1~3のいずれか一項に記載のタンパク質。
【請求項7】
前記第1周縁ドメインを形成するヘリックスの本数と、前記第2周縁ドメインを形成するヘリックスの本数は、同一である、請求項6に記載のタンパク質。
【請求項8】
前記所定の三次構造は、N末端側から順に、前記第1周縁ドメイン、前記中央ドメイン、及び前記第2周縁ドメインを含み、
前記第1周縁ドメインを形成するヘリックスは、前記標的タンパク質に含まれる第1標的ヘリックスと接続して、一連のヘリックスを形成する第1接続ヘリックスを含み、
前記第2周縁ドメインを形成するヘリックスは、前記標的タンパク質に含まれる第2標的ヘリックスと接続して、一連のヘリックスを形成する第2接続ヘリックスを含む、
請求項1~3のいずれか一項に記載のタンパク質。
【請求項9】
前記標的タンパク質は、Gタンパク質共役受容体であり、
前記第1接続ヘリックスは、前記Gタンパク質共役受容体の第5番目の膜貫通ドメインである前記第1標的ヘリックスと接続して、一連のヘリックスを形成し、
前記第2接続ヘリックスは、前記Gタンパク質共役受容体の第6番目の膜貫通ドメインである前記第2標的ヘリックスと接続して、一連のヘリックスを形成する、
請求項8に記載のタンパク質。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、標的タンパク質に付加されるためのタンパク質に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、標的タンパク質の安定化若しくは構造解析の容易化のために、標的タンパク質に所定のタンパク質を付加させる技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-127333号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されている膜タンパク質構造解析用タンパク質構造体は、膜タンパク質の精製、結晶化、及び構造解析において共通に利用可能な汎用性のある構造体であるため、標的タンパク質の安定化若しくは構造解析の容易化に適さない場合があった。
【0005】
また、標的タンパク質の安定化若しくは構造解析の容易化のために、bRILタンパク質又はT4リゾチームを標的タンパク質に付加させる技術が知られているが、当該技術では、標的タンパク質の安定化若しくは構造解析の容易化は限定的であった。
【0006】
そこで、本発明は、標的タンパク質の安定化若しくは構造解析の容易化のための新規なタンパク質を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下のとおりである。
[1]
標的タンパク質に付加されるためのタンパク質であって、
タンパク質は、中央ドメイン、第1周縁ドメイン、及び第2周縁ドメインを含む所定の3次構造を形成し、
中央ドメイン、第1周縁ドメイン、及び第2周縁ドメインは、それぞれ、複数のヘリックスによって形成される疎水性コアを含み、
中央ドメインの疎水性コアは、第1周縁ドメインに含まれる少なくとも1つのヘリックス及び第2周縁ドメインに含まれる少なくとも1つのヘリックスを含む複数のヘリックスによって形成される、
タンパク質。
[2]
第1周縁ドメインは、第1周縁ドメインの表面のアミノ酸残基のうち、90%以上のアミノ酸残基が親水性アミノ酸であり、第1周縁ドメインの疎水性コアの内部のアミノ酸残基のうち、90%以上のアミノ酸残基が疎水性アミノ酸である、[1]に記載のタンパク質。
[3]
第2周縁ドメインは、第2周縁ドメインの表面のアミノ酸残基のうち、90%以上のアミノ酸残基が親水性アミノ酸であり、第2周縁ドメインの疎水性コアの内部のアミノ酸残基のうち、90%以上のアミノ酸残基が疎水性アミノ酸である、[1]又は[2]に記載のタンパク質。
[4]
第1周縁ドメインを形成するヘリックス及び第2周縁ドメインを形成するヘリックスは、10~40のアミノ酸残基からなる、[1]~[3]のいずれか一項に記載のタンパク質。
[5]
中央ドメインを形成するヘリックスは、第1周縁ドメイン及び第2周縁ドメインを形成するヘリックスよりもアミノ酸数が少ない少なくとも1つのヘリックスを含む、[1]~[4]のいずれか一項に記載のタンパク質。
[6]
第1周縁ドメインは、6~12のヘリックスによって形成され、
第2周縁ドメインは、第1周縁ドメインを形成する6~12のヘリックスと全て異なる、6~12のヘリックスによって形成される、
[1]~[5]のいずれか一項に記載のタンパク質。
[7]
第1周縁ドメインを形成するヘリックスの本数と、第2周縁ドメインを形成するヘリックスの本数は、同一である、[1]~[6]のいずれか一項に記載のタンパク質。
[8]
所定の三次構造は、N末端側から順に、第1周縁ドメイン、中央ドメイン、及び第2周縁ドメインを含み、
第1周縁ドメインを形成するヘリックスは、標的タンパク質に含まれる第1標的ヘリックスと接続して、一連のヘリックスを形成する第1接続ヘリックスを含み、
第2周縁ドメインを形成するヘリックスは、標的タンパク質に含まれる第2標的ヘリックスと接続して、一連のヘリックスを形成する第2接続ヘリックスを含む、
[1]~[7]のいずれか一項に記載のタンパク質。
[9]
標的タンパク質は、Gタンパク質共役受容体であり、
第1接続ヘリックスは、Gタンパク質共役受容体の第5番目の膜貫通ドメインである第1標的ヘリックスと接続して、一連のヘリックスを形成し、
第2接続ヘリックスは、Gタンパク質共役受容体の第6番目の膜貫通ドメインである第2標的ヘリックスと接続して、一連のヘリックスを形成する、
[1]~[8]のいずれか一項に記載のタンパク質。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、標的タンパク質の安定化若しくは構造解析の容易化のための新規なタンパク質を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
付加タンパク質100の構造を示す図である。
付加タンパク質100の構造を示す図である。
付加タンパク質100の構造を示す図である。
付加タンパク質100の構造を示す図である。
付加タンパク質に含まれるヘリックスの位置関係を模式的に示した図である。
第1周縁ドメインを形成するヘリックスを模式的に示す図である。
第1周縁ドメインを形成するヘリックスを模式的に示す図である。
第1周縁ドメインを形成するヘリックスを模式的に示す図である。
第1周縁ドメインを形成するヘリックスを模式的に示す図である。
第2周縁ドメインを形成するヘリックスを模式的に示す図である。
第2周縁ドメインを形成するヘリックスを模式的に示す図である。
第2周縁ドメインを形成するヘリックスを模式的に示す図である。
第2周縁ドメインを形成するヘリックスを模式的に示す図である。
付加タンパク質100の設計方法の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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