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公開番号2025167808
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024072735
出願日2024-04-26
発明の名称自動分析装置および自動分析装置の制御方法
出願人日本電子株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 35/02 20060101AFI20251030BHJP(測定;試験)
要約【課題】優先度が高い検体を迅速に処理できる自動分析装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る自動分析装置は、複数の前処理容器を保持する第1ターンテーブルと、検体と前処理液を前処理容器に分注して前処理検体を作成する第1分注プローブと、複数の反応容器を保持する第2ターンテーブルと、前処理容器から前処理検体を吸引し、反応容器に分注する第2分注プローブと、反応容器に収容された前処理検体を測定する測定部と、前処理容器に収容された前処理検体が反応容器に分注可能となった場合に、前処理検体の優先度に基づいて、第2分注プローブに前処理検体を分注させる順序を決定する管理部と、管理部によって決定された順序にしたがって、第2分注プローブに前処理検体を分注させる制御部と、を含む。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
複数の前処理容器を保持する第1ターンテーブルと、
検体と前処理液を前記前処理容器に分注して前処理検体を作成する第1分注プローブと、
複数の反応容器を保持する第2ターンテーブルと、
前記前処理容器から前処理検体を吸引し、前記反応容器に分注する第2分注プローブと、
前記反応容器に収容された前処理検体を測定する測定部と、
前記前処理容器に収容された前処理検体が前記反応容器に分注可能となった場合に、前処理検体の優先度に基づいて、前記第2分注プローブに前処理検体を分注させる順序を決定する管理部と、
前記管理部によって決定された順序にしたがって、前記第2分注プローブに前処理検体を分注させる制御部と、
を含む、自動分析装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記前処理容器に収容された前処理検体を撹拌する撹拌機構を含み、
前記前処理容器に収容された前処理検体は、前記撹拌機構によって撹拌された後に、前記反応容器に分注可能となる、自動分析装置。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記前処理容器に分注された第1前処理検体が前記反応容器に分注可能となった後に、前記第1前処理検体よりも優先度が高い第2前処理検体が前記反応容器に分注可能となった場合に、前記管理部は、前記第2前処理検体の順番を前記第1前処理検体の順番よりも前にする、自動分析装置。
【請求項4】
請求項1または2において、
前記管理部は、前記前処理容器に収容された第1前処理検体が所定の位置に到達しても前記第2分注プローブによって前記第1前処理検体が分注されていない場合に、前記第1前処理検体の優先度を第1優先度から前記第1優先度よりも高い第2優先度に変更する、自動分析装置。
【請求項5】
請求項1または2において、
前記管理部は、前記前処理容器に第1前処理検体が分注されてから所定サイクル経過しても、前記第2分注プローブによって前記第1前処理検体が分注されていない場合に、前記第1前処理検体の優先度を第1優先度から前記第1優先度よりも高い第2優先度に変更する、自動分析装置。
【請求項6】
請求項1または2において、
前記第1ターンテーブルにおいて、前記前処理容器は、前処理検体が前記前処理容器に分注される分注位置から、所定の数の位置を経由して、前処理検体が前記反応容器に分注可能となる分注可能位置に到達し、
前記第1ターンテーブルにおいて、前記前処理容器は、第1位置から前記所定の数の位置を経由して、前記前処理容器の洗浄が開始される洗浄開始位置に到達し、
前記前処理容器は、第2位置の次に前記洗浄開始位置に到達し、
前記管理部は、前記分注位置から前記分注可能位置の1つ前の位置までに前処理検体が配置されている場合に、前記第1位置から前記第2位置までに配置された前処理検体の優先度を第1優先度から前記第1優先度よりも高い第2優先度に変更する、自動分析装置。
【請求項7】
請求項1または2において、
前記第2ターンテーブルは、複数の第1反応容器が配列された第1ラインと、複数の第2反応容器が配列された第2ラインと、を有し、
前記制御部は、優先度が第1優先度よりも低い前処理検体を、前記第1反応容器に分注させ、優先度が前記第1優先度と同じおよび前記第1優先度よりも高い前処理検体を、前記第2反応容器に分注させる、自動分析装置。
【請求項8】
複数の前処理容器を保持する第1ターンテーブルと、
検体と前処理液を前記前処理容器に分注して前処理検体を作成する第1分注プローブと、
複数の反応容器を保持する第2ターンテーブルと、
前記前処理容器から前処理検体を吸引し、前記反応容器に分注する第2分注プローブと、
前記反応容器に収容された前処理検体を測定する測定部と、
を含む、自動分析装置の制御方法であって、
前記前処理容器に収容された前処理検体が前記反応容器に分注可能となった場合に、前処理検体の優先度に基づいて、前記第2分注プローブに前処理検体を分注させる順序を決定する工程と、
決定された順序にしたがって、前記第2分注プローブに前処理検体を分注させる工程と、
を含む、自動分析装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動分析装置および自動分析装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
自動分析装置では、血液や尿などの生体試料(検体)の定性分析および定量分析を行うことができる。例えば、特許文献1には、血液や尿などの検体に含まれる各種成分を分析する生化学分析装置が開示されている。特許文献1では、検体を希釈した後、反応容器に分注し、検体と分析項目に応じた試薬とを反応容器内で混合して反応させる。その後、反応容器に分注された希釈検体の吸光度を測定し、吸光度を濃度に換算することによって、検体に含まれる測定対象物質の分析を行っている
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-129393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような自動分析装置では、装置に投入された順序で検体の処理が進むため、優先度が高い検体を迅速に処理することができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る自動分析装置の一態様は、
複数の前処理容器を保持する第1ターンテーブルと、
検体と前処理液を前記前処理容器に分注して前処理検体を作成する第1分注プローブと、
複数の反応容器を保持する第2ターンテーブルと、
前記前処理容器から前処理検体を吸引し、前記反応容器に分注する第2分注プローブと、
前記反応容器に収容された前処理検体を測定する測定部と、
前記前処理容器に収容された前処理検体が前記反応容器に分注可能となった場合に、前処理検体の優先度に基づいて、前記第2分注プローブに前処理検体を分注させる順序を決定する管理部と、
前記管理部によって決定された順序にしたがって、前記第2分注プローブに前処理検体を分注させる制御部と、
を含む。
【0006】
このような自動分析装置では、管理部は、前処理容器に収容された前処理検体が反応容器に分注可能となった場合に、前処理検体の優先度に基づいて、第2分注プローブに前処理検体を分注させる順序を決定する。そのため、このような自動分析装置では、優先度が低い検体が優先度が高い検体よりも先に前処理容器に分注された場合でも、優先度が高い検体を優先度が低い検体よりも先に反応容器に分注できる。したがって、このような自動分析装置では、優先度が高い検体を迅速に処理できる。
【0007】
本発明に係る自動分析装置の制御方法の一態様は、
複数の前処理容器を保持する第1ターンテーブルと、
検体と前処理液を前記前処理容器に分注して前処理検体を作成する第1分注プローブと、
複数の反応容器を保持する第2ターンテーブルと、
前記前処理容器から前処理検体を吸引し、前記反応容器に分注する第2分注プローブと、
前記反応容器に収容された前処理検体を測定する測定部と、
を含む、自動分析装置の制御方法であって、
前記前処理容器に収容された前処理検体が前記反応容器に分注可能となった場合に、前処理検体の優先度に基づいて、前記第2分注プローブに前処理検体を分注させる順序を決定する工程と、
決定された順序にしたがって、前記第2分注プローブに前処理検体を分注させる工程と、
を含む。
【0008】
このような自動分析装置の制御方法は、前処理容器に収容された前処理検体が反応容器に分注可能となった場合に、前処理検体の優先度に基づいて、第2分注プローブに前処理検体を分注させる順序を決定する工程を含む。そのため、このような自動分析装置の制御方法では、優先度が低い検体が優先度が高い検体よりも先に前処理容器に分注された場合でも、優先度が高い検体を優先度が低い検体よりも先に反応容器に分注できる。したがって、このような自動分析装置の制御方法では、優先度が高い検体を迅速に処理できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る自動分析装置の構成の一例を示す図。
制御装置の構成を示す図。
自動分析装置の基本サイクルを説明するための図。
自動分析装置の基本動作を説明するための図。
希釈ターンテーブルの動作を説明するための図。
希釈ターンテーブルの動作を説明するための図。
希釈ターンテーブルの動作を説明するための図。
希釈ターンテーブルの管理レジスタを説明するための図。
展開レジスタを説明するための図。
展開レジスタを説明するための図。
希釈ターンテーブルの動作を説明するための図。
3サイクル目の管理レジスタと展開レジスタを示す図。
6サイクル目の管理レジスタと展開レジスタを示す図。
7サイクル目の管理レジスタと展開レジスタを示す図。
8サイクル目の管理レジスタと展開レジスタを示す図。
管理レジスタの状態の一例を示す図。
nサイクルにおける管理レジスタおよび展開レジスタの状態を示す図。
n+1サイクルにおける管理レジスタおよび展開レジスタの状態を示す図。
n+2サイクルにおける管理レジスタおよび展開レジスタの状態を示す図。
管理レジスタの状態の一例を示す図。
管理部の処理の一例を示すフローチャート。
nサイクルにおける管理レジスタの状態を示す図。
n+1サイクルにおける管理レジスタの状態を示す図。
n+1サイクルにおける管理レジスタの状態を示す図。
n+2サイクルにおける管理レジスタの状態を示す図。
n+3サイクルにおける管理レジスタの状態を示す図。
第3実施形態に係る自動分析装置の構成の一例を示す図。
展開レジスタの状態の一例を示す図。
nサイクルにおける管理レジスタの状態を示す図。
n+1サイクルにおける管理レジスタの状態を示す図。
n+5サイクルにおける管理レジスタの状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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