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公開番号2025167315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024071809
出願日2024-04-25
発明の名称放射線画像処理装置、放射線画像処理システム、放射線画像処理方法及びプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類A61B 6/46 20240101AFI20251030BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】読影が容易にできる合成画像を取得可能な放射線画像処理装置、放射線画像処理システム、放射線画像処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】放射線画像処理装置として機能するコンソール30は、被写体に対し、それぞれ異なる撮影条件で撮影した複数の放射線画像を取得する画像取得部として機能する制御部31と、複数の放射線画像のうち少なくとも一の放射線画像の画素値を補正する画素値補正部、複数の放射線画像を合成して一の合成画像を取得する画像合成部として機能する画像処理部36と、を備え、複数の放射線画像の各々の放射線画像は、少なくとも一つ以上の他の放射線画像との画像重複領域を有し、画素値補正部は、少なくとも一の放射線画像の画素値の最大値が、画像の階調の最大値以下となるように画素値を補正する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
被写体に対し、それぞれ異なる撮影条件で撮影した複数の放射線画像を取得する画像取得部と、
前記複数の放射線画像のうち少なくとも一の放射線画像の画素値を補正する画素値補正部と、
前記複数の放射線画像を合成して一の合成画像を取得する画像合成部と、を備え、
前記複数の放射線画像の各々の放射線画像は、少なくとも一つ以上の他の放射線画像との画像重複領域を有し、
前記画素値補正部は、前記少なくとも一の放射線画像の画素値の最大値が、画像の階調の最大値以下となるように画素値を補正する放射線画像処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
複数の前記撮影条件からmAs値を取得する撮影条件取得部を備え、
前記画素値補正部は、前記mAs値に基づいて前記少なくとも一の放射線画像の画素値を補正する請求項1に記載の放射線画像処理装置。
【請求項3】
前記画素値補正部は、前記複数の放射線画像のうち前記mAs値が最も低い放射線画像の画素値を基準として、他の放射線画像の画素値を補正する請求項2に記載の放射線画像処理装置。
【請求項4】
前記画素値補正部は、補正後の前記少なくとも一の放射線画像の画素値が小数となった場合に、全ての放射線画像の画素値を所定の係数倍することで、全ての放射線画像の画素値を整数とする請求項1に記載の放射線画像処理装置。
【請求項5】
前記合成画像及び前記複数の放射線画像を表示部に表示させる表示制御部を備え、
前記表示制御部は、前記複数の放射線画像のうち、前記画素値補正部による前記少なくとも一の放射線画像の画素値の補正の基準とした放射線画像を識別可能に、前記表示部に表示させる請求項1に記載の放射線画像処理装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の放射線画像処理装置と、
放射線を発生させる放射線発生装置と、
前記放射線発生装置が発生させた放射線を受けることで放射線画像を生成する放射線撮影装置と、を備える放射線画像処理システム。
【請求項7】
被写体に対し、それぞれ異なる撮影条件で撮影した複数の放射線画像を取得する画像取得ステップと、
前記複数の放射線画像のうち少なくとも一の放射線画像の画素値を補正する画素値補正ステップと、
前記複数の放射線画像を合成して一の合成画像を取得する画像合成ステップと、を備え、
前記複数の放射線画像の各々の放射線画像は、少なくとも一つ以上の他の放射線画像との画像重複領域を有し、
前記画素値補正ステップは、前記少なくとも一の放射線画像の画素値の最大値が、画像の階調の最大値以下となるように画素値を補正する放射線画像処理方法。
【請求項8】
コンピューターを、
被写体に対し、それぞれ異なる撮影条件で撮影した複数の放射線画像を取得する画像取得部、
前記複数の放射線画像のうち少なくとも一の放射線画像の画素値を補正する画素値補正部、
前記複数の放射線画像を合成して一の合成画像を取得する画像合成部、として機能させるプログラムであって、
前記複数の放射線画像の各々の放射線画像は、少なくとも一つ以上の他の放射線画像との画像重複領域を有し、
前記画素値補正部は、前記少なくとも一の放射線画像の画素値の最大値が、画像の階調の最大値以下となるように画素値を補正するプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線画像処理装置、放射線画像処理システム、放射線画像処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、放射線源の照射方向を体軸方向に変えることで得た複数の画像を合成させた合成画像を作成する方法(いわゆる首振り長尺)が知られている。
【0003】
当該方法においては、放射線を複数回被写体に曝射する必要がある。そのため、被写体に健康上の悪影響が生じるおそれがある。そこで、例えば特許文献1及び2には、画像撮影の度に撮影条件を変更することで曝射の影響を抑えて、画像合成時に各画像の画素値を自動で補正する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5759405号公報
特許第4754812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1及び2には、画素値補正の具体的な方法については記載されていない。そのため、合成画像の画素値が階調の最大値以上となって(いわゆる濃度飽和)黒潰れを起こし、読影が困難になり得る。
【0006】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものである。その目的は、読影が容易にできる合成画像を取得可能な放射線画像処理装置、放射線画像処理システム、放射線画像処理方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、放射線画像処理装置であって、
被写体に対し、それぞれ異なる撮影条件で撮影した複数の放射線画像を取得する画像取得部と、
前記複数の放射線画像のうち少なくとも一の放射線画像の画素値を補正する画素値補正部と、
前記複数の放射線画像を合成して一の合成画像を取得する画像合成部と、を備え、
前記複数の放射線画像の各々の放射線画像は、少なくとも一つ以上の他の放射線画像との画像重複領域を有し、
前記画素値補正部は、前記少なくとも一の放射線画像の画素値の最大値が、画像の階調の最大値以下となるように画素値を補正する。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放射線画像処理装置であって、
複数の前記撮影条件からmAs値を取得する撮影条件取得部を備え、
前記画素値補正部は、前記mAs値に基づいて前記少なくとも一の放射線画像の画素値を補正する。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の放射線画像処理装置であって、
前記画素値補正部は、前記複数の放射線画像のうち前記mAs値が最も低い放射線画像の画素値を基準として、他の放射線画像の画素値を補正する。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の放射線画像処理装置であって、
前記画素値補正部は、補正後の前記少なくとも一の放射線画像の画素値が小数となった場合に、全ての放射線画像の画素値を所定の係数倍することで、全ての放射線画像の画素値を整数とする。
(【0011】以降は省略されています)

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