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公開番号2025167287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024071763
出願日2024-04-25
発明の名称容器
出願人三甲株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B65D 6/18 20060101AFI20251030BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】組立状態としたときに、コーナー部における側壁部同士の隙間を塞ぐことができ、容器内からの内容物の飛び出しや、容器内へのゴミなどの進入を防ぐことができる容器を提供する。
【解決手段】容器(1)は、一対の第1土台部(11B)と、一対の第2土台部(11C)とを具備する底壁構成部(11)を備え、底壁構成部は、一対の第1土台部の両端部から第2土台部の上方に突出する補助突部(18)を有し、第1側壁部(12)は、折畳状態において補助突部を受容可能な一対の凹部(35)と、凹部の内側の側縁に配置される一対の側部突出部(37)と、凹部の上方側に配置される一対の上部突出部(38)と、を備え、第2側壁部(13)は、組立状態にて、一対の側部突出部および一対の上部突出部の内方側の面と当接または近接する一対のカバー突部(43)を備える。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
平面視略矩形状の底壁部と、前記底壁部の相対する一対の側辺部からそれぞれ上方に突出する一対の第1土台部と、前記底壁部の相対する一対の側辺部からそれぞれ上方に突出し前記第1土台部よりも高さが低い一対の第2土台部とを具備する底壁構成部と、
前記第1土台部に対して、回動可能に連結された第1側壁部と、
前記第2土台部に対して、回動可能に連結された第2側壁部と、
を備え、
前記底壁構成部は、一対の前記第1土台部の両端部から前記第2土台部の上方に突出し、前記第2土台部の上面側と連結されている補助突部を有し、
前記第1側壁部と前記第2側壁部とを内側に回動させることにより前記第1側壁部と前記第2側壁部とを折り畳む折畳状態と、前記折畳状態から前記第1側壁部と前記第2側壁部とを起立させた組立状態と、に状態変位が可能であり、
前記第1側壁部は、
内面の両側辺部から内方側に突出する一対の規制壁部と、
前記折畳状態において前記補助突部を受容可能な一対の凹部と、
内面から前記規制壁部の突出方向に突出し、前記凹部の前記規制壁部に対して内側の側縁に配置される一対の側部突出部と、
一対の前記側部突出部の前記規制壁部側の端縁から連続して設けられ、内面から前記規制壁部の突出方向に突出し、前記凹部の上方側に配置される一対の上部突出部と、を備え、
前記第2側壁部は、
前記組立状態において、外面の両側部に前記規制壁部と当接または近接する一対の被規制壁部と、
内面から内方側に突出して形成され、前記組立状態にて、一対の前記側部突出部および一対の前記上部突出部の内方側の面と当接または近接して、一対の前記凹部を塞ぐことが可能な一対のカバー突部と、を備え、
前記折畳状態から前記組立状態とする場合、前記第1側壁部を起立させてから前記第2側壁部を起立させて前記組立状態とする、
ことを特徴とする容器。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記上部突出部は、前記組立状態にて、前記第1側壁部の側辺部側に向かうにつれて外側斜め上方へ傾斜し、
前記側部突出部および前記上部突出部は、前記組立状態にて、内方側に向かう方向の先端縁部から前記第1側壁部の前記内面に近づくにつれて広がるように傾斜する突出部傾斜面を有し、
前記カバー突部は、前記組立状態にて、内方側に向かう方向の先端縁部から前記第2側壁部の前記内面に近づくにつれて上端面および前記第2側壁部の側辺に対して内側の側面が広がるように傾斜するカバー突部傾斜面を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記底壁部は、前記第2側壁部を前記折畳状態にした場合に、一対の前記カバー突部を受容する一対の受容凹部を有する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記第1土台部および前記補助突部は、内側上端縁部に段差を形成するように設けられた底壁重複部を有し、
前記第1側壁部および第2側壁部は、内側下端縁に前記段差に嵌まり込むように突出する側壁重複部を有し、
前記組立状態において、前記底壁重複部と前記側壁重複部とが水平方向で対向し、
前記カバー突部および前記側部突出部の内側下端縁が前記底壁重複部と水平方向で対向する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
折り畳み可能な容器が種々提案されている。特許文献1に記載されたコンテナでは、底壁のコーナー部には、第1土手部の長手方向の両端部を第2土手部側に直角曲げしてなる土手補強部が設けられている。土手補強部は、第2土手部側を向きかつ鉛直に延びる起立面と、その起立面と係止突壁の上面との間を連絡する円弧面とを有する。また、第2側壁の側部の下端には、土手補強部を受容する凹部が設けられ、その凹部には土手補強部の起立面と円弧面とに隙間を空けて重なる起立面と円弧面とが備えられている。また、第2側壁の内側面における凹部の縁部から隙間カバーが凹部側に張り出している。そして、容器を組み立てた状態では、隙間カバーが土手補強部に内側から重なり、各起立面同士および各円弧面同士の隙間を塞ぐように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-45157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の構成では、折り畳み状態の容器同士を安定的に段積みするために、土手補強部の鉛直方向の長さを長くする必要がある。しかしながら、土手補強部の鉛直方向の長さを長くすると、凹部が土手補強部に干渉しないように、凹部を上方に大きく切り欠く必要がある。そのため、容器を組み立てた組立状態としたときに、コーナー部における側壁同士の凹部に連通する隙間が大きくなり、容器内から凹部への内容物の飛び出しや、凹部に連通する隙間から容器内へのゴミなどの進入が発生するおそれがある。
【0005】
本発明の一態様は、組立状態としたときに、コーナー部における側壁部同士の隙間を塞ぐことができ、容器内からの内容物の飛び出しや、容器内へのゴミなどの進入を防ぐことができる容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る容器は、平面視略矩形状の底壁部と、前記底壁部の相対する一対の側辺部からそれぞれ上方に突出する一対の第1土台部と、前記底壁部の相対する一対の側辺部からそれぞれ上方に突出し前記第1土台部よりも高さが低い一対の第2土台部とを具備する底壁構成部と、前記第1土台部に対して、回動可能に連結された第1側壁部と、前記第2土台部に対して、回動可能に連結された第2側壁部と、を備え、前記底壁構成部は、一対の前記第1土台部の両端部から前記第2土台部の上方に突出し、前記第2土台部の上面側と連結されている補助突部を有し、前記第1側壁部と前記第2側壁部とを内側に回動させることにより前記第1側壁部と前記第2側壁部とを折り畳む折畳状態と、前記折畳状態から前記第1側壁部と前記第2側壁部とを起立させた組立状態と、に状態変位が可能であり、前記第1側壁部は、内面の両側辺部から内方側に突出する一対の規制壁部と、前記折畳状態において前記補助突部を受容可能な一対の凹部と、内面から前記規制壁部の突出方向に突出し、前記凹部の前記規制壁部に対して内側の側縁に配置される一対の側部突出部と、一対の前記側部突出部の前記規制壁部側の端縁から連続して設けられ、内面から前記規制壁部の突出方向に突出し、前記組立状態にて、前記凹部の上方側に配置される一対の上部突出部と、を備え、前記第2側壁部は、前記組立状態において、外面の両側部に前記規制壁部と当接または近接する一対の被規制壁部と、内面から内方側に突出して形成され、前記組立状態にて、一対の前記側部突出部および一対の前記上部突出部の内方側の面と当接または近接して、一対の前記凹部を塞ぐことが可能な一対のカバー突部と、を備え、前記折畳状態から前記組立状態とする場合、前記第1側壁部を起立させてから前記第2側壁部を起立させて前記組立状態とする、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、折り畳み可能な容器を組立状態としたときに、一対の側部突出部および一対の上部突出部と一対のカバー突部とが当接または近接して、コーナー部における側壁部同士の凹部に連通する隙間を塞ぐことができる。その結果、組立状態としたときに、容器内からの内容物の飛び出しや、容器内へのゴミなどの進入を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る折り畳み可能な容器の組立状態を示す斜視図である。
第2側壁部を折り畳んだ状態の容器を示す斜視図である。
第1側壁部を折り畳んだ折畳状態の容器を示す斜視図である。
底壁構成部を示す斜視図である。
図4のV部分の拡大斜視図である。
第1側壁部の内側から見た斜視図と、その斜視図のA1部分を拡大した部分拡大斜視図と、A2部分を拡大した部分拡大斜視図である。
図3のVII部分の部分拡大平面図である。
第2側壁部の内側から見た斜視図と、その斜視図のB1部分を拡大した部分拡大斜視図と、B2部分を拡大した部分拡大斜視図である。
第2側壁部を折り畳む状態を示す容器の一部断面を含む部分拡大斜視図である。
図1のX部分の部分拡大斜視図である。
図1のXI部分の部分拡大平面図である。
図10のXII-XII矢視断面図である。
図10のXIII-XIII矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について、図1~図13に基づいて詳細に説明する。容器1の概略構成について図1~図9に基づいて説明する。
【0010】
[容器1の概要]
図1に示すように、容器1は、上面が開口した直方体形状であるとともに、図2および図3に示すように折り畳み可能である。折り畳み可能な容器1は、例えばポリプロピレンからなる樹脂製である。
(【0011】以降は省略されています)

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