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公開番号
2025165120
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-04
出願番号
2024069005
出願日
2024-04-22
発明の名称
油溶性色素乳化製剤
出願人
理研ビタミン株式会社
代理人
主分類
A23D
7/005 20060101AFI20251027BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】保存中の乳化安定性及び色調安定性が高いアルケニルコハク酸エステル化澱粉を用いた油溶性色素乳化製剤を提供する。
【解決手段】アルケニルコハク酸エステル化澱粉及び水溶性多糖類を含有する水相と油溶性色素を含有する油相とを有する水中油型乳化組成物である油溶性色素製剤であって、水相のpHが3.5以下であることを特徴とする油溶性色素乳化製剤。前記油溶性色素は、アスタキサンチン、カプサンチン、カンタキサンチン、クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、フコキサンチン、ルテイン、トウガラシ色素(別名:パプリカ色素)、マリーゴールド色素、オレンジ色素、ファフィア色素、ヘマトコッカス藻色素等のキサントフィルであることが好ましい。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アルケニルコハク酸エステル化澱粉及び水溶性多糖類を含有する水相と油溶性色素を含有する油相とを有する水中油型乳化組成物である油溶性色素製剤であって、水相のpHが3.5以下であることを特徴とする油溶性色素乳化製剤。
続きを表示(約 51 文字)
【請求項2】
油溶性色素がキサントフィルである、請求項1に記載の油溶性色素乳化製剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油溶性色素乳化製剤に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
油溶性色素は、カロテノイド、クロロフィル、クルクミン等があり、天然に広く分布しており、多くの食品に特徴的な色調を付与している。油溶性色素の中でも、主成分がルテインであるマリーゴールド色素等は、食品添加物として広範な食品の着色に用いられている他、栄養強化や健康機能の付与の目的でも用いられている。
【0003】
油溶性色素を用いて、清涼飲料水、製菓、冷菓、パン、洋菓子、和洋菓子、麺類等の水性食品を着色するため、各種乳化素材を用いて調製した様々なタイプの着色料製剤が用いられている。例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチン、酵素処理レシチン、酵素分解レシチン等の乳化剤、アラビアガム、アルケニルコハク酸エステル化澱粉、界面活性タンパク質等を用いて調製した油溶性色素の乳化製剤、当該製剤を乾燥・粉末化した製剤、又はゼラチンを膜形成物質として油溶性色素をマイクロカプセル化した製剤等が通常用いられる。
【0004】
これら製剤の中でも、アルケニルコハク酸エステル化澱粉を用いた油溶性色素の乳化製剤は、保存中の乳化安定性及び色調安定性が低く(即ち、保存中に乳化粒子が粗大化や油分の分離が起こり、顕著な色調変化が生じる)、長期間の保存が困難である。このため、アルケニルコハク酸エステル化澱粉を用いた油溶性色素乳化製剤は、長期保存を可能にするために、保存中の高い乳化安定性及び色調安定性が求められていた。
【0005】
油溶性色素乳化製剤の乳化安定性を向上させる方法に関しては、例えば、a)1種又はそれ以上の脂溶性有効成分、b)食品用途に好適な蛋白質の群から選択される1種またはそれ以上の蛋白質、及びc)1種又はそれ以上の多糖類を含み、蛋白質対多糖類の重量比が、bが5以上であるという条件下で、1:bのように選択される、組成物(特許文献1)、合成乳化剤、蛋白溶解塩、pH調整剤、増粘多糖類を実質的に含まず、乳化性澱粉及び小麦蛋白分解物を含有する水中油型乳化油脂組成物(特許文献2)等が知られている。
【0006】
しかし、これらの方法では、製造工程中にタンパク質やタンパク質分解物の凝集物が発生し、当該凝集物のろ過工程の導入のための労力が発生する問題があり、また、色調安定性が十分に改善できないため、これらに代りうる新規な方法が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-193890号公報
特開2009-232751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、保存中の乳化安定性及び色調安定性が高いアルケニルコハク酸エステル化澱粉を用いた油溶性色素乳化製剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記課題に対して鋭意・検討を行った結果、アルケニルコハク酸エステル化澱粉を用いた水中油型乳化組成物である油溶性色素乳化製剤において、水溶性多糖類を含有し、水相のpHを3.5以下に調整することで、前記課題が解決されることを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
【0010】
すなわち、本発明は、次の(1)及び(2)からなっている。
(1)アルケニルコハク酸エステル化澱粉及び水溶性多糖類を含有する水相と油溶性色素を含有する油相とを有する水中油型乳化組成物である油溶性色素乳化製剤であって、水相のpHが3.5以下であることを特徴とする油溶性色素乳化製剤。
(2)油溶性色素がキサントフィルである、請求項1に記載の油溶性色素乳化製剤。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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