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公開番号2025163461
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-29
出願番号2024066737
出願日2024-04-17
発明の名称基板処理方法、基板処理装置、及びプログラム
出願人東京エレクトロン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01L 21/304 20060101AFI20251022BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】基板間の隙間に薬液を充填し易い方法及び装置を提供する。
【解決手段】
基板処理方法は、第1基板W1と第2基板W2とが貼り合わされた積層基板W3の周縁部W3aにおいて、第1基板W1と第2基板W2との隙間Gに第1薬液を供給することと、周縁部W3aにおいて、隙間G内の第1薬液を第1薬液と異なる第2薬液に置換するように、隙間Gに第2薬液を供給することと、隙間G内の第2薬液を硬化させることと、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1基板と第2基板とが貼り合わされた積層基板の周縁部において、第1基板と第2基板との隙間に第1薬液を供給することと、
前記周縁部において、前記隙間内の第1薬液を前記第1薬液と異なる第2薬液に置換するように、前記隙間に第2薬液を供給することと、
前記隙間内の前記第2薬液を硬化させることと、を含む、基板処理方法。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記隙間に前記第1薬液を供給することにおいて、前記積層基板を回転させながら、回転により前記積層基板の周縁部が通過する1領域にて前記第1薬液を前記隙間に供給し、
前記隙間に前記第2薬液を供給することにおいて、前記積層基板を回転させながら、回転により前記積層基板の周縁部が通過する1領域にて前記第2薬液を前記隙間に供給する、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項3】
前記隙間に前記第1薬液を供給することと、前記隙間に前記第2薬液を供給することと、を複数回繰り返した後に、前記第2薬液を硬化させる、請求項2に記載の基板処理方法。
【請求項4】
前記第2薬液を供給した後、前記第1薬液を供給する前に、前記第2薬液を供給する際の前記積層基板の回転速度よりも高い第2回転速度で前記積層基板を回転させることを更に含む、請求項2又は3に記載の基板処理方法。
【請求項5】
前記隙間に前記第1薬液を供給することと、前記隙間に前記第2薬液を供給することと、前記第2回転速度で前記積層基板を回転させることと、を複数回繰り返した後に、前記第2薬液を硬化させる、請求項4に記載の基板処理方法。
【請求項6】
前記第2薬液を硬化させることにおいて、前記第2薬液を熱処理によって硬化させる、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板処理方法。
【請求項7】
前記第1薬液の表面張力は、前記第2薬液の表面張力以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板処理方法。
【請求項8】
前記第1薬液の表面張力は、30mN/m以下である、請求項7に記載の基板処理方法。
【請求項9】
前記第1薬液は、ポリエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート及びポリエチレングリコールモノメチルエーテルの少なくともいずれかを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板処理方法。
【請求項10】
前記第2薬液の粘度は、前記第1薬液の粘度よりも高い、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、基板処理方法、基板処理装置、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、貼り合わせた基板を保持することと、貼り合わせた基板を予熱することと、貼り合わせた基板間の隙間に、基板のエッジに沿って保護材を充填することと、を含む基板処理方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許9508659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、積層基板の周縁部において、基板間の隙間に薬液を充填し易い方法、装置、及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの例示的実施形態において、基板処理方法は、第1基板と第2基板とが貼り合わされた積層基板の周縁部において、第1基板と第2基板との隙間に第1薬液を供給することと、前記周縁部において、前記隙間内の第1薬液を前記第1薬液と異なる第2薬液に置換するように、前記隙間に第2薬液を供給することと、前記隙間内の前記第2薬液を硬化させることと、を含む。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、基板間の隙間に薬液を充填し易い方法及び装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、基板処理装置の構成の概略を模式的に例示する平面図である。
図2は、液処理モジュールの一例を示す側面図である。
図3は、液処理モジュールを簡略的示す平面図である。
図4(a)は、制御装置が液処理モジュールを制御して第1薬液を供給する動作について説明するための図である。図4(b)は、制御装置が液処理モジュールを制御して第2薬液を供給する動作について説明するための図である。
図5(a)は、第1薬液を呼び水として隙間に第2薬液が充填される一例について説明するための図である。図5(b)は、隙間の奥に第2薬液が充填される一例について説明するための図である。
図6は、ガイド部材を含む第2ノズルの一例を示す図である。
図7は、ガイド部材を含む第2ノズルの別の一例を示す図である。
図8は、ガイド部材による薬液供給の一例を示す図である。
図9は、不活性ガスによる薬液供給の一例を示す図である。
図10は、ノズルによる薬液供給の別の一例を示す図である。
図11は、積層基板に対する親水化処理の一例を示す図である。
図12は、積層基板に対する洗浄処理の一例を示す図である。
図13は、変形例に係る液処理モジュールの一例を示す側面図である。
図14は、変形例に係る液処理モジュールの別の一例を示す側面図である。
図15は、液溜まりによる積層基板の含侵の一例を示す図である。
図16は、複数のジェットディスペンサによって第2薬液を供給する一例について示す図である。
図17(a)は、積層基板の周縁部を覆うガイド部材の一例を示す側面図である。図17(b)は、積層基板の周縁部を覆うガイド部材の一例を示す平面図である。図17(c)は、積層基板の周縁部を覆うガイド部材の別一例を示す平面図である。
図18(a)は、供給ブラシによって隙間に第2薬液を直接塗布することを示す図である。図18(b)は、供給糸によって隙間に第2薬液を直接塗布することを示す図である。
図19(a)は、変形例に係る回転保持部の側面図の一例を示す図である。図19(b)は、真空吸着後の回転保持部の側面図の一例を示す図である。
図20(a)は、隙間の状態を表す平面図である。図20(b)は、第2薬液を隙間に供給した後の第2薬液の隙間内での充填の程度を概略的に表した図である。図20(c)は、1サイクルの繰り返し後の第2薬液の隙間内での充填の程度を概略的に表した図である。
図21(a)は、隙間の状態を表す平面図である。図21(b)は、第2薬液を隙間に供給した後の第2薬液の隙間内での充填の程度を概略的に表した図である。図21(c)は、第2回転速度で積層基板を回転させることを実行した後の第2薬液の隙間内での充填の程度を概略的に表した図である。図21(d)は、1サイクルの繰り返し後の第2薬液の隙間内での充填の程度を概略的に表した図である。
図22(a)は、検出部による周縁部の測定の一例を示す図である。図22(b)は、投影された画像の一例を示す図である。
図23は、制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図24は、制御装置が実施形態に係る液処理モジュールに対して実行する基板処理方法の一例を示すフローチャートである。
図25は、制御装置が変形例に係る液処理モジュールに対して実行する基板処理方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本実施形態にかかる基板処理装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0009】
[基板処理装置]
先ず、本実施形態にかかる基板処理装置の構成について説明する。図1は、基板処理装置の構成の概略を模式的に示す平面図である。基板処理装置1は、第1基板と第2基板とが貼り合わされた積層基板W3に対して、第1基板と第2基板との隙間に薬液を充填する装置である。
【0010】
基板処理装置1は、図1に示されるように複数枚の積層基板W3を収容したカセットCが搬入出されるカセットステーション2と、積層基板W3に所定の処理を施す複数の各種処理装置を備えた処理ステーション3と、を有する。そして基板処理装置1は、カセットステーション2と、処理ステーション3と、を一体に接続した構成を有している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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