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公開番号
2025163162
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-28
出願番号
2025129642,2024066188
出願日
2025-08-01,2024-04-16
発明の名称
水田作業機
出願人
井関農機株式会社
代理人
主分類
A01M
23/10 20060101AFI20251021BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】ジャンボタニシなどの除去対象物を確実に除去できる水田作業機を提供する。
【解決手段】車体に取り付けられ、圃場に存在する除去対象物を回収する回収機構7を備え、回収機構7は、回収フレーム部70と、回収フレーム部70に保持された回収部71とを有し、前記回収部71は複数の弾力性を有した線状部材であり、前記回収部71は、苗の植え込み杆およびフロートより前方に配置され、前記回収部71の高さを調整できることを特徴とする水田作業機。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車体に取り付けられ、圃場に存在する除去対象物を回収する回収機構を備え、
前記回収機構は、回収フレーム部と、前記回収フレーム部に保持された回収部とを有し、
前記回収部は複数の弾力性を有した線状部材であり、
前記回収部は、苗の植え込み杆およびフロートより前方に配置され、
前記回収部の高さを調整できることを特徴とする水田作業機。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
複数の線状部材は内部の空間を成し、
複数の前記線状部材同士の間隔は前記除去対象物に対応して調整可能であり、
前記除去対象物の回収時での、隣接する前記線状部材同士の間隔の内最大の間隔は、前記除去対象物の大きさより狭く、前記除去対象物が前記線状部材に押し付けられると、弾力性を有する前記線状部材同士の間隔が広がり前記除去対象物がそこから内部の空間へ通り抜けることが出来る、請求項1記載の水田作業機。
【請求項3】
前記回収フレーム部は、少なくとも所定距離離れた一対のフランジ部を有し、並列状態の複数の前記線状部材の両端部はそれぞれ前記一対のフランジ部の内側に連結され、
前記一対の前記フランジ部同士の所定の距離が変更可能に構成されており、
前記除去対象物の、前記内部の空間から外部への排出時には、前記一対の前記フランジ部の所定の距離を回収時の時よりも縮めることで、並列状態の複数の前記線状部材同士の間隔が広がり、前記内部の空間へ取り込まれている前記除去対象物を外部へ排出する、請求項1または2に記載の水田作業機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ジャンボタニシなどの除去対象物を回収する回収部を備えた水田作業機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
圃場に存在する除去対象物、例えば、ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)や害虫等を対象とする場合に、従来では、圃場に薬剤を散布して死滅させることにより、被害を回避するようにした技術が知られている。また、物理的な踏みつける手段で除去対象物を駆除できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開第2023-91941号
特開第2020-110112号
特開第2024-7700号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、少しの薬剤では死滅しずらい問題がある。また、多くすると圃場に悪影響が生じる可能性がある。
【0005】
他方、物理的に踏みつけるやり方では、圃場が柔らかい場合、死滅(駆除)できない場合がある。また、害虫を農作業と同時に行いながら圃場内から駆除回収できない問題もある。
【0006】
本発明は、上記従来の技術の課題を考慮し、ジャンボタニシなどの除去対象物を確実に除去できる水田作業機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の本発明は、
車体に取り付けられ、圃場に存在する除去対象物を回収する回収機構を備え、
前記回収機構は、回収フレーム部と、前記回収フレーム部に保持された回収部とを有し、
前記回収部は複数の弾力性を有した線状部材であり、
前記回収部は、苗の植え込み杆およびフロートより前方に配置され、
前記回収部の高さを調整できることを特徴とする水田作業機である。
【0008】
第2の本発明は、
複数の線状部材は内部の空間を成し、
複数の前記線状部材同士の間隔は前記除去対象物に対応して調整可能であり、
前記除去対象物の回収時での、隣接する前記線状部材同士の間隔の内最大の間隔は、前記除去対象物の大きさより狭く、前記除去対象物が前記線状部材に押し付けられると、弾力性を有する前記線状部材同士の間隔が広がり前記除去対象物がそこから内部の空間へ通り抜けることが出来る、第1の本発明の水田作業機である。
【0009】
第3の本発明は、
前記回収フレーム部は、少なくとも所定距離離れた一対のフランジ部を有し、並列状態の複数の前記線状部材の両端部はそれぞれ前記一対のフランジ部の内側に連結され、
前記一対の前記フランジ部同士の所定の距離が変更可能に構成されており、
前記除去対象物の、前記内部の空間から外部への排出時には、前記一対の前記フランジ部の所定の距離を回収時の時よりも縮めることで、並列状態の複数の前記線状部材同士の間隔が広がり、前記内部の空間へ取り込まれている前記除去対象物を外部へ排出する、第1または第2の本発明の水田作業機である。
【発明の効果】
【0010】
第1の本発明により、ジャンボタニシなどの除去対象物を確実に除去できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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