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公開番号2025163114
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-28
出願番号2025127461,2024188857
出願日2025-07-30,2010-11-25
発明の名称半導体装置
出願人株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類H10D 30/67 20250101AFI20251021BHJP()
要約【課題】配線抵抗に伴う電圧降下や信号遅延によるトランジスタへの信号の書き込み不良
を防止した半導体装置を提供することを課題の一つとする。例えば、表示装置の画素に設
けたトランジスタへの書き込み不良が引き起こす階調不良などを防止し、表示品質の高い
表示装置を提供することを課題の一つとする。
【解決手段】配線抵抗が低い銅を含む配線に、バンドギャップが広く、且つキャリア濃度
が低い高純度化された酸化物半導体を接続してトランジスタを作製すればよい。バンドギ
ャップが広い酸化物半導体を用いて、トランジスタのオフ電流を低減するだけでなく、キ
ャリア濃度が低い高純度化された酸化物半導体を用いて正のしきい値電圧を有し、所謂ノ
ーマリーオフ特性のトランジスタとして、オフ電流とオン電流の比を大きくできる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の電極と、
前記第1の電極の上方の第1の絶縁層と、
前記第1の絶縁層の上方にあり、前記第1の電極と重なる領域を有する酸化物半導体層と、
前記酸化物半導体層の上方にあり、前記酸化物半導体層と電気的に接続する第2の電極と、
前記酸化物半導体層の上方にあり、前記酸化物半導体層と電気的に接続する第3の電極と、
前記第2の電極の上方及び前記第3の電極の上方の第2の絶縁層と、
前記第2の絶縁層の上方の有機樹脂層と、
前記有機樹脂層の上方にあり、前記第3の電極と電気的に接続する画素電極と、を有し、
前記第2の電極と前記第3の電極の各々は、第1の導電層と、前記第1の導電層の上面に接する領域を有する第2の導電層と、を有し、
前記第2の導電層の下面の縁部は、前記第1の導電層の上面と接し、
前記第2の導電層は、前記酸化物半導体層と接していない、半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
半導体素子を用いた半導体装置、及び半導体装置の作製方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【0002】
なお、本明細書中において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能しうる装置
全般を指し、トランジスタ等の半導体素子、半導体素子を用いた半導体回路、電気光学装
置、および電子機器は全て半導体装置である。
【背景技術】
【0003】
近年、半導体材料として酸化物半導体を用いてトランジスタを作製し、該トランジスタを
半導体回路、IC、電気光学装置、および電子機器等に応用する技術が注目されている。
【0004】
例えば、絶縁表面を有する基板上に酸化亜鉛、In-Ga-Zn-O系酸化物半導体等を
含む半導体薄膜(厚さ数~数百nm程度)を用いて薄膜トランジスタ(TFT:Thin
Film Transistorともいう)を作製し、画像表示装置のスイッチング素
子などに用いる技術が特許文献1及び特許文献2で開示されている。
【0005】
従来のトランジスタとしては、主にアモルファスシリコン、または多結晶シリコンなどを
半導体材料に用いて作製される。アモルファスシリコンを用いたTFTは、電界効果移動
度が低いもののガラス基板等の作製基板の大面積化に対応することが比較的容易であり、
一方、多結晶シリコンを用いたTFTは、電界効果移動度が高いもののレーザアニールな
どの結晶化工程が必要なため、ガラス基板等の作製基板の大面積化には必ずしも適応しな
いといった特性を有している。
【0006】
これに対し、酸化物半導体にチャネル形成領域(チャネル領域ともいう)を設けたTFT
は、アモルファスシリコンを用いたTFTよりも高い電界効果移動度が得られている。ま
た、酸化物半導体膜はスパッタリング法などによって膜形成が可能であり、多結晶シリコ
ンを用いたTFTよりも製造工程が簡単であり、作製基板の大型化に対応し易い。
【0007】
このようにガラス基板やプラスチック基板などに高性能のトランジスタを形成できる酸化
物半導体は、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネセンスディスプレイ(ELディスプレ
イともいう)または電子ペーパーなどの表示装置への応用が期待されている。
【0008】
特に、液晶表示装置に代表されるアクティブマトリクス型半導体装置においては、画面サ
イズが対角60インチ以上と大型化する傾向にあり、さらには、対角120インチ以上の
画面サイズも視野に入れた開発が行われている。加えて、画面の解像度も、ハイビジョン
画質(HD、1366×768)、フルハイビジョン画質(FHD、1920×1080
)と高精細化の傾向にあり、解像度が3840×2048または4096×2180とい
った、いわゆる4Kデジタルシネマ用表示装置の開発も急がれている。
【0009】
表示装置の大型化と高精細化に伴い必要とされる画素数が著しく増加している。その結果
、一画素当たりの書き込み時間が短くなり、画素に配置されるトランジスタには動作特性
の速さと大きなオン電流等が求められている。一方で近年のエネルギーの枯渇問題もあっ
て、消費電力を抑制した表示装置が求められ、オフ電流が低く無駄な漏れ電流が抑制され
たトランジスタが求められている。
【0010】
このように、オン電流とオフ電流の比が大きいトランジスタが望まれている。酸化物半導
体を用いたトランジスタにおいても、オン電流とオフ電流の比を10

程度に高めたトラ
ンジスタに関する技術が特許文献3に開示されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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