TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025160976
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024063759
出願日2024-04-11
発明の名称重さ変更システム
出願人三菱ロジスネクスト株式会社
代理人弁理士法人みのり特許事務所
主分類B66F 9/20 20060101AFI20251017BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】産業車両のタイヤの摩耗に応じて、運転者に慎重な操作をさせることができる。
【解決手段】重さ変更システムSは、重さ変更部と、摩耗判定部と、重さ決定部と、変更指令部と、を備えている。重さ変更部は、産業車両1のアクセルペダル、ブレーキペダルおよびアクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを変更する。摩耗判定部は、産業車両1のタイヤ10aの摩耗度を判定し、重さ決定部は、アクセルペダル、ブレーキペダルおよびアクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを、タイヤ10aの摩耗度に応じて決定する。変更指令部は、重さ決定部の決定に従って、重さ変更部を制御して、アクセルペダル、ブレーキペダルおよびアクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを変更させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
産業車両に用いられる重さ変更システムであって、
前記産業車両のアクセルペダル、ブレーキペダルおよびアクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを変更する重さ変更部と、
前記産業車両のタイヤの摩耗度を判定する摩耗判定部と、
前記アクセルペダル、前記ブレーキペダルおよび前記アクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを、前記タイヤの前記摩耗度に応じて決定する重さ決定部と、
前記重さ決定部の決定に従って、前記重さ変更部を制御して、前記アクセルペダル、前記ブレーキペダルおよび前記アクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを変更させる変更指令部と、を備える、重さ変更システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
産業車両に用いられる重さ変更システムであって、
前記産業車両のアクセルペダル、ブレーキペダルおよびアクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを変更する重さ変更部と、
前記産業車両のタイヤの摩耗度を検出する摩耗センサと、
前記アクセルペダル、前記ブレーキペダルおよび前記アクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを、前記タイヤの前記摩耗度に応じて決定する重さ決定部と、
前記重さ決定部の決定に従って、前記重さ変更部を制御して、前記アクセルペダル、前記ブレーキペダルおよび前記アクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを変更させる変更指令部と、を備える、重さ変更システム。
【請求項3】
前記タイヤを取り替えた後の前記産業車両の稼働時間を計測する稼働時間計測部をさらに備え、
前記摩耗判定部は、前記タイヤを取り替えた後の前記産業車両の前記稼働時間に基づいて、前記タイヤの前記摩耗度を判定する、請求項1に記載の重さ変更システム。
【請求項4】
前記産業車両に対する法定点検実施後の前記産業車両の稼働時間を計測する稼働時間計測部をさらに備え、
前記重さ決定部は、さらに、前記法定点検実施後、所定の稼働時間が経過するまでは、前記アクセルペダル、前記ブレーキペダルおよび前記アクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを、重くしないよう決定する、請求項1または2に記載の重さ変更システム。
【請求項5】
前記タイヤの表面を撮影してタイヤ画像を生成するカメラをさらに備え、
前記摩耗判定部は、第1学習済みモデルを有し、
前記第1学習済みモデルは、前記タイヤ画像を入力されると前記タイヤの前記摩耗度を出力するよう予め機械学習されており、
前記摩耗判定部は、前記タイヤ画像を前記第1学習済みモデルに入力して前記摩耗度を出力させる、請求項1に記載の重さ変更システム。
【請求項6】
前記タイヤの表面を撮影してタイヤ画像を生成するカメラをさらに備え、
前記摩耗判定部は、第2学習済みモデルを有し、
前記第2学習済みモデルは、前記タイヤ画像を入力されると偏摩耗度を出力するよう予め機械学習されており、
前記摩耗判定部は、前記タイヤ画像を前記第2学習済みモデルに入力して前記偏摩耗度を出力させ、
前記重さ決定部は、前記アクセルペダル、前記ブレーキペダルおよび前記アクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを、さらに、出力された偏前記摩耗度に基づいて決定する、請求項1に記載の重さ変更システム。
【請求項7】
請求項1~3、5のいずれか1項に記載の重さ変更システムを備える、産業車両。
【請求項8】
産業車両のアクセルペダル、ブレーキペダルおよびアクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを変更する重さ変更部と、コンピュータとを備えた重さ変更システムに用いられるプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記産業車両のタイヤの摩耗度を判定することと、
前記アクセルペダル、前記ブレーキペダルおよび前記アクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを、前記タイヤの前記摩耗度に応じて決定することと、
決定した重さに従って、前記重さ変更部を制御して、前記アクセルペダル、前記ブレーキペダルおよび前記アクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを変更させることと、を実行させる、重さ変更プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、産業車両のペダル、レバーの重さを変更する重さ変更システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両に設けられたタイヤは、車両の走行により摩耗をしていく。タイヤの摩耗を放置すると、タイヤのグリップ力が低下して路面との接地能力が低下し、制動距離が延び、曲がる時の安定性が低下する。したがって、タイヤの摩耗を適切に検出することは、非常に重要である。そこで、例えば、特許文献1に開示のように、タイヤの摩耗を検出する機器が開発されている。
【0003】
フォークリフトは、アクセル操作、ブレーキ操作、ターン操作が一般の車両よりも頻繁に繰り返される。また、フォークリフトは、重量物を運搬することから、一般の車両よりもタイヤへの負荷が高い。そのため、フォークリフトのタイヤは、一般の車両のタイヤよりも摩耗しやすい。したがって、フォークリフトにおいても、特許文献2および特許文献3のように、タイヤの摩耗を検出する機器が開発、利用されている。特許文献2に開示の産業車両(フォークリフト)は、停止時においてタイヤの交換時期を精度良く検出するとともに、タイヤの交換時期をオペレータへ確実に報知するよう構成されている。また、特許文献3に開示のタイヤ摩耗検知装置は、いわゆる据え切り操作時におけるタイヤの摩耗も考慮することにより、タイヤの摩耗を正確に検知する。さらに、特許文献3に開示のタイヤ摩耗検知装置を備えた産業車両(フォークリフト)は、タイヤの摩耗度が大きいほどアクセル操作量に対する走行加速度を抑制する。これにより、この産業車両は、摩耗したタイヤによるスリップを防止するよう構成されている。
【0004】
ところで、摩耗したタイヤによるスリップなどを防止するためには、運転者に慎重な操作をさせる必要がある。ところが、特許文献2に開示のように運転者にタイヤの交換時期を報知しただけでは、慎重な操作をさせるには不十分である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-113835号公報
特開2023-168845号公報
特開2005-349966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、産業車両のタイヤの摩耗に応じて、運転者に慎重な操作をさせることができるシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明に係る重さ変更システムは、
産業車両に用いられる重さ変更システムであって、
産業車両のアクセルペダル、ブレーキペダルおよびアクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを変更する重さ変更部と、
産業車両のタイヤの摩耗度を判定する摩耗判定部と、
アクセルペダル、ブレーキペダルおよびアクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを、タイヤの摩耗度に応じて決定する重さ決定部と、
重さ決定部の決定に従って、重さ変更部を制御して、アクセルペダル、ブレーキペダルおよびアクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを変更させる変更指令部と、を備える。
【0008】
上記課題を解決するために、本発明に係る重さ変更システムは、
産業車両に用いられる重さ変更システムであって、
産業車両のアクセルペダル、ブレーキペダルおよびアクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを変更する重さ変更部と、
産業車両のタイヤの摩耗度を検出する摩耗センサと、
アクセルペダル、ブレーキペダルおよびアクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを、タイヤの摩耗度に応じて決定する重さ決定部と、
重さ決定部の決定に従って、重さ変更部を制御して、アクセルペダル、ブレーキペダルおよびアクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを変更させる変更指令部と、を備える。
【0009】
上記重さ変更システムは、好ましくは、
タイヤを取り替えた後の産業車両の稼働時間を計測する稼働時間計測部をさらに備え、
摩耗判定部は、タイヤを取り替えた後の産業車両の稼働時間に基づいて、タイヤの摩耗度を判定する。
【0010】
上記重さ変更システムは、好ましくは、
産業車両に対する法定点検実施後の産業車両の稼働時間を計測する稼働時間計測部をさらに備え、
重さ決定部は、さらに、法定点検実施後、所定の稼働時間が経過するまでは、アクセルペダル、ブレーキペダルおよびアクセルレバーのうちの少なくとも1つの重さを、重くしないよう決定する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
自走手摺
4か月前
個人
転落防止階段
29日前
個人
小型クレーン
23日前
ユニパルス株式会社
吊具
5か月前
個人
海上コンテナ昇降装置
11か月前
ユニパルス株式会社
荷役装置
10か月前
株式会社いうら
車椅子用昇降機
4か月前
ユニパルス株式会社
リフト装置
6か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
2か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
11か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
10か月前
水戸工業株式会社
吊り具
7か月前
愛知製鋼株式会社
受け架台
3か月前
ユニパルス株式会社
荷役助力装置
7か月前
個人
エアバック式レスキュー用品
1か月前
ユニパルス株式会社
荷役助力装置
4か月前
白山工業株式会社
バランサ
8か月前
個人
垂直自動搬送機
2か月前
大栄産業株式会社
クランプ
6か月前
株式会社大林組
安全支援システム
3か月前
株式会社伊藤
滑り止め装置
3か月前
ユニパルス株式会社
荷役助力装置
5か月前
岐阜工業株式会社
運搬台車
1か月前
個人
アウトリガー用転倒防止ベース
22日前
株式会社キトー
タイヤ用吊具
7か月前
株式会社ユピテル
システム等
7か月前
株式会社キトー
コンテナ吊り具
2日前
新英運輸株式会社
自動車用台車
7か月前
株式会社豊田自動織機
フォークリフト
2か月前
株式会社五十鈴製作所
搬送装置
5か月前
フジテック株式会社
エレベータ
10か月前
中国計量大学
電子安全クランプ
2か月前
株式会社豊田自動織機
フォークリフト
9か月前
大和ハウス工業株式会社
吊上具
3か月前
山崎産業株式会社
手摺り拭用器具
2か月前
中坪造園有限会社
吊り荷降ろし具
6か月前
続きを見る