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公開番号2025172335
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2024077794
出願日2024-05-13
発明の名称コンテナ吊り具
出願人株式会社キトー
代理人個人
主分類B66C 1/14 20060101AFI20251118BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】コンテナが隙間なく平置きされている場合にもコンテナの吊上げが可能で、両手で支えながらコンテナを電動式巻上機で吊上げて安全に運搬する。
【解決手段】開口部(2)が形成されたコンテナ(1)を電動式巻上機を用いて吊り上げるためのコンテナ吊り具(10)であって、柔軟性を有する帯状体(30)と、該帯状体の両端に連結し前記開口部に掛止められる一対の係止部材(20)と、を備え、前記係止部材は、一端に前記帯状体が連結される板状の基体部と、該基体部の表面側において前記基体部の他端から前記一端側に離隔した位置から伸長する外掛け爪(24)と、前記基体部の裏面側において前記基体部の前記他端から伸長する内掛け爪(26)と、前記基体部の裏面側に設けられた取っ手(28A,28B)と、を有し、一方の前記係止部材の前記取っ手(28B)には前記電動式巻上機を操作するための操作装置を固定可能なホルダー部が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
把手するための開口部が対向する側面に形成された箱型のコンテナを電動式巻上機を用いて吊り上げるためのコンテナ吊り具であって、
柔軟性を有する帯状体と、該帯状体の両端に連結し前記開口部に掛け止められる一対の係止部材と、を備え、
前記係止部材は、一端に前記帯状体が連結される板状の基体部と、該基体部の表面側において前記基体部の他端から前記一端側に離隔した位置から伸長する外掛け爪と、前記基体部の裏面側において前記基体部の前記他端から伸長する内掛け爪と、前記基体部の裏面側に設けられた取っ手と、を有しており、
一方の前記係止部材の前記取っ手には前記電動式巻上機を操作するための操作装置を固定可能なホルダー部が形成されている、
ことを特徴とするコンテナ吊り具。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記操作装置は無線式の送信機であり、前記取っ手を握った状態で親指での押しボタン操作が可能に前記ホルダー部に取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテナ吊り具。
【請求項3】
前記外掛け爪は、前記基体部に対して摺動回転可能に取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテナ吊り具。
【請求項4】
前記帯状体には、吊り下げた状態で一対の係止部材を離隔するための、コンテナ長辺より若干短いかほぼ同じ全長の離
隔用バーが設けられている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテナ吊り具。
【請求項5】
前記帯状体には、吊り下げた状態で一対の係止部材を離隔するための、コンテナ長辺より若干長い全長の離隔用バーが設けられている、
ことを特徴とする請求項3に記載のコンテナ吊り具。
【請求項6】
前記帯状体には、折り返すことで全長を調整可能とする調整金具が設けられている、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載のコンテナ吊り具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、箱型容器であるコンテナを吊り上げて運搬する際に用いるコンテナ吊り具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
コンテナの把手となる開口部にフック金具を引っ掛け、吊り上げて運搬するためのコンテナ吊り具としては、例えば特許文献1に示すようなものが存在している。また特許文献1の図12には、コンテナを積み重ねた状態で吊り上げ運搬する際のコンテナ吊り具の使用態様が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3-73792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1で開示されているコンテナ吊り具の構成では、コンテナを積み重ねた状態で吊り上げ運搬することができるものの、コンテナの開口部の外側からフック金具を挿し入れて掛け止める必要があるため、例えば複数のコンテナが隙間なく平置きされている場合などには、フック金具をコンテナ開口部に掛け止めることできなかった。
【0005】
また仮にコンテナの開口部の内側からフック金具を挿し入れて掛け止めた場合、コンテナを吊り上げた際にフック金具が内側に引き寄せられて開口部から外れてしまう虞があった。
【0006】
さらにコンテナ吊り具は、一般に電動ウィンチや電気チェーンブロックなどの電動式巻上機の下フックに連結されて使用されることが多いが、巻上機の操作装置である有線式または無線式の押しボタンスイッチはコンテナ吊り具と別に設けられているため、両手でコンテナを支えながら押しボタンスイッチを操作して運搬することはできなかった。
【0007】
本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、両手で支えながらコンテナを電動式巻上機で吊り上げて運搬することを可能とし、また複数のコンテナが隙間なく平置きされている場合などにも安全にコンテナの吊り上げが可能なコンテナ吊り具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[1]上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によると、把手するための開口部が対向する側面に形成された箱型のコンテナを電動式巻上機を用いて吊り上げるためのコンテナ吊り具であって、柔軟性を有する帯状体と、該帯状体の両端に連結し前記開口部に掛け止められる一対の係止部材と、を備え、前記係止部材は、一端に前記帯状体が連結される板状の基体部と、該基体部の表面側において前記基体部の他端から前記一端側に離隔した位置から伸長する外掛け爪と、前記基体部の裏面側において前記基体部の前記他端から伸長する内掛け爪と、前記基体部の裏面側に設けられた取っ手と、を有しており、一方の前記係止部材の前記取っ手には前記電動式巻上機を操作するための操作装置を固定可能なホルダー部が形成されている、ことを特徴とするコンテナ吊り具が提供される。
【0009】
[2]また、本発明の他の側面は、上述の[1]に記載の発明において、前記操作装置は無線式の送信機であり、前記取っ手を握った状態で親指での押しボタン操作が可能に前記ホルダー部に取り付けられる、ことが好ましい。
【0010】
[3]また、本発明の他の側面は、上述の[1]又は[2]に記載の発明において、 前記外掛け爪は、前記基体部に対して摺動回転可能に取り付けられている、ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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