TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025158769
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2024061637
出願日2024-04-05
発明の名称作業機の油圧システム及び作業機
出願人株式会社クボタ
代理人安田岡本弁理士法人
主分類E02F 9/22 20060101AFI20251009BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】原動機のストールの抑制と作業性とを両立する。
【解決手段】作業機の油圧システムは、原動機と、原動機の動力により駆動して作動油を吐出する可変容量の第1油圧ポンプと、第1油圧ポンプが吐出した作動油によって駆動する第1油圧アクチュエータと、原動機の動力により駆動して作動油を吐出し且つ第1油圧ポンプと異なる可変容量の第2油圧ポンプと、第2油圧ポンプが吐出した作動油によって駆動する第2油圧アクチュエータと、原動機の負荷に応じて第1油圧ポンプの出力を制限する第1制限部と、原動機の負荷に応じて第2油圧ポンプの出力を制限する第2制限部と、を備え、第1制限部は、第1油圧アクチュエータと第2油圧アクチュエータとの所定の優先情報に応じて第1油圧ポンプの出力制限を変更し、及び/又は第2制限部は、優先情報に応じて、第2油圧ポンプの出力制限を変更する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
原動機と、
前記原動機の動力により駆動して作動油を吐出する可変容量の第1油圧ポンプと、
前記第1油圧ポンプが吐出した作動油によって駆動する第1油圧アクチュエータと、
前記原動機の動力により駆動して作動油を吐出し且つ前記第1油圧ポンプと異なる可変容量の第2油圧ポンプと、
前記第2油圧ポンプが吐出した作動油によって駆動する第2油圧アクチュエータと、
前記原動機の負荷に応じて前記第1油圧ポンプの出力を制限する第1制限部と、
前記原動機の負荷に応じて前記第2油圧ポンプの出力を制限する第2制限部と、
を備え、
前記第1制限部は、前記第1油圧アクチュエータと前記第2油圧アクチュエータとの所定の優先情報に応じて前記第1油圧ポンプの出力制限を変更し、及び/又は前記第2制限部は、前記優先情報に応じて、前記第2油圧ポンプの出力制限を変更する作業機の油圧システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1制限部は、前記第1油圧アクチュエータの駆動状態によらず、前記原動機の負荷に応じて、前記第1油圧ポンプの出力を制限し、
前記第2制限部は、前記原動機の負荷に加えて、前記第2油圧アクチュエータの駆動状態に応じて、前記第2油圧ポンプの出力を制限する請求項1に記載の作業機の油圧システム。
【請求項3】
前記第1制限部は、前記原動機の目標回転数と当該原動機の実回転数との差であるドロップ回転数に応じて前記第1油圧ポンプの出力を制限する請求項2に記載の作業機の油圧システム。
【請求項4】
前記第2制限部は、前記第2油圧ポンプを制御し、当該第2油圧ポンプの吐出圧と前記第2油圧アクチュエータの作動時の最高負荷圧との圧力差を、前記原動機の負荷に基づく所定の圧力差に制御する請求項2に記載の作業機の油圧システム。
【請求項5】
前記第1油圧アクチュエータの駆動を操作する第1操作装置を備え、
前記第2制限部は、前記第1操作装置の操作に基づく前記優先情報を取得し、前記第1油圧アクチュエータの駆動が操作されていない場合よりも、前記第1油圧アクチュエータの駆動が操作されている場合のほうが、前記第2油圧ポンプの出力を制限するよう出力制限を変更する請求項2に記載の作業機の油圧システム。
【請求項6】
前記第2制限部は、前記第1油圧アクチュエータの駆動が操作されている場合、前記第1油圧アクチュエータの駆動状態を取得し、前記第1油圧アクチュエータの出力が小さい場合よりも、前記第1油圧アクチュエータの出力が大きい場合のほうが、前記第2油圧ポンプの出力を制限するよう出力制限を変更する請求項5に記載の作業機の油圧システム。
【請求項7】
前記第2油圧アクチュエータの駆動を操作する第2操作装置を備え、
前記第1制限部は、前記第2操作装置の操作に基づく前記優先情報を取得し、前記第2油圧アクチュエータの駆動が操作されていない場合よりも、前記第2油圧アクチュエータの駆動が操作されている場合のほうが、前記第1油圧ポンプの出力を制限するよう出力制限を変更する請求項2に記載の作業機の油圧システム。
【請求項8】
前記第1制限部は、前記第2油圧アクチュエータの駆動が操作されている場合、前記第2油圧アクチュエータの駆動状態を取得し、前記第2油圧アクチュエータの出力が小さい場合よりも、前記第2油圧アクチュエータの出力が大きい場合のほうが、前記第1油圧ポ
ンプの出力を制限するよう出力制限を変更する請求項7に記載の作業機の油圧システム。
【請求項9】
前記優先情報の操作を受け付ける操作具を備えている請求項2に記載の作業機の油圧システム。
【請求項10】
前記第1油圧アクチュエータは、車体を支持し且つ当該車体を走行させる走行装置を駆動させ、
前記第2油圧アクチュエータは、前記車体に設けられた作業装置を駆動させる請求項1~9のいずれか1項に記載の作業機の油圧システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機の油圧システム及び作業機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された作業機の油圧システムは、原動機と、油圧アクチュエータと、油圧アクチュエータの作動を制御する制御弁と、原動機の動力により駆動して、制御弁を切り換えるためのパイロット油を吐出する第1油圧ポンプと、原動機の動力により駆動して、油圧アクチュエータを作動させるための作動油を吐出する可変容量の第2油圧ポンプと、油圧アクチュエータの作動時の最高負荷圧が作用可能な第1油路と、第2油圧ポンプからの作動油の吐出圧が作用可能な第2油路と、第2油圧ポンプを制御して、第2油圧ポンプの吐出圧と最高負荷圧との圧力差であるLS(ロードセンシング)差圧を設定する油圧制御部と、第1油圧ポンプがパイロット油を吐出する第3油路と、第3油路から分岐する第4油路と、第4油路を流れて油圧制御部に作用するパイロット油の圧力であるパイロット圧を変更する電磁弁と、電磁弁の作動を制御してパイロット圧を調整することにより、LS差圧を変更する制御装置と、を備え、制御装置は、原動機に作用する負荷に応じてLS差圧を変更する。
【0003】
また、特許文献1に開示された作業機の油圧システムは、原動機の動力により作動する走行ポンプと、第1油圧ポンプが吐出したパイロット油によって走行ポンプを制御する操作弁と、第3油路に設けられ且つ第1油圧ポンプから操作弁に供給されるパイロット油のパイロット圧を変更する作動弁と、を備え制御装置は、原動機に作用する負荷に応じて作動弁を制御し、操作弁に作用するパイロット圧を低下させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-025934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の作業機の油圧システムでは、原動機の負荷に応じて、第2油圧ポンプ及び走行ポンプの出力を変更することで原動機のストールを抑制できるが、より高精度な馬力制御が求められる。
【0006】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、原動機のストールの抑制と作業性との両立が可能な作業機の油圧システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る作業機の油圧システムは、原動機と、前記原動機の動力により駆動して作動油を吐出する可変容量の第1油圧ポンプと、前記第1油圧ポンプが吐出した作動油によって駆動する第1油圧アクチュエータと、前記原動機の動力により駆動して作動油を吐出し且つ前記第1油圧ポンプと異なる可変容量の第2油圧ポンプと、前記第2油圧ポンプが吐出した作動油によって駆動する第2油圧アクチュエータと、前記原動機の負荷に応じて前記第1油圧ポンプの出力を制限する第1制限部と、前記原動機の負荷に応じて前記第2油圧ポンプの出力を制限する第2制限部と、を備え、前記第1制限部は、前記第1油圧アクチュエータと前記第2油圧アクチュエータとの所定の優先情報に応じて前記第1油圧ポンプの出力制限を変更し、及び/又は前記第2制限部は、前記優先情報に応じて、前記第2油圧ポンプの出力制限を変更する。
【0008】
本発明の一態様に係る作業機は、上記作業機の油圧システムと、車体と、走行装置と、作業装置と、を備えている。
【発明の効果】
【0009】
上記作業機の油圧システム及び作業機によれば、原動機のストールの抑制と作業性とを両立できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
作業機の一例であるトラックローダを示す側面図である。
作業機の構成図である。
作業機の油圧システム(油圧回路)のうち、走行系の油圧回路を示す図である。
作業機の油圧システム(油圧回路)のうち、作業系の油圧回路を示す図である。
走行系ラインの一例を示した図である。
作業系ラインの一例を示した図である。
第2補正値の一例を示した図である。
第1補正値の一例を示した図である。
第3補正値の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
建物の不同沈下の修正方法
2日前
鈴健興業株式会社
敷板部材
22日前
千代田工営株式会社
回転貫入杭
9日前
株式会社熊谷組
山留壁用親杭
15日前
株式会社熊谷組
地盤改良方法
18日前
日本車輌製造株式会社
建設機械
11日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
8日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
8日前
日立建機株式会社
作業機械
15日前
日立建機株式会社
作業機械
15日前
日立建機株式会社
作業機械
15日前
日立建機株式会社
建設機械
16日前
日立建機株式会社
作業機械
16日前
日立建機株式会社
作業機械
9日前
日立建機株式会社
建設機械
22日前
日立建機株式会社
建設機械
16日前
日立建機株式会社
作業車両
11日前
ライト工業株式会社
鉄筋保持用治具
16日前
株式会社次世代一次産業実践所
登山道の施工装置
3日前
鹿島建設株式会社
接続方法および接続構造
11日前
株式会社三誠
建物の免震構造
2日前
カナデビア株式会社
サクション基礎
16日前
JFEスチール株式会社
鋼管矢板の継手構造
16日前
株式会社竹内製作所
作業用車両
15日前
株式会社竹内製作所
作業用車両
15日前
株式会社竹内製作所
作業用車両
15日前
株式会社竹内製作所
作業用車両
15日前
株式会社日立建機ティエラ
建設機械
17日前
山形新興株式会社
建築物の基礎及び基礎成形型
10日前
浙江工業大学
多機能土柱モデル装置及び使用方法
22日前
清水建設株式会社
遮水層の構築方法
15日前
コベルコ建機株式会社
施工システム
15日前
清水建設株式会社
免震装置の基礎構造
16日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
18日前
個人
アンカーボルト支持装置
8日前
日本車輌製造株式会社
杭打機の制御システム
1日前
続きを見る