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公開番号2025155194
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024058845
出願日2024-04-01
発明の名称内燃機関の異常診断装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人小笠原特許事務所
主分類F01M 13/00 20060101AFI20251006BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】ピストンリングスティックによるブローバイガス増大の異常を判定することができる内燃機関の異常診断装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の異常診断装置であって、排気ガス再循環が入っているか否かを検出する検出部と、燃焼室に導入される吸入空気量を測定する測定部と、排気ガス再循環が入っておらず、かつ、測定された吸入空気量が所定値以上である場合、測定された吸入空気量がエンジン回転数および負荷から算出される正常時の吸入空気量よりも低いことに基づいて、ブローバイガス増大の異常を判定する判定部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の異常診断装置であって、
排気ガス再循環が入っているか否かを判断する判断部と、
燃焼室に導入される吸入空気量を測定する測定部と、
前記排気ガス再循環が入っておらず、かつ、前記測定された吸入空気量が所定値以上である場合、前記測定された吸入空気量がエンジン回転数および負荷から算出される正常時の吸入空気量よりも低いことに基づいて、ブローバイガス増大の異常を判定する判定部と、を備える、
内燃機関の異常診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載される内燃機関の異常を診断する装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、吸気通路からブローバイガス通路が外れたこと、およびブローバイガス通路が破損していることを、検出することができる内燃機関の異常診断装置が、開示されている。この内燃機関の異常診断装置では、吸入空気量の変化量が所定値以上であるときにPCV圧力センサ値が大気圧よりも低い場合、PCV圧力センサ値と大気圧との差分に基づいてPCV圧力センサよりも吸気通路側での異常の発生を判定する、ことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-186702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載された内燃機関の異常診断装置では、PCV圧力センサ値からブローバイガス通路の外れや詰まりによる異常を判定することはできるが、エンジン内のピストンリングスティックによるブローバイガス増大の異常は判定することができない、という課題がある。
【0005】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、ピストンリングスティックによるブローバイガス増大の異常を判定することができる、内燃機関の異常診断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、内燃機関の異常診断装置であって、排気ガス再循環が入っているか否かを判断する判断部と、燃焼室に導入される吸入空気量を測定する測定部と、排気ガス再循環が入っておらず、かつ、測定された吸入空気量が所定値以上である場合、測定された吸入空気量がエンジン回転数および負荷から算出される正常時の吸入空気量よりも低いことに基づいて、ブローバイガス増大の異常を判定する判定部と、を備える、内燃機関の異常診断装置である。
【発明の効果】
【0007】
上記本開示の内燃機関の異常診断装置によれば、ピストンリングスティックによるブローバイガス増大の異常を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る異常診断装置および内燃機関を説明する概略図
異常診断装置が実行する内燃機関の異常診断の処理フローチャート
異常診断装置が実行する内燃機関の異常診断の処理フローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態>
[構成]
図1は、本開示の一実施形態に係る異常診断装置100の概略機能ブロックおよび診断対象となる内燃機関200の概略構成を示す図である。この内燃機関200は、例えば、車両などに搭載されるエンジンである。
【0010】
図1に例示した内燃機関200は、図示しない排気ガス再循環(EGR)を備えた内燃機関である。内燃機関200のシリンダブロック280は、下部にクランクケースを設けており、クランクケース内にはピストン281にコネクティングロッド282を介して連結するクランク軸283が収容されている。シリンダブロック280の下部にはオイルパン290が取り付けられており、オイルパン290には内燃機関200内を循環させるオイルが貯められている。また、シリンダブロック280の上部には、シリンダヘッド270が取り付けられ、このシリンダヘッド270の上部には、シリンダヘッドカバー260が取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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