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公開番号2025153964
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024056708
出願日2024-03-29
発明の名称印刷媒体
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 11/46 20060101AFI20251002BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷媒体に形成されるマークが印刷装置の反射型センサにより安定して検出されるようにした印刷媒体を提供する。
【解決手段】台紙100の台紙面120において、第一領域181は、マーク間隔Mを空けて長手方向に並ぶマーク140の間の領域であり、マーク140に隣接する。第二領域182は、台紙面120においてマーク140及び第一領域181に重ならない領域である。第一領域181における特定波長の光の透過率は、第二領域182における特定波長の光の透過率よりも低い。すなわち、第一領域181における光の反射率TPは、第二領域182における反射率Trよりも高く、マーク140の反射率TMとの差異が大きいので、マーク140の検出が安定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
長手方向に延びるシート状の台紙と、
前記台紙に貼付されるラベルと、を備え、
前記台紙は、
前記長手方向と、前記長手方向に交差する短手方向とに広がる台紙面と、
前記台紙面に形成され、印刷装置の反射型センサで検出可能なマークと、
前記台紙面に含まれ、前記長手方向において前記マークに隣接する第一領域と、
前記台紙面に含まれ、前記マーク及び前記第一領域に重ならない第二領域と、
を有し、
前記第一領域は、前記第二領域よりも特定波長の光の透過率が低いこと
を特徴とする印刷媒体。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記長手方向と前記短手方向とのそれぞれに直交する方向を厚み方向と定義し、
前記ラベルは、前記台紙の前記厚み方向において前記台紙面とは反対側の面である貼付面に貼付され、前記長手方向に複数配置されること
を特徴とする請求項1に記載の印刷媒体。
【請求項3】
前記第二領域は、所定の第一色で形成され、
前記マークは、前記第一色とは異なる第二色で形成され、
前記第一領域は、前記第二色とは前記特定波長の光の反射率が異なる第三色で形成される塗装部であり、
前記第三色は、前記第一色よりも前記特定波長の光の透過率が低い色であること
を特徴とする請求項1または2に記載の印刷媒体。
【請求項4】
前記塗装部の前記短手方向の長さは、前記マークの前記短手方向の長さ以上であること
を特徴とする請求項3に記載の印刷媒体。
【請求項5】
前記塗装部の前記短手方向の長さは、前記マークの前記短手方向の長さと同じであること
を特徴とする請求項4に記載の印刷媒体。
【請求項6】
前記マークは、前記長手方向に所定のマーク間隔を空けて複数形成され、
前記マークは、前記長手方向に前記マーク間隔を空けて形成される第一マークと第二マークとを含み、
前記塗装部は、前記第一マークと前記第二マークとの間に形成され、且つ前記塗装部の前記長手方向の一端が前記第一マークに隣接し、前記塗装部の前記長手方向の他端が前記第二マークに隣接すること
を特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の印刷媒体。
【請求項7】
前記ラベルは、前記長手方向に所定のラベル間隔を空けて複数配置され、
前記塗装部は、前記長手方向に前記ラベル間隔を空けて配置される2つの前記ラベルの間に形成され、且つ前記塗装部の前記長手方向の一端が前記マークに隣接すること
を特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の印刷媒体。
【請求項8】
前記塗装部の前記長手方向の長さは、前記マークの前記長手方向の長さ以下であること
を特徴とする請求項7に記載の印刷媒体。
【請求項9】
前記塗装部の前記長手方向の他端が、前記ラベルに隣接すること
を特徴とする請求項7に記載の印刷媒体。
【請求項10】
前記第一色は、白色であり、
前記第二色は、黒色であり、
前記第三色は、前記特定波長の光の前記透過率が白色よりも低い、淡い白色であること
を特徴とする請求項3から9のいずれかに記載の印刷媒体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、尺の長いシート状の印刷媒体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ブラックマークを付した尺の長い記録紙に対して反射型フォトセンサから検出光を照射し、その反射光によってブラックマークの有無を検出するプリンタが開示されている。反射型フォトセンサは、ブラックマークにおける検出光の反射率と、ブラックマークが付されていない部分における検出光の反射率との差異に基づき、ブラックマークの有無を検出する。プリンタは、ブラックマークの検出結果に基づき印刷領域や切断目標位置を設定し、記録紙への印刷や記録紙の切断を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-23386号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
記録紙の厚みや色によっては、記録紙が反射型フォトセンサの検出光を透過しやすくなる場合がある。この場合、ブラックマークにおける検出光の反射率と、ブラックマークが付されていない部分における検出光の反射率との差異が安定せず、ブラックマークの誤検出を生ずる可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、印刷媒体に形成されるマークが印刷装置の反射型センサにより安定して検出されるようにした印刷媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、長手方向に延びるシート状の台紙と、前記台紙に貼付されるラベルと、を備え、前記台紙は、前記長手方向と、前記長手方向に交差する短手方向とに広がる台紙面と、前記台紙面に形成され、印刷装置の反射型センサで検出可能なマークと、前記台紙面に含まれ、前記長手方向において前記マークに隣接する第一領域と、前記台紙面に含まれ、前記マーク及び前記第一領域に重ならない第二領域と、を有し、前記第一領域は、前記第二領域よりも特定波長の光の透過率が低いことを特徴とする印刷媒体が提供される。
【0007】
台紙面の第一領域は、第二領域よりも特定波長の光の透過率が低い。故に第一領域における光の反射率は、印刷媒体の透過による影響を受けにくいため、第二領域における反射率よりも値が安定する。よって、マークにおける光の反射率と第一領域における光の反射率との差異は、マークにおける光の反射率と第二領域における光の反射率との差異よりも値が安定する。第一領域はマークに隣接するので、印刷装置が反射型センサで印刷媒体のマークを検出する場合、印刷媒体は、検出光の反射率の差異に基づき、マークが安定して検出されるようにできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ラベルプリンタ1の斜視図である。
ラベルプリンタ1の左右方向に垂直な断面図である。
貼付面110、台紙面120及び側面から見たシート10の説明図である。
貼付面110、台紙面120及び側面から見たシート10Aの説明図である。
貼付面110、台紙面120及び側面から見たシート10Bの説明図である。
シート10C,10Dの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を具体化した実施の形態について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載される装置の構成などは、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
【0010】
図1、図2を参照し、本発明に係る印刷媒体に印刷を行う印刷装置の一例であるラベルプリンタ1の概略構成について説明する。以下の説明では、図1の右上側、左下側、右下側、左上側、上側、下側を、それぞれラベルプリンタ1の後側、前側、右側、左側、上側、下側とする。
(【0011】以降は省略されています)

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