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公開番号2025149734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024050555
出願日2024-03-26
発明の名称シート搬送装置及び画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類B65H 5/06 20060101AFI20251001BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シートを搬送するローラのローラ軸を保持する部材を外装カバーに設ける場合に、公差の影響による位置ずれが生じたとしてもローラ軸の変形を抑制する。
【解決手段】シート搬送装置は、シートPに接して回転する第1ローラ92と、第1ローラ92と一体に回転するローラ軸92Aと、第1ローラ92と反対側からシートPに接してニップを形成する第2ローラ192と、第1ローラ92をニップと反対側から覆う外装カバー13と、外装カバー13のローラ軸92A側の部位に支持され、ニップと反対側、シートPの搬送方向一方側、及び、シートPの搬送方向他方側からローラ軸92Aを保持する軸保持部材200と、を備え、軸保持部材200は、外装カバー13に、搬送方向一方側及び他方側に移動可能に支持されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
シートに接して回転する第１ローラと、
前記第１ローラと一体に回転するローラ軸と、
前記第１ローラと反対側から前記シートに接してニップを形成する第２ローラと、
前記第１ローラを前記ニップと反対側から覆う外装カバーと、
前記外装カバーの前記ローラ軸側の部位に支持され、前記ニップと反対側、前記シートの搬送方向一方側、及び、前記シートの搬送方向他方側から前記ローラ軸を保持する軸保持部材と、
を備え、
前記軸保持部材は、前記外装カバーに、前記搬送方向一方側及び他方側に移動可能に支持されている
ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記第１ローラは、
前記ローラ軸の軸方向に複数設けられており、
前記軸保持部材は、隣接する２つの前記第１ローラの間に配置されている
ことを特徴とする請求項１記載のシート搬送装置。
【請求項３】
前記軸保持部材は、
前記ニップよりも前記搬送方向に沿った上流側において当該搬送方向に対して傾斜して設けられ、前記ニップに近づくように前記シートを案内するシートガイド部を有する
ことを特徴とする請求項１記載のシート搬送装置。
【請求項４】
前記ローラ軸の軸方向の一端部に回転駆動力が入力される
ことを特徴とする請求項１記載のシート搬送装置。
【請求項５】
前記外装カバーに覆われる内部フレームをさらに有し、
前記ローラ軸は、前記内部フレームに回転可能に支持されている
ことを特徴とする請求項１記載のシート搬送装置。
【請求項６】
前記ローラ軸は、金属である
ことを特徴とする請求項１記載のシート搬送装置。
【請求項７】
前記第２ローラを前記第１ローラに向けて付勢する付勢部材をさらに有する
ことを特徴とする請求項１記載のシート搬送装置。
【請求項８】
前記第２ローラは、
前記搬送方向の上流側に位置する上流ローラと、
前記搬送方向の下流側に位置する下流ローラと、
を含み、
前記上流ローラと前記下流ローラとは、軸方向に互いにオフセットして配置されていることを特徴とする請求項１記載のシート搬送装置。
【請求項９】
前記上流ローラ及び前記下流ローラを一体的に保持するローラホルダをさらに有し、
前記ローラホルダは、前記上流ローラの軸心及び前記下流ローラの軸心から離れた軸心を中心に揺動可能である
ことを特徴とする請求項８記載のシート搬送装置。
【請求項１０】
画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成された前記シートが排出されるシートトレイと、
請求項１乃至請求項９のいずれか１項記載の前記シート搬送装置と、
を有し、
前記第１ローラは、前記シートトレイに前記シートを排出するローラである
ことを特徴とする画像形成装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像が形成されるシートを搬送するシート搬送装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、例えば特許文献１に記載のように、搬送ローラとともに原稿をニップして搬送する従動ローラの軸が、ＡＤＦカバーの内側に支持された軸受によって保持される構成が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００９－１６１２７４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
外装カバーと搬送ローラとが接触するのを抑制するために、搬送ローラのローラ軸を保持する部材を外装カバーに設ける場合があり得る。このような構成では、仮に、各部の製造時の公差等によりローラの軸とこれを保持する部材との相対位置関係にずれが生じた場合、ローラ軸が変形する可能性があるという問題があった。
【０００５】
本発明の目的は、シートを搬送するローラのローラ軸を保持する部材が外装カバーに支持される場合に、公差の影響による位置ずれが生じたとしてもローラ軸の変形を抑制できるシート搬送装置及び画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記した目的を達成するため、本発明のシート搬送装置は、前記第１ローラと一体に回転するローラ軸と、前記第１ローラと反対側から前記シートに接してニップを形成する第２ローラと、前記第１ローラを前記ニップと反対側から覆う外装カバーと、前記外装カバーの前記ローラ軸側の部位に支持され、前記ニップと反対側、前記シートの搬送方向一方側、及び、前記シートの搬送方向他方側から前記ローラ軸を保持する軸保持部材と、を備えている。前記軸保持部材は、前記外装カバーに、前記搬送方向一方側及び他方側に移動可能に支持されている。
【０００７】
本願発明においては、第１ローラと第２ローラとがシートを挟んでニップを形成する。第１ローラの反ニップ側には外装カバーが設けられる。外装カバーのローラ軸側の部位には、軸保持部材が支持されている。軸保持部材は、第１ローラのローラ軸を、搬送方向一方側、他方側、反ニップ側の３方向から保持する。これにより、外装カバーと第１ローラとが接触するのを抑制することができる。
このとき、軸保持部材は、搬送方向一方側及び他方側の両方に移動自在となるように外装カバーに設けられる。これにより、各部の製造時の公差等によりローラ軸と外装カバーとの相対位置関係にずれが生じたとしても、軸保持部材がローラ軸にならって搬送方向に沿って一方側又は他方側に移動するため、ローラ軸の搬送方向における変形を抑制できる。
【０００８】
また、前記第１ローラは、前記ローラ軸の軸方向に複数設けられており、前記軸保持部材は、隣接する２つの前記第１ローラの間に配置されていてもよい。
本願発明においては、軸保持部材が、隣接する２つの第１ローラの間に配置される。これにより、隣り合う第１ローラどうしの間で外装カバーとローラ軸との間隔を保持することができる。
【０００９】
また、前記軸保持部材は、前記ニップよりも前記搬送方向に沿った上流側において当該搬送方向に対して傾斜して設けられ、前記ニップに近づくように前記シートを案内するシートガイド部を有していてもよい。
本願発明においては、軸保持部材におけるシート搬送方向上流側の部位にシートガイド部が設けられる。これにより、搬送されてくるシートを第１ローラ及び第２ローラによるニップ位置へ誘い込むことができる。
【００１０】
また、前記ローラ軸の軸方向の一端部に回転駆動力が入力されていてもよい。
本願発明においては、ローラ軸の軸方向一端部に適宜の駆動部からの回転駆動力が入力され、これによって第１ローラが回転駆動され、シートの搬送が行われる。そして、このように駆動される第１ローラのローラ軸に対して前述のように軸保持部材による保持が行われることにより、ローラ軸の変形を抑制した状態でシートに搬送力を与えることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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