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公開番号
2025149459
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024050121
出願日
2024-03-26
発明の名称
画像形成装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20251001BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】グリッド電流に基づくフィードバック制御を行わずに速やかにガンマ補正を行う。
【解決手段】画像形成装置は、感光ドラム51と、帯電器52と、現像ローラ55と、トナー筐体56と、ベルト(搬送ベルト73)と、電源基板と、制御部100とを備える。制御部100は、ベルトにトナーのパッチ画像を形成してガンマ補正を実行することが可能である。制御部100は、ガンマ補正においてパッチ画像を形成する場合に、現像ローラ55に現像電圧を印加し、グリッド電極54に現像電圧より所定の電位差だけ大きいグリッド電圧を印加し始めると同時に、グリッド電圧に応じた帯電電圧を帯電ワイヤ53に印加し始める。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1感光ドラムと、
前記第1感光ドラムに向かい合う第1帯電器であって、第1帯電ワイヤおよび第1グリッド電極を有する第1帯電器と、
前記第1感光ドラムに向かい合う第1現像ローラと、
前記第1現像ローラを回転可能に支持する第1トナー筐体であって、トナーを収容する第1トナー筐体と、
前記第1感光ドラムに向かい合うベルトと、
前記第1帯電ワイヤ、前記第1グリッド電極および前記第1現像ローラに電圧を印加する電源基板と、
制御部とを備え、
前記制御部は、
前記ベルトにトナーのパッチ画像を形成してガンマ補正を実行することが可能であり、
ガンマ補正において前記パッチ画像を形成する場合に、
前記第1現像ローラに第1現像電圧を印加し、
前記第1グリッド電極に前記第1現像電圧より所定の電位差だけ大きい第1グリッド電圧を印加し始めると同時に、前記第1グリッド電圧に応じた帯電電圧を前記第1帯電ワイヤに印加し始めることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
第2感光ドラムと、
前記第2感光ドラムに向かい合う第2帯電器であって、第2帯電ワイヤおよび第2グリッド電極を有する第2帯電器と、
前記第2感光ドラムに向かい合う第2現像ローラと、
前記第2現像ローラを回転可能に支持する第2トナー筐体であって、トナーを収容する第2トナー筐体と、
第3感光ドラムと、
前記第3感光ドラムに向かい合う第3帯電器であって、第3帯電ワイヤおよび第3グリッド電極を有する第3帯電器と、
前記第3感光ドラムに向かい合う第3現像ローラと、
前記第3現像ローラを回転可能に支持する第3トナー筐体であって、トナーを収容する第3トナー筐体と、
をさらに備え、
前記ベルトは、前記第1感光ドラム、前記第2感光ドラムおよび第3感光ドラムに向かい合い、
前記電源基板は、
前記第2帯電ワイヤ、前記第2グリッド電極、前記第2現像ローラ、前記第3帯電ワイヤ、前記第3グリッド電極および前記第3現像ローラに電圧を印加し、
前記第1帯電ワイヤ、前記第2帯電ワイヤおよび前記第3帯電ワイヤに共通の帯電電圧を印加するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1トナー筐体、前記第2トナー筐体および前記第3トナー筐体は、互いに異なる色のトナーを収容しており、
前記制御部は、
前記ベルトにトナーのパッチ画像を形成して実行する濃度補正に続けて、前記ベルトに濃度補正時とは別のパッチ画像を形成してガンマ補正を実行することが可能であり、
ガンマ補正においてパッチ画像を形成する場合に、
濃度補正により決定した各色の現像電圧Vb1に所定の電位差ΔVを加えることで、各色の第1グリッド電圧Vg1を計算し、
各色の前記第1グリッド電圧Vg1と、濃度補正前の各色のグリッド電圧Vg0との差である各色のグリッド電圧差ΔVgに基づいて、前記第1グリッド電極、前記第2グリッド電極および前記第3グリッド電極のそれぞれに、対応する前記第1グリッド電圧Vg1を印加した場合の各色の第1グリッド電流Ig1を算出し、
前記第1グリッド電極、前記第2グリッド電極および前記第3グリッド電極に、対応する前記第1グリッド電圧Vg1を印加した場合のグリッド電流の目標値を各色の目標グリッド電流Ig_tとして計算し、
各色の前記第1グリッド電流Ig1と前記目標グリッド電流Ig_tとの差である電流差ΔIg=Ig1-Ig_tを各色について計算し、
前記第1グリッド電極、前記第2グリッド電極および前記第3グリッド電極のうち、前記電流差ΔIgが最も小さい色に対応するものに、当該色に対応する前記目標グリッド電流Ig_tが流れるような前記帯電電圧Vw1を決定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記ガンマ補正においてパッチ画像を形成する場合に、
前記電流差ΔIgが最も小さい色以外の色について、前記第1グリッド電流Ig1と前記電流差ΔIgの最小値とに基づいて、前記帯電電圧Vw1が印加された場合にグリッド電極に流れる第2グリッド電流Ig2をそれぞれ算出し、
前記電流差ΔIgが最も小さい色以外の色について、前記第2グリッド電流Ig2と、第1グリッド電圧Vg1とに基づいて、グリッド電極に印加する第2グリッド電圧Vg2を計算により決定し、
決定した前記帯電電圧Vw1を、前記第1帯電ワイヤ、前記第2帯電ワイヤおよび前記第3帯電ワイヤに印加し、前記電流差ΔIgが最も小さい色に対応するグリッド電極に前記第1グリッド電圧Vg1を印加し、前記電流差ΔIgが最も小さい色以外の色のグリッド電極に、対応する前記第2グリッド電圧Vg2を印加し、濃度補正により決定した各色の現像電圧Vb1を、前記第1現像ローラ、前記第2現像ローラおよび前記第3現像ローラに印加して、ガンマ補正をするためのパッチ画像を形成すること、
を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記電流差ΔIgが最も小さい色以外の色に対応する第2グリッド電圧Vg2は、前記電流差ΔIgが最も小さい色に対応する前記第1グリッド電圧Vg1より小さいことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置が複数色のトナーのそれぞれに対応した複数の帯電器を備える場合に、すべての帯電ワイヤに印加する電圧を、1つの高圧電源から印加するようにして、部品点数の削減を図った技術が知られている。この技術では、グリッド電流を一定に維持するようにグリッド電流に基づくフィードバック制御で定電流制御を実行することで、感光ドラムの表面電位が所定値になるようにしている(特許文献1)。
【0003】
また、電子写真方式の画像形成装置では、環境変化や現像剤の長期間の使用による特性変化に伴い、印刷濃度に変化が生じる。印刷濃度の変化を補正するために、従来、トナーでパッチ画像を形成して読み取り、その結果に基づいて現像バイアスを設定する濃度補正を行っている。また、濃度補正の後には、ガンマ補正用のパッチ画像を形成して、このパッチ画像を読み取ってガンマ補正を行っている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-032531号公報
特開2005-331658号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のように、グリッド電流を一定にするフィードバック制御による定電流制御を、ガンマ補正のパッチ画像の形成において行うと、ガンマ補正に時間が掛かるという問題がある。
【0006】
そこで、本開示は、グリッド電流に基づくフィードバック制御を行わずに速やかにパッチ画像を形成してガンマ補正を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記した課題を解決する画像形成装置は、第1感光ドラムと、第1帯電器と、第1現像ローラと、第1トナー筐体と、ベルトと、電源基板と、制御部とを備える。
第1帯電器は、第1感光ドラムに向かい合う。第1帯電器は、第1帯電ワイヤおよび第1グリッド電極を有する。
第1現像ローラは、第1感光ドラムに向かい合う。
第1トナー筐体は、第1現像ローラを回転可能に支持する。第1トナー筐体は、トナーを収容する。
ベルトは、第1感光ドラムに向かい合う。
電源基板は、第1帯電ワイヤ、第1グリッド電極および第1現像ローラに電圧を印加する。
制御部は、ベルトにトナーのパッチ画像を形成してガンマ補正を実行することが可能である。制御部は、ガンマ補正においてパッチ画像を形成する場合に、第1現像ローラに第1現像電圧を印加し、第1グリッド電極に第1現像電圧より所定の電位差だけ大きい第1グリッド電圧を印加し始めると同時に、第1グリッド電圧に応じた帯電電圧を第1帯電ワイヤに印加し始める。
【0008】
制御部は、ガンマ補正の際にパッチ画像を形成する場合、第1現像ローラに第1現像電圧を印加し、第1グリッド電極に第1現像電圧より所定の電位差だけ大きい第1グリッド電圧を印加し始めると同時に、第1グリッド電圧に応じた帯電電圧を第1帯電ワイヤに印加し始めるので、グリッド電流に基づくフィードバック制御を行わずに、速やかにパッチ画像を形成してガンマ補正を行うことができる。
【0009】
画像形成装置は、第2感光ドラムと、第2帯電器と、第2現像ローラと、第2トナー筐体と、第3感光ドラムと、第3帯電器と、第3現像ローラと、第3トナー筐体とをさらに備えることができる。
第2現像ローラは、第2感光ドラムに向かい合う。
第2トナー筐体は、第2現像ローラを回転可能に支持する。第2トナー筐体は、トナーを収容する。
第3現像ローラは、第3感光ドラムに向かい合う。
第3トナー筐体は、第3現像ローラを回転可能に支持する。第3トナー筐体は、トナーを収容する。
ベルトは、第1感光ドラム、第2感光ドラムおよび第3感光ドラムに向かい合う。
電源基板は、第2帯電ワイヤ、第2グリッド電極、第2現像ローラ、第3帯電ワイヤ、第3グリッド電極および第3現像ローラに電圧を印加してもよい。また、電源基板は、第1帯電ワイヤ、第2帯電ワイヤおよび第3帯電ワイヤに共通の帯電電圧を印加するように構成されていてもよい。
【0010】
第1トナー筐体、第2トナー筐体および第3トナー筐体は、互いに異なる色のトナーを収容していてもよい。
制御部は、ベルトにトナーのパッチ画像を形成して実行する濃度補正に続けて、ベルトに濃度補正時とは別のパッチ画像を形成してガンマ補正を実行することが可能である。
制御部は、ガンマ補正においてパッチ画像を形成する場合に、第1帯電ワイヤ、第2帯電ワイヤおよび第3帯電ワイヤに印加する共通の帯電電圧Vw1を計算により決定することができる。
具体的には、制御部は、濃度補正により決定した各色の現像電圧Vb1に所定の電位差ΔVを加えることで、各色の第1グリッド電圧Vg1を計算する。
次に、制御部は、各色の第1グリッド電圧Vg1と、濃度補正前の各色のグリッド電圧Vg0との差である各色のグリッド電圧差ΔVgに基づいて、第1グリッド電極、第2グリッド電極および第3グリッド電極のそれぞれに、対応する第1グリッド電圧Vg1を印加した場合の各色の第1グリッド電流Ig1を算出する。
次に、制御部は、第1グリッド電極、第2グリッド電極および第3グリッド電極に、対応する第1グリッド電圧Vg1を印加した場合のグリッド電流の目標値を各色の目標グリッド電流Ig_tとして計算する。
次に、制御部は、各色の第1グリッド電流Ig1と目標グリッド電流Ig_tとの差である電流差ΔIg=Ig1-Ig_tを各色について計算する。
そして、制御部は、第1グリッド電極、第2グリッド電極および第3グリッド電極のうち、電流差ΔIgが最も小さい色に対応するものに、当該色に対応する目標グリッド電流Ig_tが流れるような帯電電圧Vw1を決定する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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