TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025152952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024055143
出願日2024-03-29
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ネクスト
主分類B41J 11/70 20060101AFI20251002BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】画像が形成されたシートを、精度良く確実に排出することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】複合機1は、プロセス部4と、カッター10と、カッター位置SPを通過しない第1排出経路201Aとカッター位置を経由する第2排出経路201Bとを有する装置本体20と、第1排出経路に配置される第1排出ローラ87と、第2排出経路に配置される第2排出ローラ86と、第2排出ローラよりも上流に配置された第3排出ローラ85と、第1排出経路に配置される排出センサSE3と、第2排出経路に配置されるシートセンサSE4と、CPU101と、を備える。CPUは、シートの切断が指示されている場合に、シートをカッター位置に停止させる切断前停止処理と、第2排出ローラを回転させた後に停止させる排出停止処理とを、シートセンサによる検出結果に基づいて実行する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成部と、
加熱回転体と、前記加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体とを有し、前記シートに形成された画像を前記シートに定着させる定着部と、
前記画像形成部及び前記定着部を通過して前記シートが搬送される搬送経路において前記定着部よりも前記シートの搬送方向の下流側にあるカッター位置に配置されるカッターであって、前記搬送方向と交差する交差方向に前記シートを切断可能なカッターと、
前記搬送経路を有する装置本体であって、前記シートが前記画像形成部及び前記定着部を通過する経路である第1経路と、前記第1経路の前記搬送方向の下流側端部位置である分岐位置から前記カッター位置を通過することなく前記装置本体の外部に前記シートを排出するための第1排出経路と、前記分岐位置から前記カッター位置を経由して前記装置本体の外部に前記シートを排出するための第2排出経路と、を有する装置本体と、
前記第1排出経路に配置され、前記シートを排出する第1排出ローラと、
前記第2排出経路に配置され、前記シートを排出する第2排出ローラと、
前記第2排出ローラよりも上流に配置された搬送部と、
前記定着部から前記分岐位置までの前記第1経路、または、前記第1排出経路に配置され、前記シートの有無を検出する第1センサと、
前記第2排出経路に配置され、前記シートの有無を検出する第2センサと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記シートの切断が指示されている場合には、前記搬送部の駆動を制御することにより前記シートを切断するために前記シートを前記カッター位置に停止させる切断前停止処理と、切断した前記シートを前記装置本体の外部に排出するために前記第2排出ローラを回転させた後に停止させる排出停止処理とを、前記第2センサによる検出結果に基づいて実行することを特徴とする、画像形成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記シートの切断が指示されていない場合には、前記シートを排出するために回転駆動された前記第1排出ローラの回転停止タイミングを、前記第1センサによる検出結果に基づいて決定することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第2排出ローラは、前記カッター位置よりも前記搬送方向の下流側に配置されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1センサは、前記定着部から前記分岐位置までの前記第1経路に配置されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記第1センサが前記シートを検出した後、所定時間経過しても、前記第1センサが前記シートを検出している場合には、前記シートの搬送を停止させることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記ニップから前記カッター位置までの前記搬送経路における長さは、切断可能な前記シートの前記搬送方向における長さの半分よりも長いことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記排出停止処理において、前記シートの前記搬送方向における長さの情報に基づいて、前記第2センサによって前記シートの前記搬送方向における後端を検出したタイミングからの前記第2排出ローラの回転量を決定することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1経路とは異なる経路であって、前記定着部の下流側から前記第1経路における前記画像形成部よりも上流側の位置まで前記シートを搬送する第2経路、をさらに備え、
前記第1排出ローラは、一方に回転することで前記シートを外部へ排出し、他方へ回転することで前記シートを前記第2経路へ搬送し、
前記制御部は、
両面印刷が指示されている場合には、前記シートを前記第2経路へ搬送するために、前記第1センサによる検出結果に基づいて、前記第1排出ローラを一方へ回転させた後に他方へ回転させることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1排出経路及び前記第2排出経路のうちのいずれか一方に前記シートを案内するフラッパ、をさらに備え、
前記第1センサは、前記フラッパの前記搬送方向の上流側に位置することを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記カッター位置よりも前記搬送方向の上流側であって前記第2排出経路に配置される前記搬送部としての第3排出ローラと、
前記第1排出ローラと前記第2排出ローラと前記第3排出ローラとを駆動するモータと、をさらに備え、
前記制御部は、
前記シートの切断が指示されている場合には、前記シートを前記カッター位置に停止させるために前記モータの回転を停止させるタイミングと、前記シートを排出するために回転駆動された前記モータの回転を停止させるタイミングとを、前記第2センサによる検出結果に基づいて決定し、
前記シートの切断が指示されていない場合には、前記シートを排出するために回転駆動された前記モータの回転を停止させるタイミングを、前記第1センサによる検出結果に基づいて決定することを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載されるように、画像が形成されたシートを切断するための断裁装置を有する画像形成装置が知られている。この断裁装置には、シートの搬送手段として、入口ローラ対、レジローラ対、及び排出ローラ対等が設けられている。また、この断裁装置には、シートの搬入を検出する入口センサと、シートの搬出を検出する出口センサが配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-37867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1に記載の画像形成装置では、切断のためにシートを止めるタイミングや、排出ローラの停止タイミングを、画像形成装置が備えるいずれのセンサによるシート検出を基準として決定するのかが明確でなかった。そのため、シートの切断位置の精度や、排出精度が安定しないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、画像が形成されたシートを、精度良く確実に排出することが可能な画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)上述した目的を達成するため、本開示の一形態によれば、画像形成装置が提供される。この画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、加熱回転体と、前記加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体とを有し、前記シートに形成された画像を前記シートに定着させる定着部と、前記画像形成部及び前記定着部を通過して前記シートが搬送される搬送経路において前記定着部よりも前記シートの搬送方向の下流側にあるカッター位置に配置されるカッターであって、前記搬送方向と交差する交差方向に前記シートを切断可能なカッターと、前記搬送経路を有する装置本体であって、前記シートが前記画像形成部及び前記定着部を通過する経路である第1経路と、前記第1経路の前記搬送方向の下流側端部位置である分岐位置から前記カッター位置を通過することなく前記装置本体の外部に前記シートを排出するための第1排出経路と、前記分岐位置から前記カッター位置を経由して前記装置本体の外部に前記シートを排出するための第2排出経路と、を有する装置本体と、前記第1排出経路に配置され、前記シートを排出する第1排出ローラと、前記第2排出経路に配置され、前記シートを排出する第2排出ローラと、前記第2排出ローラよりも上流に配置された搬送部と、前記定着部から前記分岐位置までの前記第1経路、または、前記第1排出経路に配置され、前記シートの有無を検出する第1センサと、前記第2排出経路に配置され、前記シートの有無を検出する第2センサと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記シートの切断が指示されている場合には、前記搬送部の駆動を制御することにより前記シートを切断するために前記シートを前記カッター位置に停止させる切断前停止処理と、切断した前記シートを前記装置本体の外部に排出するために前記第2排出ローラを回転させた後に停止させる排出停止処理とを、前記第2センサによる検出結果に基づいて実行することを特徴とする。
【0007】
この形態の画像形成装置によれば、シートをカッター位置に停止させる切断前停止処理が、第1センサの配置位置と比較して、カッター位置により近い位置である第2排出経路に配置される第2センサによる検出結果に基づいて実行される。このため、シートをカッター位置に精度良く停止させることができる。また、第2排出ローラを回転させた後に停止させる排出停止処理についても、第2センサによる検出結果に基づいて実行されるため、シートを第2排出経路から確実に装置本体の外部へ排出することができる。さらに、第2排出ローラの回転停止のタイミングが好適であるため、シートを排出した後に不要に第2排出ローラが回転し続けることによる騒音や、第2排出ローラの駆動のための消費電力の無駄を抑制できる。
【0008】
(2)上記形態の画像形成装置において、前記制御部は、前記シートの切断が指示されていない場合には、前記シートを排出するために回転駆動された前記第1排出ローラの回転停止タイミングを、前記第1センサによる検出結果に基づいて決定してもよい。
【0009】
この形態の画像形成装置によれば、第1排出経路に配置される第1排出ローラの回転停止タイミングが、定着部から分岐位置までの第1経路または第1排出経路に配置される第1センサによる検出結果に基づいて決定される。すなわち、第2排出経路に配置される第2センサではなく、第2センサよりも上流側にある第1センサによる検出結果に基づいて第1排出ローラの回転停止タイミングが決定されるため、シートを第1排出経路から確実に装置本体の外部へ排出することができる。さらに、第1排出ローラの回転停止のタイミングが好適であるため、シートを排出した後に不要に第1排出ローラが回転し続けることによる騒音や、第2排出ローラの駆動のための消費電力の無駄を抑制できる。
【0010】
(3)上記形態の画像形成装置において、前記第2排出ローラは、前記カッター位置よりも前記搬送方向の下流側に配置されてもよい。この形態の画像形成装置によれば、カッター位置を通過した切断済みのシートを、容易に排出できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

ブラザー工業株式会社
印刷装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
6日前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
電子機器
1か月前
ブラザー工業株式会社
水塗布装置
22日前
ブラザー工業株式会社
水塗布装置
22日前
ブラザー工業株式会社
水塗布装置
22日前
ブラザー工業株式会社
水塗布装置
22日前
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置
15日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
27日前
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置
8日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1日前
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置
6日前
ブラザー工業株式会社
液体吐出ヘッド
6日前
ブラザー工業株式会社
液滴吐出ヘッド
8日前
ブラザー工業株式会社
シート給送装置
29日前
ブラザー工業株式会社
サポートプログラム
1か月前
ブラザー工業株式会社
印刷カセット収納体
今日
ブラザー工業株式会社
情報処理プログラム
6日前
ブラザー工業株式会社
サポートプログラム
1か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタおよびプログラム
1か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタおよびプログラム
1か月前
ブラザー工業株式会社
タンクおよび液体吐出装置
6日前
ブラザー工業株式会社
定着装置及び画像形成装置
27日前
ブラザー工業株式会社
プログラムおよび情報処理装置
6日前
ブラザー工業株式会社
プログラム、および、データ処理装置
6日前
ブラザー工業株式会社
画像処理装置及び認証処理プログラム
1日前
ブラザー工業株式会社
サポートプログラムおよび印刷システム
15日前
ブラザー工業株式会社
サポートプログラムおよび印刷システム
6日前
ブラザー工業株式会社
印刷管理システム、サーバ、印刷管理方法
22日前
ブラザー工業株式会社
液滴吐出装置、その制御方法及びプログラム
今日
ブラザー工業株式会社
プログラム、電子装置、方法、及び印刷システム
20日前
続きを見る