特許ウォッチ

公開番号2025175728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-03
出願番号2024081949
出願日2024-05-20
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人矢野内外国特許事務所
主分類G03G 21/16 20060101AFI20251126BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】容易に回路基板の修理および交換を行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1の再搬送部7は、シートトレイ10と基板ケース12との間に位置し、シートSを案内する下シュート71と、基板ケース12の再搬送方向における下流側に位置し、下シュート71と共にシートSを案内する上シュート72と、上シュート72を装置本体2に固定するためのネジ92と、を有し、上シュート72は、下シュート71と共にシートSの再搬送経路P2を形成する第1位置と、第1位置に対して回動軸722を中心として下シュート71側に回動した第2位置との間で回動可能であり、回動軸722は、上シュート72の再搬送方向における下流側端部である前端部に位置し、ネジ92は、上シュート72の再搬送方向における上流側端部である後端部を装置本体2に固定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
装置本体と、
前記装置本体の下端に位置するシートトレイと、
前記シートトレイの上方に位置し、シートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部と前記シートトレイとの間に位置し、前記画像形成部にて一面に画像が形成されたシートの他面に画像を形成するために、シートを前記画像形成部に再搬送方向に沿って再搬送するための再搬送部と、
前記画像形成部と前記再搬送部との間に位置する回路基板と、
前記回路基板を収容するためのケース本体と蓋部とを有するケースであって、前記蓋部が前記ケース本体よりも前記再搬送部の近くに位置する姿勢で前記装置本体に固定されるケースと、
を備え、
前記再搬送部は、
前記シートトレイと前記ケースとの間に位置し、シートを案内する下シュートと、
前記ケースの前記再搬送方向における下流側に位置し、前記下シュートと共にシートを案内する上シュートと、
前記上シュートを前記装置本体に固定するための固定具と、を有し、
前記上シュートは、
前記下シュートと共にシートの再搬送経路を形成する第１位置と、前記第１位置に対して回動軸を中心として前記下シュート側に回動した第２位置との間で回動可能であり、
前記回動軸は、前記上シュートの前記再搬送方向における下流側端部に位置し、
前記固定具は、前記上シュートの前記再搬送方向における上流側端部を前記装置本体に固定する画像形成装置。
続きを表示（約 610 文字）【請求項２】
前記画像形成部は、感光ドラムと、前記感光ドラムにレーザ光を照射する露光ユニットとを有し、
前記露光ユニットは、前記装置本体の上部に固定されている請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記画像形成部は、複数色の画像に対応した複数の感光ドラムを有する請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項４】
前記装置本体は、前記上シュートの前記回動軸を回動可能に支持する軸受孔を有し、
前記軸受孔は、周方向の一部に開口する嵌入口によって開放されており、
前記回動軸は、前記嵌入口を通じて前記軸受孔に挿入可能である請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項５】
前記回動軸は、前記回動軸の軸方向と直交する第１方向において第１長さを有し、前記軸方向および前記第１方向と直交する第２方向において前記第１長さよりも小さい第２長さを有し、
前記嵌入口の前記軸方向と直交する直交方向の寸法は、前記第２長さよりも大きく、前記第１長さよりも小さい請求項４に記載の画像形成装置。
【請求項６】
上シュートが第２位置にあるときに、前記第１方向と、前記嵌入口から前記軸受孔に向かう方向とが一致し、
上シュートが第１位置にあるときに、前記第１方向と、前記嵌入口から前記軸受孔に向かう方向とが交差する請求項５に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、特許文献１に開示されるように、画像形成部にて一面に画像が形成されたシートを再搬送方向に沿って画像形成部に再搬送するための再搬送部を備えた画像形成装置が知られている。
【０００３】
特許文献１に記載の画像形成装置は、再搬送経路を形成する上シュート６２と、上シュート６２の再搬送方向における下流側に位置する低電圧回路基板７２と、低電圧回路基板７２を収容する板金部材７３と、シートトレイに収容されるシートを画像形成部に供給する供給部４１とを備えている。上シュート６２は、板金部材７３と供給部４１との２箇所に、それぞれネジ止めされている。また、上シュート６２、低電圧回路基板７２、板金部材７３、および供給部４１等を収容する装置本体２は、上部が開放可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２２－１０２４３４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
上述の構成の画像形成装置においては、低電圧回路基板７２の修理や交換を行う際に、装置本体２に収容されるドラムユニット５２、ベルト搬送部４２、およびベルトクリーナ５４を装置本体２から取り外して、上シュート６２および板金部材７３を装置本体２の外部に露出させる必要があった。
【０００６】
低電圧回路基板７２の修理や交換を行うためには、さらに上シュート６２と板金部材７３および供給部４１とを固定しているネジを取り除いて、上シュート６２および板金部材７３の上側板金７３２を装置本体２から取り外したうえで、装置本体２の外部に露出した低電圧回路基板７２の修理や交換を行う必要があった。従って、低電圧回路基板７２の修理および交換を行うために手間がかかり、煩雑であった。
【０００７】
そこで、本発明においては、回路基板の修理および交換を行うための手間を低減して、容易に回路基板の修理および交換を行うことができる画像形成装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記課題を解決する画像形成装置は、以下の特徴を有する。
【０００９】
即ち、画像形成装置は、装置本体と、前記装置本体の下端に位置するシートトレイと、前記シートトレイの上方に位置し、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部と前記シートトレイとの間に位置し、前記画像形成部にて一面に画像が形成されたシートの他面に画像を形成するために、シートを前記画像形成部に再搬送方向に沿って再搬送するための再搬送部と、前記画像形成部と前記再搬送部との間に位置する回路基板と、前記回路基板を収容するためのケース本体と蓋部とを有するケースであって、前記蓋部が前記ケース本体よりも前記再搬送部の近くに位置する姿勢で前記装置本体に固定されるケースと、を備え、前記再搬送部は、前記シートトレイと前記ケースとの間に位置し、シートを案内する下シュートと、前記ケースの前記再搬送方向における下流側に位置し、前記下シュートと共にシートを案内する上シュートと、前記上シュートを前記装置本体に固定するための固定具と、を有し、前記上シュートは、前記下シュートと共にシートの再搬送経路を形成する第１位置と、前記第１位置に対して回動軸を中心として前記下シュート側に回動した第２位置との間で回動可能であり、前記回動軸は、前記上シュートの前記再搬送方向における下流側端部に位置し、前記固定具は、前記上シュートの前記再搬送方向における上流側端部を前記装置本体に固定する。
【００１０】
これにより、上シュートおよびケースの蓋部を装置本体から露出させた状態で、上シュートを第１位置から第２位置へ回動させるとともに、蓋部を取り外すことで、回路基板の修理および交換を行うことが可能となる。従って、回路基板の修理および交換を行うための手間を低減して、容易に回路基板の修理および交換を行うことができる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許