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公開番号
2025144295
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2024044008
出願日
2024-03-19
発明の名称
床タイル及び床タイルの製造方法
出願人
株式会社LIXIL
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04F
15/08 20060101AFI20250925BHJP(建築物)
要約
【課題】意匠性、清掃性及び滑り抵抗値を確保しつつ安定して突起を形成できる床タイル及び床タイルの製造方法を提供する。
【解決手段】セラミックタイル素地と、セラミックタイル素地の表面に散在され、かつ熔着された複数の突起と、を備える。突起は、セラミックタイル素地の表面に設けられ第1透明素材で形成された芯部と、芯部の耐火度よりも低い耐火度の第2透明素材で形成され、芯部の表面の少なくとも一部を覆う半球状の被覆部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
セラミックタイル素地と、
前記セラミックタイル素地の表面に散在され、かつ熔着された複数の突起と、
を備え、
前記突起は、
前記セラミックタイル素地の表面に設けられ第1透明素材で形成された芯部と、
前記芯部の耐火度よりも低い耐火度の第2透明素材で形成され、前記芯部の表面の少なくとも一部を覆う半球状の被覆部と、
を備える床タイル。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記芯部の100重量部に対する前記被覆部の重量部は、5以上、100以下である、
請求項1に記載の床タイル。
【請求項3】
前記芯部の100重量部に対する前記被覆部の重量部は、5以上、75以下である、
請求項2に記載の床タイル。
【請求項4】
前記芯部の100重量部に対する前記被覆部の重量部は、25以上、50以下である、
請求項3に記載の床タイル。
【請求項5】
第1透明素材に、前記第1透明素材の耐火度よりも低い耐火度の第2透明素材がコーティングされた被焼成材を準備することと、
前記被焼成材をセラミックタイル素地の表面に配することと、
前記被焼成材を前記第1透明素材の耐火度よりも低く前記第2透明素材の耐火度よりも高い温度で焼成して、前記セラミックタイル素地の表面に前記第1透明素材で形成された芯部と、前記第2透明素材で形成され前記芯部の表面の少なくとも一部を覆う半球状の被覆部と、を備える突起を形成することと、
を含む床タイルの製造方法。
【請求項6】
前記被焼成材を準備することは、
前記第1透明素材及び前記第2透明素材をそれぞれ準備することと、
前記第1透明素材に前記第2透明素材をコーティングすることと、
を含む、
請求項5に記載の床タイルの製造方法。
【請求項7】
前記芯部の100重量部に対する前記被覆部の重量部は、5以上、100以下である、
請求項5または6に記載の床タイルの製造方法。
【請求項8】
前記芯部の100重量部に対する前記被覆部の重量部は、5以上、75以下である、
請求項7に記載の床タイルの製造方法。
【請求項9】
前記芯部の100重量部に対する前記被覆部の重量部は、25以上、50以下である、
請求項8に記載の床タイルの製造方法。
【請求項10】
前記被焼成材の粒度は、350μm以上、850μm以下である、
請求項5または6に記載の床タイルの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、床タイル及び床タイルの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
セラミックタイル素地を用いた床タイルは、高級感があり、例えば、ホテル、商業施設の床に多く使われている。床タイルは、水に濡れた際に滑り抵抗が小さくなり、スリップする可能性がある。
【0003】
セラミック床タイルの滑り性評価は、JIS A 5409に滑り条件1及び滑り条件2が定められている。滑り条件2は、(社)防滑適正推進協会が滑り抵抗値CSRの推奨値として0.4以上を規定している。CSRは、Coefficient of Slip Resistanceである。CSRは、0.5以上を品質条件と定める建築会社が多くある。滑り条件2は、泥状の介在物を多くタイル上に載せて測定を行うため、安定して0.5以上のCSRを得るためには、介在物より突き出る高い突起を設ける必要があった。高い突起を設けると、突起が目立ちタイルの意匠を損ねるうえモップなどが引っ掛かり清掃がしにくくなるという問題がある。
【0004】
特許文献1には、従来の問題を解決するために、粉砕されたガラス粒を焼成前のタイル上に施し焼成を行うことによってガラス粒を熔融させ、透明で半円球の防滑突起をタイル上に形成することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-42522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載された床タイルは、焼成温度が低いと突起が半円球ではなく角張った状態になりやすいため、意匠性及び清掃性が低下する可能性がある。特許文献1に記載された床タイルは、焼成温度が高いとガラスの熔融度が大きくなり、突起が低くなることによって滑り抵抗値を満足できなくなる可能性がある。特許文献1に記載された床タイルにおいて、意匠性、清掃性及び滑り抵抗値を確保しつつ安定して突起を形成することは容易ではない。
【0007】
ガラス粒子のみを使用する場合、ガラス粒防滑材が透明で半円球になり、且つ、防滑性付与に十分な突起高さを保てる焼成温度範囲は比較的狭く15℃程度であった。タイルの製造においては窯内の温度バラつき以外にも原料ロットのバラつきによる焼成温度調整などもあり、15℃の温度範囲では安定生産ができず、25℃程度の安定領域が必要となる。
【0008】
本開示は、以上のような点を考慮してなされたもので、意匠性、清掃性及び滑り抵抗値を確保しつつ安定して突起を形成できる床タイル及び床タイルの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の第1の態様は、セラミックタイル素地と、前記セラミックタイル素地の表面に散在され、かつ熔着された複数の突起と、を備え、前記突起は、前記セラミックタイル素地の表面に設けられ第1透明素材で形成された芯部と、前記芯部の耐火度よりも低い耐火度の第2透明素材で形成され、前記芯部の表面の少なくとも一部を覆う半球状の被覆部と、を備える床タイルである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
床タイルの一例を模式的に示す斜視図である。
床タイルの一例を模式的に示す断面図である。
床タイルの製造方法の手順を示すフローチャートである。
床タイルの製造方法の別の手順を示すフローチャートである。
床タイルの製造方法の手順を示す断面図である。
床タイルの製造方法の手順を示す断面図である。
床タイルの製造方法の手順を示す断面図である。
床タイルにおける突起のSEMによる観察像である。
粒度、散布量、滑り抵抗値の関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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