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公開番号2025143124
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2024042879
出願日2024-03-18
発明の名称便器装置
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人
主分類E03D 9/08 20060101AFI20250924BHJP(上水;下水)
要約【課題】騒音の発生を抑制する便器装置を提供すること。
【解決手段】便器装置1は、便器本体2の後部に配置され、衛生洗浄装置4を有する機能部3と、衛生洗浄装置4の動作を制御する制御部6と、を備え、衛生洗浄装置4は、人体を洗浄する洗浄水を吐出するノズル41を洗浄するノズル洗浄部43と、ノズル41が進退する機能部3の開放部分33aを開閉するシャッター部42を洗浄するシャッター洗浄部44と、を有し、制御部6は、ノズル洗浄部43及びシャッター洗浄部44の両方に同時に通水することで、ノズル洗浄部43に給水するノズル洗浄用水回路131及びシャッター洗浄部44に給水するシャッター洗浄用水回路132のエアを抜くエア抜き制御を実行する。
【選択図】図11

特許請求の範囲【請求項１】
便器本体の後部に配置され、衛生洗浄装置を有する機能部と、
前記衛生洗浄装置の動作を制御する制御部と、を備え、
前記衛生洗浄装置は、
人体を洗浄する洗浄水を吐出するノズルを洗浄するノズル洗浄部と、
前記ノズルが進退する前記機能部の開放部分を開閉するシャッター部を洗浄するシャッター洗浄部と、を有し、
前記制御部は、前記ノズル洗浄部及び前記シャッター洗浄部の両方に同時に通水することで、前記ノズル洗浄部に給水するノズル洗浄用水回路及び前記シャッター洗浄部に給水するシャッター洗浄用水回路のエアを抜くエア抜き制御を実行する、便器装置。
続きを表示（約 790 文字）【請求項２】
前記ノズル洗浄用水回路に連通するノズル洗浄部用連通孔と、前記シャッター洗浄用水回路に連通するシャッター洗浄部用連通孔と、に接続される給水路の流路を切替える切替弁をさらに有し、
前記制御部は、前記切替弁を、前記ノズル洗浄部用連通孔及び前記シャッター洗浄部用連通孔の両方に通水可能に動作させる前記エア抜き制御を実行する、請求項１に記載の便器装置。
【請求項３】
便器本体の後部に配置され、衛生洗浄装置を有する機能部と、
前記衛生洗浄装置の動作を制御する制御部と、を備え、
前記衛生洗浄装置は、
人体を洗浄する洗浄水を吐出するノズルを洗浄するノズル洗浄部と、
前記ノズルが進退する前記機能部の開放部分を開閉するシャッター部を洗浄するシャッター洗浄部と、を有し、
前記制御部は、前記シャッター洗浄部に給水するシャッター洗浄用水回路に通水した後、前記ノズル洗浄部に給水するノズル洗浄用水回路に通水することで、前記ノズル洗浄用水回路及び前記シャッター洗浄用水回路のエアを抜くエア抜き制御を実行する、便器装置。
【請求項４】
大気開放されるバキュームブレーカーをさらに有し、
前記制御部は、前記ノズルの洗浄後に、前記切替弁を介して、前記ノズル洗浄用水回路と前記バキュームブレーカーと接続させるか、又は、
前記シャッター部の洗浄後に、前記切替弁を介して、前記シャッター洗浄用水回路と前記バキュームブレーカーとを接続させる、水抜き制御を実行する、請求項２に記載の便器装置。
【請求項５】
前記機能部に配置され、前記便器本体側へ温風を送風可能な温風乾燥装置をさらに有し、
前記制御部は、前記水抜き制御の間、前記温風乾燥装置の作動を禁止する、請求項４に記載の便器装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、便器装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、人体の局部を洗浄する衛生洗浄装置が設けられた便器装置が知られている。衛生洗浄装置は、人体を洗浄するノズルと、ノズル自体を洗浄するノズル洗浄部を有し、ノズル洗浄部には、複数の吐水孔が設けられて洗浄水をノズルに吐水するように構成されている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１１７９００号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ノズル洗浄部等には、使用しない間は内部に空気が滞留している。この滞留した空気が、使用時に吐水される際に、供給される洗浄水で押されて圧力がかかり、吐水孔を通過する際に音が発生し、異音が生じる場合があった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、便器本体の後部に配置され、衛生洗浄装置を有する機能部と、前記衛生洗浄装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記衛生洗浄装置は、人体を洗浄する洗浄水を吐出するノズルを洗浄するノズル洗浄部と、前記ノズルが進退する前記機能部の開放部分を開閉するシャッター部を洗浄するシャッター洗浄部と、を有し、前記制御部は、前記ノズル洗浄部及び前記シャッター洗浄部の両方に同時に通水することで、前記ノズル洗浄部に給水するノズル洗浄用水回路及び前記シャッター洗浄部に給水するシャッター洗浄用水回路のエアを抜くエア抜き制御を実行する、便器装置に関する。
【０００６】
本発明は、便器本体の後部に配置され、衛生洗浄装置を有する機能部と、前記衛生洗浄装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記衛生洗浄装置は、人体を洗浄する洗浄水を吐出するノズルを洗浄するノズル洗浄部と、前記ノズルが進退する前記機能部の開放部分を開閉するシャッター部を洗浄するシャッター洗浄部と、を有し、前記制御部は、前記シャッター洗浄部に給水するシャッター洗浄用水回路に通水した後、前記ノズル洗浄部に給水するノズル洗浄用水回路に通水することで、前記ノズル洗浄用水回路及び前記シャッター洗浄用水回路のエアを抜くエア抜き制御を実行する、便器装置に関する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本実施形態の便器装置の斜視図である。
本実施形態の機能部の斜視図である。
本実施形態のノズルユニット、シャッター部及びシャッター洗浄部の斜視図である。
本実施形態の洗浄ノズルの先端近傍の縦断面図である。
本実施形態の機能部の前側を裏面から見た部分斜視図である。
本実施形態の便器装置における水回路のブロック図である。
本実施形態の切替弁、バキュームブレーカー及びホースを示す斜視図である。
本実施形態の切替弁の展開図である。
本実施形態の切替弁のケースを内側から見た正面図である。
図８のＡ－Ａ線切断面を示す図である。
図１０の状態からディスクを回転させた状態を示す図である。
本実施形態のノズル洗浄用水回路を通水した状態を示す図である。
本実施形態のエア抜き制御を示す図である。
本実施形態のシャッター洗浄用水回路を通水した状態示す図である。
本実施形態のシャッター洗浄用水回路における水抜き制御を示す図である。
本実施形態のノズル洗浄用水回路における水抜き制御を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明において、便座２１に着座した使用者から見た場合の前後の向きを前後方向Ｙとする。便座２１に着座した使用者から見た場合の左右の向きを左右方向Ｘとする。便器装置１が設置される床面に対する鉛直方向に沿う上下の向きを上下方向Ｚとする。
【０００９】
図１に示すように、本実施形態に係る便器装置１は、便器本体２と、便座２１と、便蓋２２と、機能部３と、衛生洗浄装置４（図２及び図３参照）と、制御部６（図２参照）と、を備える。
【００１０】
便器本体２は、前部側に上方が開口したボウル部２０ａを有する。便器本体２の後部の下方内部には、便器本体２を洗浄する便器洗浄水を貯水する便器洗浄タンク１１１が配置されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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