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公開番号2025153920
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024056641
出願日2024-03-29
発明の名称外構
出願人ミサワホーム株式会社
代理人個人
主分類E03F 1/00 20060101AFI20251002BHJP(上水;下水)
要約【課題】本発明の目的は、内水氾濫を防止できるとともに趣のある外構を提供することである。
【解決手段】外構(1)は、貯水槽(38)と、庭の地面に凹状に形成された凹部(14)と、前記凹部(14)の地中に埋められる溢水枡(42)と、住宅(3)の屋根に降った雨水を貯水槽(38)及び溢水枡(42)へ誘導し、貯水槽(38)の満水により貯水槽(38)から溢れ出る雨水を溢水枡(42)へ誘導する雨水誘導路(30)と、溢水枡(42)から離れた位置において凹部(14)の地中に埋められる集水枡(50)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
住宅の外に構築される外構であって、
雨水を貯める貯水槽と、
前記住宅の外の庭の地面に凹状に形成された凹部と、
前記凹部の地中に埋められ、一部地面から露出し、その露出した部分に溢水口を有し、雨水を前記溢水口まで貯め、前記溢水口から前記凹部へ雨水を溢れさせる溢水枡と、
カーポート又は前記住宅の屋根に降った雨水を前記貯水槽及び前記溢水枡へ誘導し、前記貯水槽の満水により前記貯水槽から溢れ出る雨水を前記溢水枡へ誘導する雨水誘導路と、
前記溢水枡から離れた位置において前記凹部の地中に埋められ、一部地面から露出し、その露出した部分に取水口を有し、前記凹部において前記取水口まで貯められた雨水を前記取水口を通じて取水して貯める集水枡と、
を備えることを特徴とする外構。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の外構であって、
前記凹部は、前記溢水枡から前記集水枡の方に向かって下りに傾斜する底を有する
ことを特徴とする外構。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の外構であって、
前記取水口から前記集水枡の底までの深さは、前記溢水口から前記溢水枡の底までの深さよりも深い
ことを特徴とする外構。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の外構であって、
前記集水枡から下水道にかけて地中に埋設され、前記集水枡及び前記下水道に連結される排水管
を備えることを特徴とする外構。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の外構であって、
前記凹部の底若しくは前記凹部の周囲又はこれら両方に植えられた植栽
を備えることを特徴とする外構。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の外構であって、
前記凹部の底若しくは前記凹部の周囲又はこれら両方に植えられた天然芝生
を備えることを特徴とする外構。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の外構であって、
前記溢水枡の上に積まれた第1砕石
を備えることを特徴とする外構。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の外構であって、
前記集水枡の上に積まれた第2砕石
を備えることを特徴とする外構。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の外構であって、
前記凹部の周囲の地面から前記溢水口までの深さは、前記凹部の周囲の地面から前記取水口までの深さに等しい
ことを特徴とする外構。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の外構であって、
前記雨水誘導路が、
前記住宅の外壁に沿って上下に延びるよう前記外壁に取り付けられるアッパー竪樋と、
前記アッパー竪樋の下端及び前記貯水槽に連結される分岐継手と、
前記分岐継手から地中まで前記外壁に沿って上下に延びるよう前記外壁に取り付けられるロア竪樋と、
を有し、
前記分岐継手が、前記アッパー竪樋を流下してきた雨水を前記ロア竪樋及び前記貯水槽へ誘導するとともに、前記貯水槽の満水時に雨水を前記貯水槽の方から前記ロア竪樋へ溢水させる
ことを特徴とする外構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外構に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、生活排水から不純物を除去する逆環流浄化装置を開示する。逆環流浄化装置は浄化機構、開渠構造及び遊水池機構を備える。浄化機構は、各種の生活雑排水等の被処理水が流入されて、沈殿、濾過によって浄化するよう上流側に配置される枡構造である。遊水池機構は植栽可能になっている開渠構造の下流側に配置される。遊水池機構は浄化機構にて浄化された後の被処理水を空気接触によって浄化する。
【0003】
特許文献2は、竪樋の中途部に設けられた取水器が、取水器の上方の竪樋から流下してきた雨水を取水器の下方の竪樋とタンクの二手に分ける技術を開示する。タンクが雨水で満杯になった場合、取水器内において雨水がタンクの方から下方の竪樋へ溢れる。雨天時、タンクの満水後は、竪樋から下水道への排水量が多くなることから、タンクの満水は内水氾濫の要因になってしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実登3016288号公報
特開2015-1057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、内水氾濫を防止できるとともに趣のある外構を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下の括弧書きで示された参照符号は図1~図4において参照される。
【0007】
請求項1によれば、
住宅(3)の外に構築される外構(1)であって、
雨水を貯める貯水槽(38)と、
前記住宅(3)の外の庭の地面に凹状に形成された凹部(14)と、
前記凹部(14)の地中に埋められ、一部地面から露出し、その露出した部分に溢水口(42a)を有し、雨水を前記溢水口(42a)まで貯め、前記溢水口(42a)から前記凹部(14)へ雨水を溢れさせる溢水枡(42)と、
カーポート又は前記住宅(3)の屋根に降った雨水を前記貯水槽(38)及び前記溢水枡(42)へ誘導し、前記貯水槽(38)の満水により前記貯水槽(38)から溢れ出る雨水を前記溢水枡(42)へ誘導する雨水誘導路(30)と、
前記溢水枡(42)から離れた位置において前記凹部(14)の地中に埋められ、一部地面から露出し、その露出した部分に取水口(50a)を有し、前記凹部(14)において前記取水口(50a)まで貯められた雨水を前記取水口(50a)を通じて取水して貯める集水枡(50)と、
を備えることを特徴とする外構(1)が提供される。
【0008】
以上のような請求項1によれば、雨天時、雨水誘導路(30)が雨水を貯水槽(38)に誘導するため、雨水が貯水槽(38)に貯められる。貯水槽(38)に流れ込まなかった雨水は雨水誘導路(30)によって溢水枡(42)へ誘導されて、溢水枡(42)に貯められる。貯水槽(38)の満水後、貯水槽(38)から溢れる雨水も雨水誘導路(30)によって溢水枡(42)へ誘導されて、溢水枡(42)に貯められる。溢水枡(42)内の雨水が溢水枡(42)の溢水口(42a)から溢れても、その雨水が凹部(14)に貯められる。凹部(14)の内側の雨水の水位が集水枡(50)の取水口(50a)まで到達すると、その雨水が取水口(50a)を通って集水枡(50)に流れて、集水枡(50)に貯められる。貯水槽(38)、溢水枡(42)、凹部(14)及び集水枡(50)の四箇所において雨水が貯められることは、下水道へ排出される雨水の量の削減に寄与する。よって、外構(1)は内水氾濫の防止に寄与する。
凹部(14)の内側の雨水の一部は地中に浸透することから、下水道へ排出される雨水の量が削減される。よって、外構(1)は内水氾濫の防止に貢献する。
雨天時、雨水が凹部(14)に貯められることによって、池が現れたように見える。雨が降り続ければ、溢水枡(42)から集水枡(50)へ向かう水の流れが見える。雨が止んだ後、凹部(14)の雨水が地面に浸透したり、蒸発したりすることによって、池が涸れて消えたように見える。これらのことは、外構(1)の趣の向上に貢献する。
貯水槽(38)に貯まった雨水は利用できる。雨水の用途は、例えば、清掃、植物への水やり又は断水時の生活等である。
【0009】
請求項2によれば、
請求項1に記載の外構(1)であって、
前記凹部(14)は、前記溢水枡(42)から前記集水枡(50)の方に向かって下りに傾斜する底を有する
ことを特徴とする外構(1)が提供される。
【0010】
以上のような請求項2によれば、凹部(14)の底が溢水枡(42)から前記集水枡(50)の方に向かって下りに傾斜するため、雨が降り始めて、雨水が溢水枡(42)から溢れ始めると、溢水枡(42)から集水枡(50)の方に向かった水の流れが見える。雨水が凹部(14)に貯まっても、凹部(14)が浅ければ、溢水枡(42)から集水枡(50)の方に向かった水の流れが見える。このような雨天時の水の流れは外構(1)の趣の向上に寄与する。
雨水に含まれる枯れ葉等のゴミが凹部(14)のうち集水枡(50)の近くに溜まりやすいため、凹部(14)の清掃が容易である。
(【0011】以降は省略されています)

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