特許ウォッチ

公開番号2025131190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028775
出願日2024-02-28
発明の名称便器装置
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人
主分類E03D 9/08 20060101AFI20250902BHJP(上水;下水)
要約【課題】機能部のリフトアップ中に適切な動作をする便器装置を提供すること。
【解決手段】便器装置1は、便器本体2の後部に配置され、人体を洗浄する衛生洗浄装置4を有する機能部3と、機能部3の少なくとも一部を昇降させる昇降機構5と、衛生洗浄装置4の動作を制御する制御部6と、を備え、衛生洗浄装置4は、人体を洗浄する洗浄水を吐出する洗浄ノズル41と、洗浄ノズル41が進退する機能部3の開放部分33aを開閉するシャッター部42と、を有し、制御部6は、機能部3の一部が上昇した上昇位置にある間は、シャッター部42を洗浄するシャッター洗浄の実行を禁止する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項１】
便器本体の後部に配置され、人体を洗浄する衛生洗浄装置を有する機能部と、
前記機能部の少なくとも一部を昇降させる昇降機構と、
前記衛生洗浄装置の動作を制御する制御部と、を備え、
前記衛生洗浄装置は、人体を洗浄する洗浄水を吐出する洗浄ノズルと、
前記洗浄ノズルが進退する前記機能部の開放部分を開閉するシャッター部と、を有し、
前記制御部は、前記機能部の一部が上昇した上昇位置にある間は、前記シャッター部を洗浄するシャッター洗浄の実行を禁止する、便器装置。
続きを表示（約 340 文字）【請求項２】
前記昇降機構は、前記制御部により制御されて昇降動作を行う、請求項１に記載の便器装置。
【請求項３】
前記制御部は、前記シャッター洗浄の動作中、前記機能部を上昇させるリフトアップの実行を禁止する、請求項１又は２に記載の便器装置。
【請求項４】
前記制御部は、使用者が前記便器本体から脱座している際に、前記シャッター洗浄を行
う、請求項１又は２に記載の便器装置。
【請求項５】
前記制御部は、前記使用者が前記便器本体から脱座している際に前記衛生洗浄装置を洗浄する掃除モード制御を行い、
前記掃除モード制御では、前記シャッター洗浄の後、前記洗浄ノズルを洗浄するノズル洗浄を行う、請求項４に記載の便器装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、便器装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、便器装置に人体の局部を洗浄する衛生洗浄装置を設け、洗浄ノズルが進退する開放部分をシャッター部で開閉することが知られている。シャッター部が設けられた便器装置では、シャッター部に洗浄水を吐水してシャッター洗浄が行われる。シャッター洗浄は、ノズルの洗浄によって汚物が飛散しシャッター部に付着した場合でも、シャッター部を清潔に保てるように、ノズル洗浄の後に行うことが開示されている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－１４５０８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
シャッター洗浄を行う状況に応じて、適切にシャッター洗浄が行えるように詳細な制御を設定することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
（１）本発明は、便器本体の後部に配置され、人体を洗浄する衛生洗浄装置を有する機能部と、前記機能部の少なくとも一部を昇降させる昇降機構と、前記衛生洗浄装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記衛生洗浄装置は、人体を洗浄する洗浄水を吐出する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルが進退する前記機能部の開放部分を開閉するシャッター部と、を有し、前記制御部は、前記機能部の一部が上昇した上昇位置にある間は、前記シャッター部を洗浄するシャッター洗浄の実行を禁止する、便器装置に関する。
【０００６】
（２）前記昇降機構は、前記制御部により制御されて昇降動作を行うことが好ましい。
【０００７】
（３）前記制御部は、前記シャッター洗浄の動作中、前記機能部を上昇させるリフトアップの実行を禁止することが好ましい。
【０００８】
（４）前記制御部は、使用者が前記便器本体から脱座している際に、前記シャッター洗浄を行うことが好ましい。
【０００９】
（５）前記制御部は、前記使用者が前記便器本体から脱座している際に前記衛生洗浄装置を洗浄する掃除モード制御を行い、前記掃除モード制御では、前記シャッター洗浄の後、前記洗浄ノズルを洗浄するノズル洗浄を行うことが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本実施形態の便器装置の斜視図である。
本実施形態の便器装置の定位置の側面図である。
本実施形態の便器装置の上昇位置の側面図である。
本実施形態の機能部の斜視図である。
本実施形態のノズルユニット、シャッター部及びシャッター洗浄部の斜視図である。
本実施形態の洗浄ノズルの先端近傍の縦断面図である。
本実施形態の機能部の前側を裏面から見た部分斜視図である。
本実施形態のシャッター洗浄部における吐水部の断面図である。
本実施形態の便器装置における水回路のブロック図である。
本実施形態の便器装置の動作を説明するフロー図である。
他の実施形態のシャッター洗浄部における吐水部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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