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公開番号
2025170927
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2024075793
出願日
2024-05-08
発明の名称
小便器用排水システム
出願人
共立製薬株式会社
代理人
個人
主分類
E03D
9/00 20060101AFI20251113BHJP(上水;下水)
要約
【課題】 簡易な構成で、横引き管内での異物の堆積を防止する。
【解決手段】小便器10~12の器具排水管10c~12cが接続される横引き管40に、オゾン供給装置60を接続する。これにより、横引き管40内にオゾンが供給されるため、オゾンの殺菌作用により、細菌を抑制できる。その結果、細菌による尿素の分解作用を抑え、尿石の付着、悪臭の発生を抑制できる。横引き管40内における体毛やごみの堆積も抑制される。また、オゾンは、比重が空気より大きく、横引き管40からトイレ室内への拡散が抑制される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
小便器の排水部が接続され、前記小便器を通過した排水が流れ、排水竪管まで導く横引き管と、
前記横引き管に接続され、前記横引き管内にオゾンを供給するオゾン供給装置と
を有する小便器用排水システム。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記オゾン供給装置は、前記横引き管のうちの最も上流側で接続されている小便器のさらに上流側に接続されている
請求項1記載の小便器用排水システム。
【請求項3】
前記オゾン供給装置は、
オゾン発生器と、前記オゾン発生器と前記横引き管とを接続するオゾン供給管とを有して構成されている
請求項1記載の小便器用排水システム。
【請求項4】
前記オゾン発生器により発生するオゾンの濃度を調整するための濃度調整手段が設けられている
請求項3記載の小便器用排水システム。
【請求項5】
前記濃度調整手段が、前記オゾン発生器への投入ガス流量を調整するエアポンプである
請求項4記載の小便器用排水システム。
【請求項6】
前記オゾン発生器により発生するオゾンをマイクロバブル化させるマイクロバブル形成手段が設けられている
請求項4記載の小便器用排水システム。
【請求項7】
前記マイクロバブル形成手段が、前記オゾン供給管に接続される界面活性剤導入系を備え、前記オゾンと界面活性剤を混合させ、マイクロバブル化させる手段である
請求項6記載の小便器用排水システム。
【請求項8】
前記界面活性剤が、ノニオン系界面活性剤である
請求項7記載の小便器用排水システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、小便器用排水システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
尿中のカルシウム分は、細菌の働きによって水に溶けない成分に変化し、これに腐敗有機物が複雑に混ざり合うことで、小便器排水管系にスケール(尿石)として強固に付着する。特に、ホテル、オフィスビル、百貨店、駅などのように多数の小便器が併設される場所では、各小便器を、床スラブ下に設けた共通の横引き管に連通し、この横引き管を経由させて排水竪管へと排水を導いている。横引き管の勾配は1/50~1/100程度であるため、小便器排水管系の中でも、排水竪管に至るまでの横引き管において尿石の付着量が多い。従来、横引き管を初めとする小便器排水管系の洗浄は、高圧洗浄水を供給し、水圧によって、付着した尿石を横引き管等の排水管系の内壁から剥離させるか、これに加え、あるいはこれに代えて、尿石を溶かす専用の管洗浄用の薬液や殺菌効果の高い薬液(殺菌水)などを供給して洗浄している。
【0003】
しかし、近年、洗浄水の節水化により、各小便器1回あたりの給水量がそれまでの3.5~5リットルから1~2リットル程度に減少している。そのため、横引き管内の尿石の付着量の増加のほか、体毛などの異物が流れずに横引き管内に留まってしまうことが多くなっている。また、節水型の場合、洗浄水の量が少ないことから、洗浄水で流しても尿が薄まらず、高濃度のまま横引き管に流れる。小便器のトラップも、洗浄水量が少ないため、あまり大きな容量とすることはできない。しかも、洗浄水量が少ないため横引き管内に高濃度の尿が滞留しやすい。これらの要因により、節水型の小便器は排水管系が詰まりやすいばかりでなく、臭気の点でも課題がある。
【0004】
この点に鑑み、特許文献1では、小便器より上流側に洗浄水を溜めるタンクを配設すると共に、このタンクの出口管を横引き管に連結し、所定の時刻に、例えば、利用頻度が少ない夜間などに、このタンクから洗浄水を横引き管に放水し、その流れにより異物を流す技術が開示されている。また、必要に応じて、放水後殺菌水を流すことも特許文献1に開示されている。
【0005】
しかし、特許文献1の技術は、洗浄水として水道水(上水)を使用している。上水を供給する給水管は、横引き管と直接連結することは、バルブを介したとしても逆流のおそれがあるため法律で禁止されている。そのため、特許文献1では、両者間にタンクを配置し、上水(洗浄水)をタンクに一旦貯留し、貯留した上水(洗浄水)を横引き管に放水する構成としている。しかし、このようなタンクを設けることは設備が複雑化し、設置費用が嵩む。
【0006】
特許文献2は、特許文献1の課題に鑑み、洗浄水として中水を供給する構成とした技術を開示している。中水を供給する洗浄水供給管と横引き管とをバイパス管により直接連結して、適宜のタイミングで、横引き管内に直接所定量の中水を流し、それにより、横引き管内で溜まっている体毛等の異物を流出させる技術である。横引き管に中水を供給する場合は、バイパス管に弁機構を介在させた構成で済み、中途にタンクを配設する必要がなくなるため、構成が簡易となる。また、尿石付着防止効果や殺菌効果等の高い薬液を、バイパス管を介して直接横引き管に供給する構成も開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-121276号公報
特開2015-132099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献2によれば、中水を横引き管内に直接流すことができるため、横引き管内で溜まっている体毛等の異物を流出させることができる。しかも、特許文献1の構成よりも構成が簡易で、システム全体の製造コストを抑え、また中水を利用するためランニングコストも抑制できる。
【0009】
しかしながら、横引き管内に付着する尿石の発生をより抑制することができれば、薬液投入量も少なくて清み、悪臭も抑制される。この点は、節水型の小便器において顕著であることは上記のとおりであるが、節水仕様でない小便器においても同様である。
【0010】
本発明は上記に鑑みなされたものであり、横引き管内の尿石の付着や悪臭の発生を抑制でき、小便器の排水部を介して悪臭が漂うことを抑制できる小便器用排水システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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