TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025177236
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024083874
出願日
2024-05-23
発明の名称
透水性蓋の製造方法
出願人
株式会社ファイン工業
代理人
個人
主分類
E03F
5/02 20060101AFI20251128BHJP(上水;下水)
要約
【課題】低コストな透水性蓋を製造するための製造方法を提供する。
【解決手段】バインダーと混練した基層用の骨材20を、蓋の形状に合わせた型枠10に流し込んで、平滑に均す工程と、平滑に均された基層用の骨材20の上に、ワイヤーメッシュMを載置する工程と、バインダーと混練した表層用の骨材30を、基層及びワイヤーメッシュMの上に流し込んで、平滑に均す工程と、基層用の骨材20及び表層用の骨材30が硬化した後、型枠10から取り外す工程とを備え、表層用の骨材30の粒径は、基層用の骨材20の粒径よりも小さいことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バインダーと混練した基層用の骨材を、蓋の形状に合わせた型枠に流し込んで、平滑に均す工程と、
平滑に均された前記基層用の骨材の上に、ワイヤーメッシュを載置する工程と、
前記バインダーと混練した表層用の骨材を、前記基層及び前記ワイヤーメッシュの上に流し込んで、平滑に均す工程と、
前記基層用の骨材及び前記表層用の骨材が硬化した後、前記型枠から取り外す工程とを備え、
前記表層用の骨材の粒径は、前記基層用の骨材の粒径よりも小さいことを特徴とする、透水性蓋の製造方法。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記バインダーには、繊維が混合されていることを特徴とする、請求項1に記載の透水性蓋の製造方法。
【請求項3】
前記繊維は、セラミック繊維又はガラス繊維であることを特徴とする、請求項2に記載の透水性蓋の製造方法。
【請求項4】
前記バインダーは、ウレタン樹脂製又はエポキシ樹脂製であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の透水性蓋の製造方法。
【請求項5】
前記ワイヤーメッシュにプライマーを塗布した上で、前記基層用の骨材の上に、前記ワイヤーメッシュを載置することを特徴とする、請求項1に記載の透水性蓋の製造方法。
【請求項6】
前記基層用又は表層用の骨材の重量に対して、3~10%の重量の前記バインダーを用いることを特徴とする、請求項1に記載の透水性蓋の製造方法。
【請求項7】
前記ワイヤーメッシュには、取り外し用金具が取付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の透水性蓋の製造方法。
【請求項8】
前記型枠に剥離剤を塗布しておくことを特徴とする、請求項1に記載の透水性蓋の製造方法。
【請求項9】
前記型枠から取り外した前記透水性蓋に対して、角部分を面取りして、面取りした部分に、前記バインダーを塗布することを特徴とする、請求項1に記載の透水性蓋の製造方法。
【請求項10】
前記表層用の骨材は、化粧砂利であり、
前記基層用の骨材は、6号砕石であり、
前記表層の方が、前記基層よりも薄いことを特徴とする、請求項1に記載の透水性蓋の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、側溝や、集水枡、分岐枡などの一般会所の蓋に関するものであり、より特定的には、透水性を有する蓋の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、金属製の縁枠(71)(括弧内の符号は特許文献1のものである。以下同様。)で囲われた空間に、骨材(21,31)が充填され、接着された骨材(21,31)の相互間隙間を水通路として作用させることで、集水桝などの排水設備の上部開口を覆う透水性蓋体を構成している透水性構造体(10)が記載されている。
【0003】
特許文献1の透水性構造体(10)は、主要部を形成しているベース層(20)と、ベース層(20)の上側に施工されて表面を覆う表層(30)とに分かれている。表層(30)の骨材(31)は、天然石である乾燥砂利である。ベース層(20)の骨材(21)は、砕石である。表層(30)及びベース層(20)のそれぞれの骨材(21,31)が、セラミック繊維又はガラス繊維を混合したバインダーで固められている。
【0004】
表層(30)の層厚は、10mm以下である。表層(30)の骨材(31)の粒径は、ベース層(20)の骨材(21)の粒径よりも小さく、5mm前後に揃えられている。縁枠(71)は、金属製の外フレーム(71)と外フレーム(71)に固定されている複数のメインバー(73)とを備えている。ベース層(20)が、メインバー(73)にアンカリングされている。
【0005】
特許文献1に記載の透水性構造体(10)は、高い透水性と装飾性を発揮しており、集水桝などの排水設備の上部開口を覆う透水性蓋体として使用できる。縁枠(71)及びベース層(20)によって、必要な強度が発揮されており、表層(30)によって装飾性が発揮されている。表層(30)には、木の葉やごみなどが入りにくく、排水性能が阻害されにくい。表層(30)で、靴のヒールやベビーカーの車輪が挟まる危険性がない。害虫やネズミ、蚊などが側溝や集水桝の内部に侵入することを未然に防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6830123公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の透水性蓋体は、金属製の縁枠を用いているため高コストである。
本発明では、低コストな透水性蓋を製造するための製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような特徴を有する。
本発明は、バインダーと混練した基層用の骨材を、蓋の形状に合わせた型枠に流し込んで、平滑に均す工程と、平滑に均された基層用の骨材の上に、ワイヤーメッシュを載置する工程と、バインダーと混練した表層用の骨材を、基層及びワイヤーメッシュの上に流し込んで、平滑に均す工程と、基層用の骨材及び表層用の骨材が硬化した後、型枠から取り外す工程とを備える。
そして、表層用の骨材の粒径は、基層用の骨材の粒径よりも小さいことを特徴とする。
【0009】
好ましくは、バインダーには、繊維が混合されているとよい。
好ましくは、繊維は、セラミック繊維又はガラス繊維であるとよい。
好ましくは、バインダーは、ウレタン樹脂製又はエポキシ樹脂製であるとよい。
【0010】
好ましくは、ワイヤーメッシュにプライマーを塗布した上で、基層用の骨材の上に、ワイヤーメッシュを載置するとよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
他の特許を見る