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公開番号2025138043
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024036751
出願日2024-03-11
発明の名称液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/17 20060101AFI20250917BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】廃液収容体に収容されている廃液の収容量に関する機能を向上させることができる液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法を提供する。
【解決手段】液体吐出装置は、液体を吐出する液体吐出部と、制御部と、を備える。制御部は、大気開放孔が設けられた廃液収容体から廃液が蒸発する廃液の蒸発量を演算する演算処理と、液体吐出部が吐出した液体を廃液として廃液収容体に追加する廃液の追加量と、演算処理による演算結果とに基づいて、廃液収容体に収容されている廃液の収容量を推定する推定処理と、を実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する液体吐出部と、
前記液体吐出部が吐出した液体を廃液として収容可能である廃液収容体を対象として、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量が閾値に達したことを検出する液量検出部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
大気開放孔が設けられた前記廃液収容体から前記廃液収容体に収容されている廃液が蒸発する廃液の蒸発量を演算する演算処理と、
前記液体吐出部が吐出した液体を廃液として前記廃液収容体に追加する廃液の追加量と、前記演算処理による演算結果とに基づいて、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量を推定する推定処理と、を実行する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、前記推定処理による推定結果に基づいて、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量に関する報知を報知部に行わせる報知処理を実行する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項3】
請求項2に記載の液体吐出装置において、
前記液量検出部は、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量が前記閾値としての上限収容量に達したことを検出し、
前記制御部は、前記推定処理による推定結果に基づいて、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量が、前記上限収容量よりも少ない規定収容量に達したことを前記報知部に報知させる前記報知処理を実行する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項4】
請求項3に記載の液体吐出装置において、
前記廃液収容体は、
前記液体吐出部から吐出された液体を廃液として収容可能である廃液収容部と、
前記廃液収容部と前記大気開放孔とを連通する流路において廃液を貯留可能である第1貯留部と、
前記第1貯留部に貯留されている廃液により光の反射状態が変化する反射部と、を有し、
前記液量検出部は、光学センサーであり、
前記光学センサーは、前記反射部に向けて発光する発光部と、前記反射部により反射した光を受光する受光部とを有し、
前記光学センサーは、前記受光部により受光した光に基づいて、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量が前記上限収容量に達したことを検出する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項5】
請求項2に記載の液体吐出装置において、
前記液量検出部は、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量が、上限収容量よりも少ない前記閾値としての規定収容量に達したことを検出し、
前記制御部は、前記液量検出部による検出結果に基づいて、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量が前記規定収容量に達したことを前記報知部に報知させ、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量が前記規定収容量に達した後に、前記推定処理による推定結果に基づいて、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量が前記上限収容量に達したことを前記報知部に報知させる前記報知処理を実行する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項6】
請求項5に記載の液体吐出装置において、
前記廃液収容体は、
前記液体吐出部から吐出された液体を廃液として収容可能である廃液収容部と、
前記廃液収容部と前記大気開放孔とを連通する流路において廃液を貯留可能である第1貯留部と、
前記第1貯留部と前記大気開放孔とを連通する流路において廃液を貯留可能である第2貯留部と、
前記第1貯留部に貯留されている廃液により光の反射状態が変化する反射部と、を有し、
前記第2貯留部は、所定収容量の廃液を貯留可能であり、
前記所定収容量は、前記上限収容量から前記規定収容量を減算した量であり、
前記液量検出部は、光学センサーであり、
前記光学センサーは、前記反射部に向けて発光する発光部と、前記反射部により反射した光を受光する受光部とを有し、
前記光学センサーは、前記受光部により受光した光に基づいて、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量が前記規定収容量に達したことを検出する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項7】
請求項2~請求項6のうち何れか一項に記載の液体吐出装置において、
前記制御部は、前記液量検出部による検出結果と、前記推定処理による推定結果とに基づいて、前記廃液収容体に収容されている廃液に関するエラー報知を前記報知部に行わせる前記報知処理を実行する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項8】
請求項1~請求項6のうち何れか一項に記載の液体吐出装置において、
前記廃液収容体は、交換可能である、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項9】
請求項1~請求項6のうち何れか一項に記載の液体吐出装置において、
前記液体吐出部が吐出した液体を廃液として収容する前記廃液収容体を備え、
前記廃液収容体は、前記廃液収容体に収容されている廃液が蒸発可能である前記大気開放孔を有する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項10】
液体吐出部が吐出した液体が廃液として廃液収容体に収容されている廃液の収容量に関する制御を行う液体吐出装置の制御方法において、
前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量が閾値に達したことを液量検出部による検出結果に基づいて判定する判定処理と、
大気開放孔が設けられた前記廃液収容体から前記廃液収容体に収容されている廃液が蒸発する廃液の蒸発量を演算する演算処理と、
前記液体吐出部が吐出した液体を廃液として前記廃液収容体に追加する廃液の追加量と、前記演算処理による演算結果とに基づいて、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量を推定する推定処理と、を実行する、
ことを特徴とする液体吐出装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1のように、廃液収容体が装着可能な液体吐出装置が開示されており、液体吐出部から吐出された液体が廃液収容体に廃液として収容される。このような液体吐出装置では、廃液の収容量が上限収容量となったと液量検出部によって検出可能である。
【0003】
また、このような液体吐出装置では、廃液収容体への廃液の追加量に基づいて、廃液収容体に収容されている廃液の収容量を演算して、廃液収容体に収容されている廃液の収容量に関する報知を行う装置も知られている。例えば、廃液収容体に収容されている廃液の収容量が、上限収容量よりも少ない規定収容量となったことを報知することにより、廃液収容体の交換を事前に通知することができる。
【0004】
廃液収容体としては、廃液の収容量を増加させるために大気開放孔が設けられる収容体がある。このような廃液収容体が用いられる場合、大気開放孔により廃液の蒸発を促進させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-145793号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような液体吐出装置において、廃液収容体に収容される廃液の収容量の推定が行われるものの、廃液の蒸発量によって廃液の収容量が減少してしまうため、廃液の収容量の推定精度が低下してしまうおそれがあった。このように、廃液収容体に収容される廃液の収容量に関する機能を向上させることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する液体吐出装置は、液体を吐出する液体吐出部と、前記液体吐出部が吐出した液体を廃液として収容可能である廃液収容体を対象として、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量が閾値に達したことを検出する液量検出部と、制御部と、を備え、前記制御部は、大気開放孔が設けられた前記廃液収容体から前記廃液収容体に収容されている廃液が蒸発する廃液の蒸発量を演算する演算処理と、前記液体吐出部が吐出した液体を廃液として前記廃液収容体に追加する廃液の追加量と、前記演算処理による演算結果とに基づいて、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量を推定する推定処理と、を実行する。
【0008】
上記課題を解決する液体吐出装置の制御方法は、液体吐出部が吐出した液体が廃液として廃液収容体に収容されている廃液の収容量に関する制御を行う液体吐出装置の制御方法において、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量が閾値に達したことを液量検出部による検出結果に基づいて判定する判定処理と、大気開放孔が設けられた前記廃液収容体から前記廃液収容体に収容されている廃液が蒸発する廃液の蒸発量を演算する演算処理と、前記液体吐出部が吐出した液体を廃液として前記廃液収容体に追加する廃液の追加量と、前記演算処理による演算結果とに基づいて、前記廃液収容体に収容されている廃液の収容量を推定する推定処理と、を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態の液体吐出装置を示す模式図である。
図2は、第1実施形態の廃液収容体を示す斜視図である。
図3は、第1実施形態の廃液収容体を示す斜視図である。
図4は、第1実施形態の廃液制御処理を示すフローチャートである。
図5は、第1実施形態の廃液の収容量と時間との関係を示すタイミングチャートである。
図6は、第2実施形態の廃液収容体を示す斜視図である。
図7は、第2実施形態の廃液制御処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第1実施形態]
以下、図面を参照して液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法の一実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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