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公開番号2025135446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024033296
出願日2024-03-05
発明の名称樹脂成形解析装置、樹脂成形解析方法、プログラムおよび記録媒体
出願人東レエンジニアリング株式会社,東レエンジニアリングDソリューションズ株式会社
代理人個人,個人
主分類B29C 45/76 20060101AFI20250910BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】樹脂成形の流動解析を行う場合に、ユーザの作業負担を軽減することが可能な樹脂成形解析装置を提供する。
【解決手段】この制御装置1(樹脂成形解析装置)は、樹脂成形時の樹脂の流動解析を行うプロセッサ2を備える。プロセッサ2は、樹脂の流動解析における樹脂先端の流動状態に基づいて、樹脂の流動経路が縮小または拡大している部分を取得する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂成形時の樹脂の流動解析を行う流動解析部を備え、
前記流動解析部は、樹脂の流動解析における樹脂先端の流動状態に基づいて、樹脂の流動経路が縮小または拡大している部分を取得する、樹脂成形解析装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記流動解析部は、取得した樹脂の流動経路が縮小または拡大している部分について、流動解析において圧力損失が発生することを設定する、請求項1に記載の樹脂成形解析装置。
【請求項3】
前記流動解析部は、樹脂の流動経路が縮小または拡大している部分について、流動解析において圧力損失が発生することを設定した後、樹脂の流動解析を継続する、請求項2に記載の樹脂成形解析装置。
【請求項4】
前記流動解析部は、樹脂成形の成形品の形状を取得し、取得した成形品の形状と、樹脂先端の流動状態と、に基づいて、樹脂の流動経路が縮小または拡大している部分を取得する、請求項1に記載の樹脂成形解析装置。
【請求項5】
前記流動解析部は、樹脂先端部分の面積の変化に基づいて、樹脂の流動経路が縮小または拡大している部分を取得する、請求項1に記載の樹脂成形解析装置。
【請求項6】
前記流動解析部は、樹脂先端の速度ベクトルと変形速度テンソルの固有ベクトルとの内積に基づいて、樹脂の流動経路が縮小または拡大している部分を取得する、請求項1に記載の樹脂成形解析装置。
【請求項7】
樹脂成形時の樹脂の流動解析を行う工程と、
樹脂の流動解析における樹脂先端の流動状態に基づいて、樹脂の流動経路が縮小または拡大している部分を取得する工程と、を備える、樹脂成形解析方法。
【請求項8】
請求項7に記載された樹脂成形解析方法をコンピュータに実行させる、プログラム。
【請求項9】
請求項8に記載のプログラムが記録され、コンピュータにより読み取り可能な、記録媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、樹脂成形解析装置、樹脂成形解析方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、樹脂成形解析装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、樹脂成形時の樹脂の流動解析を行う樹脂成形解析装置が開示されている。この特許文献1の樹脂成形解析装置は、成形品の形状を含む成形条件に基づいて、樹脂の流動解析を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平09-150443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上記特許文献1には記載されていないが、樹脂成形において、樹脂が縮小部を通過する場合には圧力損失(ジャンクチャーロス)が発生することが知られている。また、従来の樹脂成形解析装置では、樹脂が縮小部を通過する際に生じる圧力損失を反映させるために、縮小部に該当する要素に対して圧力損失が発生するようなパラメータなどの設定をユーザが入力している。そのため、ユーザの作業負担を軽減することが困難である。そこで、樹脂成形の流動解析を行う場合に、ユーザの作業負担を軽減することが望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、樹脂成形の流動解析を行う場合に、ユーザの作業負担を軽減することが可能な樹脂成形解析装置、樹脂成形解析方法、プログラムおよび記録媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による樹脂成形解析装置は、樹脂成形時の樹脂の流動解析を行う流動解析部を備え、流動解析部は、樹脂の流動解析における樹脂先端の流動状態に基づいて、樹脂の流動経路が縮小または拡大している部分を取得する。
【0008】
この発明の第1の局面による樹脂成形解析装置では、上記のように、樹脂の流動解析における樹脂先端の流動状態に基づいて、樹脂の流動経路が縮小または拡大している部分を取得する流動解析部を設ける。これにより、流動解析部による樹脂の流動解析において、樹脂の流動経路が縮小または拡大している部分を取得することができるので、ユーザは流動経路が縮小または拡大している部分を指定して設定を入力する必要がない。その結果、ユーザは入力操作を行うことなく、流動経路の拡縮に起因する圧力損失を設定することができるので、樹脂成形の流動解析を行う場合に、ユーザの作業負担を軽減することができる。
【0009】
上記第1の局面による樹脂成形解析装置において、好ましくは、流動解析部は、取得した樹脂の流動経路が縮小または拡大している部分について、流動解析において圧力損失が発生することを設定する。このように構成すれば、樹脂の流動経路の拡縮に起因する圧力損失の設定を、流動解析部により精度よく行うことができる。
【0010】
この場合、好ましくは、流動解析部は、樹脂の流動経路が縮小または拡大している部分について、流動解析において圧力損失が発生することを設定した後、樹脂の流動解析を継続する。このように構成すれば、流動解析において圧力損失が発生することを設定した後、流動解析を継続することができるので、圧力損失が発生することを設定した後に、流動解析を別途行う場合に比べて、処理負担を軽減することができるとともに、処理時間が長くなるのを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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