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公開番号2025135107
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032714
出願日2024-03-05
発明の名称積層体および緩衝材
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類B32B 7/022 20190101AFI20250910BHJP(積層体)
要約【課題】比較的優れた包み込み感を接触物に与えることができる積層体および緩衝材を提供すること。
【解決手段】
積層体1が、発泡層3と、発泡層1の一方面に配置されるゲル層4とを備える。発泡層3の23℃における貯蔵弾性率(E’foam)が、2.0×105Pa以上1.8×106Pa以下である。ゲル層4の23℃における貯蔵弾性率(E’gel)が、1.0×104Pa以上1.1×105Pa以下である。緩衝材は、上記の積層体1を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
発泡層と、
前記発泡層の一方面に配置されるゲル層とを備え、
前記発泡層の23℃における貯蔵弾性率(E’
foam
)が、2.0×10

Pa以上1.8×10

Pa以下であり、
前記ゲル層の23℃における貯蔵弾性率(E’
gel
)が、1.0×10

Pa以上1.1×10

Pa以下である、積層体。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記ゲル層の23℃における貯蔵弾性率(E’
gel
)は、前記発泡層の23℃における貯蔵弾性率(E’
foam
)よりも小さく、
前記発泡層の23℃における貯蔵弾性率(E’
foam
)と、前記ゲル層の23℃における貯蔵弾性率(E’
gel
)との差が、1.0×10

Pa以上1.0×10

Pa以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記発泡層の平均厚みが、1000μm以上50000μm以下であり、
前記ゲル層の平均厚みが、500μm以上10000μm以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項4】
前記発泡層の密度が、10kg/m

以上200kg/m

以下であり、
前記ゲル層の密度が、500kg/m

以上1200kg/m

以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項5】
さらに、前記ゲル層の一方面に配置される表皮層を備え、
前記表皮層の23℃における貯蔵弾性率(E’
coat
)が、1.0×10

Pa以上1.0×10

Pa以下であり、
前記表皮層の100%モジュラスが6.0MPa以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項6】
前記表皮層の平均厚みが、10μm以上1000μm以下である、請求項5に記載の積層体。
【請求項7】
請求項1に記載の積層体を備える、緩衝材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体および緩衝材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、緩衝材が、知られている。緩衝材は、例えば、発泡層と、発泡層に積層されるゲル層とを備える。より具体的には、以下の緩衝材が、提案されている。すなわち、緩衝材は、ポリウレタン発泡体を含む発泡層と、発泡層の表面に配置され、ポリウレタンゲルを含むゲル層とを備える。発泡層の23℃における貯蔵弾性率(E’
foam
)が、1.3×10

Paである。ゲル層の23℃における貯蔵弾性率(E’
gel
)が、1.2×10

Paである。発泡層の23℃における貯蔵弾性率(E’
foam
)に対する、ゲル層の23℃における貯蔵弾性率(E’
gel
)の比率(E’
gel
/E’
foam
)が、0.92である(例えば、特許文献1(実施例1)参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/215729号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、緩衝材の用途によっては、包み込み感が要求される。より具体的には、例えば、模擬人体の分野では、人肌の模倣性の観点から、緩衝材に接触する物体(以下、接触物)に対して、優れた包み込み感を与えることが、要求される。
【0005】
本発明は、比較的優れた包み込み感を接触物に与えることができる積層体および緩衝材である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明[1]は、発泡層と、前記発泡層の一方面に配置されるゲル層とを備え、前記発泡層の23℃における貯蔵弾性率(E’
foam
)が、2.0×10

Pa以上1.8×10

Pa以下であり、前記ゲル層の23℃における貯蔵弾性率(E’
gel
)が、1.0×10

Pa以上1.1×10

Pa以下である、積層体を、含んでいる。
【0007】
本発明[2]は、前記ゲル層の23℃における貯蔵弾性率(E’
gel
)は、前記発泡層の23℃における貯蔵弾性率(E’
foam
)よりも小さく、前記発泡層の23℃における貯蔵弾性率(E’
foam
)と、前記ゲル層の23℃における貯蔵弾性率(E’
gel
)との差が、1.0×10

Pa以上1.0×10

Pa以下である、上記[1]に記載の積層体を、含んでいる。
【0008】
本発明[3]は、前記発泡層の平均厚みが、1000μm以上50000μm以下であり、前記ゲル層の平均厚みが、500μm以上10000μm以下である、上記[1]または[2]に記載の積層体を、含んでいる。
【0009】
本発明[4]は、前記発泡層の密度が、10kg/m

以上200kg/m

以下であり、前記ゲル層の密度が、500kg/m

以上1200kg/m

以下である、上記[1]~[3]のいずれか一項に記載の積層体を、含んでいる。
【0010】
本発明[5]は、さらに、前記ゲル層の一方面に配置される表皮層を備え、前記表皮層の23℃における貯蔵弾性率(E’
coat
)が、1.0×10

Pa以上1.0×10

Pa以下であり、前記表皮層の100%モジュラスが6.0MPa以下である、上記[1]~[4]のいずれか一項に記載の積層体を、含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)

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