特許ウォッチ

公開番号2025151447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024052881
出願日2024-03-28
発明の名称積層体、包装材、蓋材およびラベル
出願人三井化学株式会社,株式会社熊谷,極東高分子株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類B32B 27/40 20060101AFI20251002BHJP(積層体)
要約【課題】第1基材とインク層との密着性、および、耐ブロッキング性に優れる積層体、その積層体を含む包装材、その積層体を含む蓋材、および、その積層体を含むラベルを提供すること。
【解決手段】積層体1は、第1基材2と、易接着層3と、プライマー層4と、インク層5とを厚み方向一方側に向かって順に備える。プライマー層4は、プライマー組成物からなる。プライマー組成物は、ポリイソシアネート化合物およびラジカル重合性化合物を含む。ポリイソシアネート化合物の含有割合が、ポリイソシアネート化合物およびラジカル重合性化合物の総量100質量部に対して、15質量部以上50質量部以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
第１基材と、易接着層と、プライマー層と、インク層とを厚み方向一方側に向かって順に備え、
プライマー層は、プライマー組成物からなり、
前記プライマー組成物は、ポリイソシアネート化合物およびラジカル重合性化合物を含み、
前記ポリイソシアネート化合物の含有割合が、前記ポリイソシアネート化合物および前記ラジカル重合性化合物の総量１００質量部に対して、１５質量部以上５０質量部以下である、積層体。
続きを表示（約 570 文字）【請求項２】
さらに、前記インク層の厚み方向一方側において、第１接着剤層と、第２基材とを厚み方向一方側に向かって順に備える、請求項１に記載の積層体。
【請求項３】
さらに、前記第２基材の厚み方向一方側において、第２接着剤層と、第３基材とを厚み方向一方側に向かって順に備える、請求項２に記載の積層体。
【請求項４】
さらに、前記第１基材の厚み方向他方側において、第２接着剤層と、第３基材とを厚み方向他方側に向かって順に備える、請求項２に記載の積層体。
【請求項５】
さらに、前記第２基材の厚み方向一方側において、第３接着剤層と、バリア層と、第２接着剤層と、第３基材とを厚み方向一方側に向かって順に備える、請求項２に記載の積層体。
【請求項６】
さらに、前記第１基材の厚み方向他方側において、第３接着剤層と、バリア層と、第２接着剤層と、第３基材とを厚み方向他方側に向かって順に備える、請求項２に記載の積層体。
【請求項７】
請求項１～６のいずれか一項に記載の積層体を含む、包装材。
【請求項８】
請請求項１～６のいずれか一項に記載の積層体を含む、蓋材。
【請求項９】
請求項１～６のいずれか一項に記載の積層体を含む、ラベル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、積層体、包装材、蓋材およびラベルに関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、インクジェット法を用いる印刷方法が知られている。
【０００３】
このような印刷方法として、例えば、基材の上に、下塗り組成物を付与する下塗り組成物付与工程と、下塗り組成物に第１活性エネルギー線を照射する第１活性エネルギー線照射工程と、第１活性エネルギー線が照射された下塗り組成物上に、インクをインクジェット記録方式で付与するインク付与工程と、インクに第２活性エネルギー線を照射する第２活性エネルギー線照射工程を備える画像記録方法が提案されている（例えば、下記特許文献１参照。）。このような印刷方法によれば、基材と下塗り層とインク層とを厚み方向一方側に向かって順に備える積層体を製造できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２１－１０５１３９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
一方、積層体においては、基材とインク層との密着性の向上が要求される。
【０００６】
また、積層体には、耐ブロッキング性が要求される。
【０００７】
本発明は、第１基材とインク層との密着性、および、耐ブロッキング性に優れる積層体、その積層体を含む包装材、その積層体を含む蓋材、および、その積層体を含むラベルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明［１］は、第１基材と、易接着層と、プライマー層と、インク層とを厚み方向一方側に向かって順に備え、プライマー層は、プライマー組成物からなり、前記プライマー組成物は、ポリイソシアネート化合物およびラジカル重合性化合物を含み、前記ポリイソシアネート化合物の含有割合が、前記ポリイソシアネート化合物および前記ラジカル重合性化合物の総量１００質量部に対して、１５質量部以上５０質量部以下である、積層体である。
【０００９】
本発明［２］は、さらに、前記インク層の厚み方向一方側において、第１接着剤層と、第２基材とを厚み方向一方側に向かって順に備える、上記［１］に記載の積層体を含んでいる。
【００１０】
本発明［３］は、さらに、前記第２基材の厚み方向一方側において、第２接着剤層と、第３基材とを厚み方向一方側に向かって順に備える、上記［２］に記載の積層体を含んでいる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許