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公開番号
2025134567
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2024032552
出願日
2024-03-04
発明の名称
液体吐出ヘッド、液体を吐出する装置及び液体吐出ヘッドの製造方法
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250909BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ノズル間の着弾位置ずれを抑制できる液体吐出ヘッド、液体を吐出する装置及び液体吐出ヘッドの製造方法を提供する。
【解決手段】液体吐出ヘッドは、液体を吐出する複数のノズル14aが配列されたノズル列を有するノズルプレート14と、各ノズル14aに対応して設けられ、対応するノズル14aを開閉する複数のニードル弁8などの弁部材とを備えている。また、液体吐出ヘッドは、液体吐出方向(Z方向)から見たときのノズル配列方向(X方向)およびノズル配列方向に直交する直交方向(Y方向)の少なくとも一方の方向において、ニードル弁がノズルを開放する開放位置に位置するとき、すべてのニードル弁の先端(封止部材の中心O3)が、ノズルの中心O2に対して同じ側にずれている。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有するノズルプレートと、
各ノズルに対応して設けられ、対応するノズルを開閉する複数の弁部材とを備えた液体吐出ヘッドにおいて、
液体吐出方向から見たときのノズル配列方向および前記ノズル配列方向に直交する直交方向の少なくとも一方の方向において、前記弁部材が前記ノズルを開放する開放位置に位置するとき、すべての弁部材の先端が、前記ノズルの中心に対して同じ側にずれていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズル配列方向について、すべての弁部材の先端が、前記開放位置に位置するとき、前記ノズルの中心に対して同じ側にずれていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項3】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズル配列方向と前記直交方向の両方について、すべての弁部材の先端が、前記開放位置に位置するとき前記ノズルの中心に対して同じ側にずれしていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項4】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズルプレートは、すべての弁部材の先端が前記ノズル配列方向および前記直交方向の少なくとも一方の方向において、ノズルの中心に対して同じ側にずれるように位置決めされていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項5】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記弁部材がノズルを閉鎖する閉鎖位置に位置するときの前記弁部材の先端の中心とノズルの中心との距離が、前記開放位置に位置するときの前記弁部材の先端の中心と前記ノズルの中心との距離よりも短いことを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項6】
請求項5に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズルプレートは、前記ノズルに連通し、前記弁部材が前記開放位置から前記閉鎖位置へ移動する際に、前記弁部材の先端の中心が前記ノズルの中心に近づくように前記弁部材の先端を案内する案内部を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項7】
請求項6に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記弁部材は、前記ノズルを封止する封止部材と、前記封止部材を保持し、液体吐出方向に移動可能に構成された軸部材とを有し、
前記軸部材の先端の前記閉鎖位置に位置するときの前記ノズルに対する位置ずれが、前記開放位置に位置するときの前記ノズルに対する位置ずれよりも小さいことを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項8】
請求項7に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記開放位置での前記封止部材の前記ノズルに対する位置ずれが、前記開放位置での前記軸部材の前記ノズルに対する位置ずれよりも小さいことを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項9】
請求項6に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記弁部材は、前記ノズルを封止する封止部材と、前記封止部材を保持し、液体吐出方向に移動可能に構成された軸部材とを有し、
前記封止部材は、前記軸部材の先端に弾性的に保持されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項10】
請求項9に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記封止部材は、弾性部材を介して前記軸部材に保持されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド、液体を吐出する装置及び液体吐出ヘッドの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、液体を吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有するノズルプレートと、各ノズルに対応して設けられ、対応するノズルを開閉する複数の弁部材とを備えた液体吐出ヘッドが知られている。
【0003】
特許文献1には、弁部材たるニードル弁の先端部に配設されたゴム材からなる封止部材たる弁体を、ノズルプレートに押し当てた状態で加熱して弁体の先端を熱変形させる液体吐出ヘッドの製造方法が記載されている。これによれば、ニードル弁が傾斜して取り付けられたとしても、封止位置から開放位置へニードル弁を移動させたときの封止部材の先端とノズルプレートとの隙間を一定化でき、ノズルへの液体の流れ込みに偏りを無くすことができ、吐出曲がりを低減できる旨が記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ノズル間の液滴の着弾位置ずれが大きいという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、液体を吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有するノズルプレートと、各ノズルに対応して設けられ、対応するノズルを開閉する複数の弁部材とを備えた液体吐出ヘッドにおいて、液体吐出方向から見たときのノズル配列方向および前記ノズル配列方向に直交する直交方向の少なくとも一方の方向において、前記弁部材が前記ノズルを開放する開放位置に位置するとき、すべての弁部材の先端が、前記ノズルの中心に対して同じ側にずれていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ノズル間の着弾位置ずれを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る液体吐出ヘッドの外観斜視図。
ノズルプレートのノズルの配列の例について説明する図。
図1のA-A断面図。
液体吐出モジュールの部分的な詳細図。
図4の破線Jで囲んだ箇所の拡大図。
封止部材の中心が、ノズルの中心に対して図中左側にずれたときのノズルの液体の吐出について説明する図。
従来のノズル間の着弾位置ずれについて説明する図
封止部材のノズルに対するずれ方向に平行な断面における封止部材の先端中心のノズル中心に対する離間側の封止部材と弁座部との隙間aと、離間側と反対側の封止部材と弁座部との隙間bとの比率(a/b)と、吐出液体の曲がり角度との関係を示すグラフ。
(a)は、封止部材のノズルに対するずれ方向に平行な断面における封止部材の中心のノズル中心離間側の封止部材と弁座部との隙間aと、離間側と反対側の封止部材と弁座部との隙間bとの比率(a/b)が1のときの状態を示す図であり、(b)は、上記比率が0.5のときの状態を示す図であり、(c)は、上記比率が0のときの状態を示す図。
ニードル弁先端のノズルに対する位置ずれ方向を、ノズル配列方向に対して直交する方向にした場合の効果について説明する図。
ロッドの材質毎のニードル弁を封止位置へ移動させるのに必要な押圧力と、封止部材の位置ずれ補正量との関係について調べてグラフ。
ニードル弁がノズルを開放する開放位置に位置している状態を示している。
ニードル弁を開放位置から封止位置へ移動させ、再度、開放位置へ移動させたときのニードル弁の先端の挙動について、説明する図。
変形例1について説明する図。
変形例1におけるニードル弁を開放位置から封止位置へ移動させ、再度、開放位置へ移動させたときのニードル弁の先端の挙動について説明する図。
変形例2について説明する図。
変形例2におけるニードル弁を封鎖位置から開放位置へ移動させるときのニードル弁の先端の挙動について説明する図。
変形例3について説明する図。
変形例3におけるニードル弁を開放位置から閉鎖位置へ移動させるときの挙動について説明する図。
本実施形態および変形例1、2における製造方法の一例について説明する図。
変形例3における製造方法の一例について説明する図。
封止部材の先端形状が円錐形状のニードル弁の先端を示す図。
液体を吐出する装置の概略斜視図。
液体を吐出する装置が備える複数の液体吐出ヘッドに塗料を供給する供給装置の一例を示す図。
本実施形態の液体吐出ヘッドを備える液体を吐出する装置としての電極製造装置の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものである。以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
【0009】
図1は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド10の外観斜視図である。
なお、以下の説明では、ノズル配列方向(液体吐出ヘッドの長手方向)をX方向、ノズルからの液体吐出方向(液体吐出ヘッドの高さ方向)をZ方向、X方向およびZ方向いずれにも直交する方向(液体吐出ヘッドの短手方向)をY方向として説明する。
【0010】
液体吐出ヘッド10は、ノズルプレート14と、流路部材15と、収容部材たるカバー11とを有している。流路部材15のX方向の一端には、液体が供給される供給ポート12が設けられており、流路部材15のX方向の他端には、液体が排出される排出ポート13が設けられている。また、カバー11の上部には、カバーに収容されているアクチュエータ2と通信を行うためのハーネスを通すハーネス通し孔16が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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