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公開番号2025134257
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032043
出願日2024-03-04
発明の名称サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリントヘッドの製造方法
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B41J 2/335 20060101AFI20250909BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】保護膜の形成が容易なサーマルプリントヘッドを提供する。
【解決手段】サーマルプリントヘッド100は、基板1と、第1保護膜41と、第2保護膜42とを備える。基板1は、第1面10aと、第1側面10cとを有する。第1面10aは、発熱部2が設けられている。第1側面10cは、第1面10aに連なる。第1保護膜41は、発熱部2を覆う。第2保護膜42は、第1保護膜41の上に設けられている。第2保護膜42の側面42dは、第1側面10cと同一平面上にある。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
発熱部が設けられている第1面と、前記第1面に連なる第1側面とを有する基板と、
前記発熱部を覆う第1保護膜と、
前記第1保護膜の上に設けられた第2保護膜とを備え、
前記第2保護膜の側面は、前記第1側面と同一平面上にある、サーマルプリントヘッド。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記第2保護膜を構成する材料は、炭化珪素、チタン、セラミック、およびサイアロンのいずれかである、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項3】
前記第1保護膜を構成する材料は、ガラスである、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項4】
前記第2保護膜の厚さは、4μm以上である、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項5】
前記第2保護膜におけるビッカース硬さは1000HV以上である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項6】
発熱部が設けられている第1面を有する基板を備えたサーマルプリントヘッドの製造方法であって、
前記発熱部を覆うように前記第1面の一部の上に第1保護膜を形成する工程と、
前記第1保護膜から露出している前記第1面の上にマスク層を形成する工程と、
前記マスク層の上および前記第1保護膜の上に第2保護膜を形成する工程と、
前記第2保護膜を形成する工程の後に、前記マスク層の上に形成されている前記第2保護膜と共に前記マスク層を除去する工程とを備える、サーマルプリントヘッドの製造方法。
【請求項7】
前記マスク層を除去する工程において、
前記マスク層はローラを用いて除去される、請求項6に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
【請求項8】
前記マスク層を除去する工程において、
前記マスク層はウェットブラストを用いて除去される、請求項6に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
【請求項9】
前記マスク層を除去する工程の後に、前記基板を個片化する工程を備える、請求項6にサーマルプリントヘッドの製造方法。
【請求項10】
前記マスク層におけるビッカース硬さは、前記第2保護膜におけるビッカース硬さよりも小さい、請求項6に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリントヘッドの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特開2022-78589号公報(特許文献1)は、発熱部を覆う保護層を有するサーマルプリントヘッドを開示している。保護層を構成する材料は、ガラスである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-78589号公報[概要] 従来、サーマルプリントヘッドの耐久性を向上させるために、基板の一部が互いに重なるように、複数の基板を重ねてスパッタリングを用いて基板の表面に保護膜を形成していた。しかし、基板の短辺が短くなると基板の重なる領域が縮小する。そのため、耐久性のある保護膜の形成に改善の余地があった。
【0004】
本開示の一態様によるサーマルプリントヘッドは、基板と、第1保護膜と、第2保護膜とを備える。基板は、第1面と、第1側面とを有する。第1面は、発熱部が設けられている。第1側面は、第1面に連なる。第1保護膜は、発熱部を覆う。第2保護膜は、第1保護膜の上に設けられている。第2保護膜の側面は、第1側面と同一平面上にある。
【0005】
本開示の一態様によるサーマルプリントヘッドの製造方法は、発熱部が設けられている第1面を有する基板を備えたサーマルプリントヘッドの製造方法である。サーマルプリントヘッドの製造方法は、発熱部を覆うように第1面の一部の上に第1保護膜を形成する工程と、第1保護膜から露出している第1面の上にマスク層を形成する工程と、マスク層の上および第1保護膜の上に第2保護膜を形成する工程と、第2保護膜を形成する工程の後に、マスク層の上に形成されている第2保護膜と共にマスク層を除去する工程とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの概略平面図である。
図2は、図1の線分II-IIにおけるサーマルプリントヘッドの概略部分断面図である。
図3は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの製造方法におけるフローチャートである。
図4は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの製造方法における一工程を示す概略平面図である。
図5は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの製造方法における図4に示される工程の次工程を示す概略平面図である。
図6は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの製造方法における図5に示される工程の次工程を示す概略平面図である。
図7は、図6の線分VII-VIIにおけるサーマルプリントヘッドの概略部分断面図である。
図8は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの製造方法における図6に示される工程の次工程を示す概略平面図である。
図9は、図8の線分IX-IXにおけるサーマルプリントヘッドの概略部分断面図である。
図10は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの製造方法における図8に示される工程の次工程を示す概略平面図である。
図11は、図10の線分XI-XIにおけるサーマルプリントヘッドの概略部分断面図である。
図12は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの製造方法における図10に示される工程の次工程を示す概略平面図である。[詳細な説明] 図面に基づいて本開示の実施の形態の詳細について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。以下に記載する実施の形態の少なくとも一部の構成を任意に組み合わせてもよい。
【0007】
実施の形態1.
(サーマルプリントヘッドの構成)
図1は、実施の形態1のサーマルプリントヘッド100の概略平面図である。図2は、図1の線分II-IIにおけるサーマルプリントヘッド100の概略部分断面図である。
【0008】
図1および図2に示されたサーマルプリントヘッド100は、基板1と、発熱部2と、配線層3と、保護膜4とを備えている。
【0009】
図2に示されているように、基板1は、第1面10aと、第2面10bとを有している。第1面10aおよび第2面10bは、基板1の厚さ方向における端面である。第2面10bは、第1面10aの反対に位置する面である。第1面10aの平面視における基板1の形状は、例えば矩形状である。第1面10aに対して垂直な方向をz方向とする。z方向に対して垂直な方向をx方向とする。x方向およびz方向に対して垂直な方向をy方向とする。平面視とは、第1面10aのz方向に沿って第1面10a側から見た場合を言う。x方向は、平面視における基板1の長手方向に対応している。後述するように、x方向は、発熱部2が延在する方向である。y方向は、平面視における基板1の短手方向に対応している。
【0010】
基板1は、第1側面10cと、第2側面10dとを有している。第1側面10cは、第1面10aと第2面10bとに連なっている。第2側面10dは、第1面10aと第2面10bとに連なっている。第1側面10cおよび第2側面10dの各々は、第1面10aと第2面10bとを接続する面である。第2側面10dは、y方向において第1側面10cの反対に位置する。
(【0011】以降は省略されています)

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