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公開番号2025137048
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036027
出願日2024-03-08
発明の名称画像表示システム、半導体装置、及び画像表示方法
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G09G 5/00 20060101AFI20250911BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】視認領域に重畳される画像がユーザによる視認の妨げとならないようにする。
【解決手段】画像表示システム100は、フロントガラスに表示される画像であって、車両に関する各種情報を表示する投影画像6を構成する画素7のうち、輝度階調値が基準階調値以上となる特定画素7Aの画素密度が閾値以上である場合に、投影画像6に異常が認められると判定し、投影画像6に異常が認められる場合、投影画像6を構成する特定画素7Aの輝度階調値を基準階調値未満に低下させる画像処理装置3と、画像処理装置3よって輝度階調値が基準階調値未満に低下された投影画像6をフロントガラスに表示する画像表示装置4と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザが周囲の状況を視認するために設けられた視認領域に表示される画像であって、前記ユーザに関する情報及び前記周囲の状況に関する情報の少なくとも一方を表示する投影画像を構成する画素のうち、各々の画素に対応付けられた輝度を表す階調値が基準階調値以上となる特定画素の前記投影画像の大きさに対する画素密度が予め定めた閾値以上である場合に、前記投影画像に異常が認められると判定する異常判定部、及び前記異常判定部によって異常が認められる場合、前記投影画像を構成する前記特定画素の階調値を、前記基準階調値未満に低下させる画像処理部を備えた画像処理装置と、
前記画像処理装置の前記画像処理部によって画素の階調値が前記基準階調値未満に低下された前記投影画像を前記視認領域に表示する画像表示装置と、
を含む画像表示システム。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記異常判定部は、複数に分割された前記投影画像の分割画像毎に異常が認められるかを判定し、
前記画像処理部は、異常が認められた前記分割画像毎に、前記分割画像を構成する前記特定画素の階調値を前記基準階調値未満に低下させる画像処理を実行する
請求項1に記載の画像表示システム。
【請求項3】
前記異常判定部は、前記分割画像の大きさに対する前記特定画素の画素密度が予め定めた閾値未満であったとしても、前記分割画像の境界に位置する前記特定画素と隣接する他の前記分割画像を加えた統合画像における前記特定画素の画素密度が予め定めた閾値以上であれば、前記統合画像に異常が認められると判定し、
前記画像処理部は、前記統合画像に異常が認められる場合、前記統合画像を構成する前記特定画素の階調値を前記基準階調値未満に低下させる画像処理を実行する
請求項2に記載の画像表示システム。
【請求項4】
前記異常判定部は、予め定めた大きさを有する検知領域を前記投影画像に設定したうえで、前記投影画像上で前記検知領域を移動させ、前記検知領域の移動先毎に、前記検知領域における前記特定画素の画素密度が予め定めた閾値以上であるか否かを判定し、前記検知領域における前記特定画素の画素密度が予め定めた閾値以上であれば、前記検知領域に含まれる前記投影画像の部分画像に異常が認められると判定し、
前記画像処理部は、前記部分画像に異常が認められる場合、前記部分画像を構成する前記特定画素の階調値を前記基準階調値未満に低下させる画像処理を実行する
請求項1に記載の画像表示システム。
【請求項5】
前記異常判定部は、前記画素密度が前記閾値以上となっている前記投影画像の前記特定画素の位置が、更新後の前記投影画像においても同じである場合に、前記投影画像に異常が認められると検出する
請求項1に記載の画像表示システム。
【請求項6】
前記異常判定部は、カーネル密度推定を用いて前記特定画素の画素密度を検出する
請求項1に記載の画像表示システム。
【請求項7】
前記画像処理装置は、前記異常判定部によって異常が認められた場合、前記画像処理部によって前記特定画素の階調値が前記基準階調値未満に低下された前記投影画像に、前記投影画像の表示に異常が生じたことを前記ユーザに通知する警告情報を重畳する異常通知部を更に備えた
請求項1~請求項6の何れか1項に記載の画像表示システム。
【請求項8】
ユーザが周囲の状況を視認するために設けられた視認領域に表示される画像であって、前記ユーザに関する情報及び前記周囲の状況に関する情報の少なくとも一方を表示する投影画像を構成する画素のうち、各々の画素に対応付けられた輝度を表す階調値が基準階調値以上となる特定画素が少なくとも1つの他の前記特定画素と隣接することによって生成された特定領域の面積が予め定められた第1基準面積以上ある第1特定領域である場合に、前記投影画像に異常が認められると判定する異常判定部、及び前記異常判定部によって異常が認められる場合、前記第1特定領域を構成する各々の前記特定画素の階調値を、前記基準階調値未満に低下させる画像処理部を備えた画像処理装置と、
前記画像処理装置の前記画像処理部によって画素の階調値が前記基準階調値未満に低下された前記投影画像を前記視認領域に表示する画像表示装置と、
を含む画像表示システム。
【請求項9】
前記異常判定部は、前記特定領域毎に前記特定領域が前記第1特定領域であるか否かを判定し、前記異常判定部によって、前記第1特定領域の各々の面積と、面積が前記第1基準面積未満の前記特定領域である第2特定領域の各々の面積との合計が、予め定められた第2基準面積以上であると判定された場合、前記画像処理部は、前記第1特定領域及び前記第2特定領域が含まれる前記投影画像を構成する各々の画素の階調値を前記基準階調値未満に低下させる
請求項8に記載の画像表示システム。
【請求項10】
前記異常判定部は、複数に分割された前記投影画像の分割画像毎に、前記第1特定領域及び前記第2特定領域の各々の面積の合計が前記第2基準面積以上であるか否かを判定し、
前記画像処理部は、前記第1特定領域及び前記第2特定領域の各々の面積の合計が前記第2基準面積以上となる前記分割画像毎に、前記分割画像を構成する各々の画素の階調値を前記基準階調値未満に低下させる
請求項9に記載の画像表示システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ユーザの視認領域に画像を重畳する画像表示システム、半導体装置、及び画像表示方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、表示装置における視認性を改善するため、画像の輝度を増加する画像処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-152335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、実在する風景に画像を重畳して表示することにより、目の前にある世界を仮想的に拡張するAR(Augmented Reality)技術の活用が広がっている。こうしたAR技術を応用して、特に自動車等の移動体のガラスに画像を重畳し、移動体のドライバーがガラス越しに周囲の状況を視認しながら移動体の速度やナビゲーション情報等を確認できるようにしたものを、特にAR-HUD(Augmented Reality-Head UP Display)ということがある。
【0005】
AR-HUDはドライバーの視線内に画像を投影するため、運転の快適さや安全性の向上に貢献する技術であるが、画像表示システムが故障した場合、画像が更新されずにそのまま表示され続けてしまったり、意図せぬ画像が表示されたりすることがある。画像表示システムの故障により表示される画像が比較的大きな画像や高輝度の画像であった場合、ドライバーによる周囲の状況の視認性が低下し、移動体の運転に影響が出ることがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る画像表示システムは、ユーザが周囲の状況を視認するために設けられた視認領域に表示される画像であって、前記ユーザに関する情報及び前記周囲の状況に関する情報の少なくとも一方を表示する投影画像を構成する画素のうち、各々の画素に対応付けられた輝度を表す階調値が基準階調値以上となる特定画素の前記投影画像の大きさに対する画素密度が予め定めた閾値以上である場合に、前記投影画像に異常が認められると判定する異常判定部、及び前記異常判定部によって異常が認められる場合、前記投影画像を構成する前記特定画素の階調値を、前記基準階調値未満に低下させる画像処理部を備えた画像処理装置と、前記画像処理装置の前記画像処理部によって画素の階調値が前記基準階調値未満に低下された前記投影画像を前記視認領域に表示する画像表示装置と、を含む。
【0007】
本開示に係る画像表示システムは、ユーザが周囲の状況を視認するために設けられた視認領域に表示される画像であって、前記ユーザに関する情報及び前記周囲の状況に関する情報の少なくとも一方を表示する投影画像を構成する画素のうち、各々の画素に対応付けられた輝度を表す階調値が基準階調値以上となる特定画素が少なくとも1つの他の前記特定画素と隣接することによって生成された特定領域の面積が予め定められた第1基準面積以上ある第1特定領域である場合に、前記投影画像に異常が認められると判定する異常判定部、及び前記異常判定部によって異常が認められる場合、前記第1特定領域を構成する各々の前記特定画素の階調値を、前記基準階調値未満に低下させる画像処理部を備えた画像処理装置と、前記画像処理装置の前記画像処理部によって画素の階調値が前記基準階調値未満に低下された前記投影画像を前記視認領域に表示する画像表示装置と、を含む。
【0008】
本開示に係る半導体装置は、ユーザが周囲の状況を視認するために設けられた視認領域に表示される画像であって、前記ユーザに関する情報及び前記周囲の状況に関する情報の少なくとも一方を表示する投影画像が、前記視認領域の指定位置に表示されるように前記投影画像の表示位置の補正を行うコントローラと、前記投影画像を構成する画素のうち、各々の画素に対応付けられた輝度を表す階調値が基準階調値以上となる特定画素の前記投影画像の大きさに対する画素密度が予め定めた閾値以上である場合に、前記投影画像に異常が認められると判定する異常判定部と、前記異常判定部によって異常が認められた場合、前記投影画像を構成する前記特定画素の階調値を前記基準階調値未満に低下させ、受け付けた前記投影画像を前記視認領域に表示する画像表示装置に対して、前記特定画素の階調値を低下させた前記投影画像を出力する画像処理部と、を含む。
【0009】
本開示に係る半導体装置は、ユーザが周囲の状況を視認するために設けられた視認領域に表示される画像であって、前記ユーザに関する情報及び前記周囲の状況に関する情報の少なくとも一方を表示する投影画像が、前記視認領域の指定位置に表示されるように前記投影画像の表示位置の補正を行うコントローラと、前記投影画像を構成する画素のうち、各々の画素に対応付けられた輝度を表す階調値が基準階調値以上となる特定画素が少なくとも1つの他の前記特定画素と隣接することによって生成された特定領域の面積が予め定められた第1基準面積以上ある第1特定領域である場合に、前記投影画像に異常が認められると判定する異常判定部と、前記異常判定部によって異常が認められる場合、前記第1特定領域を構成する各々の前記特定画素の階調値を、前記基準階調値未満に低下させ、受け付けた前記投影画像を前記視認領域に表示する画像表示装置に対して、前記第1特定領域を構成する各々の前記特定画素の階調値を低下させた前記投影画像を出力する画像処理部と、を含む。
【0010】
本開示に係る画像表示方法は、ユーザが周囲の状況を視認するために設けられた視認領域に表示される画像であって、前記ユーザに関する情報及び前記周囲の状況に関する情報の少なくとも一方を表示する投影画像を構成する画素のうち、各々の画素に対応付けられた輝度を表す階調値が基準階調値以上となる特定画素の前記投影画像の大きさに対する画素密度が予め定めた閾値以上である場合に、前記投影画像に異常が認められると判定し、前記投影画像に異常が認められる場合、前記投影画像を構成する前記特定画素の階調値を前記基準階調値未満に低下させ、受け付けた前記投影画像を前記視認領域に表示する画像表示装置に対して、前記特定画素の階調値を低下させた前記投影画像を出力する処理をコンピュータが実行する。
(【0011】以降は省略されています)

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