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公開番号2025133112
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2025067912,2024014996
出願日2025-04-17,2020-06-09
発明の名称優れた剛性を有する高配向延伸ポリテトラフルオロエチレン
出願人ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド,W.L. GORE & ASSOCIATES, INCORPORATED
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B29C 67/20 20060101AFI20250903BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】高い固有強度、高いマトリックス弾性率、及び高い結晶化度を有する自己支持型一軸延伸ポリテトラフルオロエチレンメンブレンを形成する方法を提供する。
【解決手段】(1)第1延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)メンブレンから少なくとも第1片を切り分け、(2)前記第1片を二軸伸張させることにより、第2延伸ポリテトラフルオロエチレンメンブレンを得、(3)前記第2延伸メンブレンから少なくとも第2片を切り分け、(4)前記少なくとも1つの第1片と前記少なくとも1つの第2片とを積み重ねられた配向で位置決めすることにより、積み重ねられた試料を形成し、(5)前記積み重ねられた試料を二軸伸張させ、(6)所望の二軸配向ePTFEメンブレンが得られるまで工程(1)~(5)を繰り返し、そして(7)前記二軸配向ePTFEメンブレンを一軸伸張させることを含む、一軸配向ePTFEメンブレンを形成する方法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)メンブレンであって、
機械方向における少なくとも約1000MPaのマトリックス引張強度と、
温度20℃における少なくとも約100GPaのマトリックス弾性率と、
少なくとも約94%の結晶化度と
を含む、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)メンブレン。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記ePTFEメンブレンの面密度が約30mg/m

未満である、請求項1に記載の延伸ポリテトラフルオロエチレンメンブレン。
【請求項3】
前記ePTFEメンブレンの<P2>配向が0.98以上である、請求項1又は2に記載の延伸ポリテトラフルオロエチレンメンブレン。
【請求項4】
前記ePTFEメンブレンのバルクデニールが約750g/9000m未満である、請求項1から3までのいずれか1項に記載の延伸ポリテトラフルオロエチレンメンブレン。
【請求項5】
前記ePTFEメンブレンの強度が約5gf/d超である、請求項1から4までのいずれか1項に記載の延伸ポリテトラフルオロエチレンメンブレン。
【請求項6】
前記ePTFEメンブレンが自己支持型である、請求項1から5までのいずれか1項に記載の延伸ポリテトラフルオロエチレンメンブレン。
【請求項7】
前記ePTFEメンブレンが一軸配向型である、請求項1から6までのいずれか1項に記載の延伸ポリテトラフルオロエチレンメンブレン。
【請求項8】
前記ePTFEメンブレンに少なくとも部分的にポリマーが被覆されているか、少なくとも部分的にポリマーが吸収されているか、又はその組み合わせが施されている、請求項1から7までのいずれか1項に記載の延伸ポリテトラフルオロエチレンメンブレン。
【請求項9】
繊維、シート、チューブ、三次元自己支持型構造、ダイス状繊維、ダイス状シート、ダイス状チューブ、又はダイス状三次元自己支持型構造の形態を成している、請求項1から8までのいずれか1項に記載の延伸ポリテトラフルオロエチレンメンブレン。
【請求項10】
スペーサ層をさらに含む、請求項1から9までのいずれか1項に記載の延伸ポリテトラフルオロエチレンメンブレン。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、微細孔質フルオロポリマーメンブレンに関し、そしてより具体的には、高い固有強度、高いマトリックス弾性率、高い結晶化度、及び整列したフィブリルを有する自己支持型高延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)メンブレンに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
ポリテトラフルオロエチレンは、1つまたは2つ以上の特性、例えば多くの化学物質に対する不活性、生体適合性、熱安定性、低い表面エネルギー、低い摩擦係数、及び様々な形状因子、例えばメンブレン、繊維、チューブ、及びこれに類するものへ加工される能力に基づき、魅力的な材料である。延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)を単独で使用するか、又は複合体及び/又は積層体内で使用することにより、種々の用途で使用するための物品を製造することができる。これらの用途の多くは、より軽量であり、より薄く、より強く、且つ/又は改善された光学特性を有する材料を使用することから恩恵を受けることができる。このようなものとして、改善された特性を有するePTFE物品を提供することが絶えず必要である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
1つの態様(「態様1」)によれば、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)メンブレンが、機械方向における少なくとも約1000MPaのマトリックス引張強度と、温度20℃における少なくとも約100GPaのマトリックス弾性率(matrix modulus)と、少なくとも約94%の結晶化度とを含む。
【0004】
態様1に付加された別の態様(「態様2」)によれば、前記ePTFEメンブレンの面密度が約30mg/m

未満である。
【0005】
態様1に付加された別の態様(「態様3」)によれば、前記ePTFEメンブレンの<P2>配向が0.98以上である。
【0006】
先行の態様のいずれか1つに付加された別の態様(「態様4」)によれば、前記ePTFEメンブレンのバルクデニールが750g/9000mである。
【0007】
先行の態様のいずれか1つに付加された別の態様(「態様5」)によれば、前記ePTFEメンブレンの強度(tenacity)が約5gf/d超である。
【0008】
先行の態様のいずれか1つに付加された別の態様(「態様6」)によれば、前記ePTFEメンブレンが自己支持型である。
【0009】
先行の態様のいずれか1つに付加された別の態様(「態様7」)によれば、前記ePTFEメンブレンが一軸配向型である。
【0010】
先行の態様のいずれか1つに付加された別の態様(「態様8」)によれば、前記ePTFEメンブレンに少なくとも部分的にポリマーが被覆されているか、少なくとも部分的にポリマーが吸収されているか、又はその組み合わせが施されている。
(【0011】以降は省略されています)

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