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公開番号
2025118338
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013607
出願日
2024-01-31
発明の名称
X線回折測定装置及びプログラム
出願人
株式会社不二越
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
23/20008 20180101AFI20250805BHJP(測定;試験)
要約
【課題】回折環の測定データを生成する処理を簡便にするX線回折測定装置を提供する。
【解決手段】測定対象物にX線を照射するX線管11と、X線管11によるX線の照射の出力値を所定値以上と所定値未満とに切り替える制御を行う制御部30と、X線管11からX線が照射された測定対象物にて回折したX線を検出可能な検出器基板12と、検出器基板12から検出値の読み出しを断続的に複数回行う読出部31と、読出部31による複数回の読み出しのタイミングと、X線管11がX線を照射するタイミングとが同期するように、制御部30に切り替え制御の指示を行う指示部32と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
測定対象物にX線を照射するX線管と、
前記X線管によるX線の照射の出力値を所定値以上と所定値未満とに切り替える制御を行う制御部と、
前記X線管からX線が照射された前記測定対象物にて回折したX線を検出可能な検出器基板と、
前記検出器基板から検出値の読み出しを断続的に複数回行う読出部と、
前記読出部による複数回の前記読み出しのタイミングと、前記X線管がX線を照射するタイミングとが同期するように、前記制御部に切り替え制御の指示を行う指示部と、
を備えることを特徴とするX線回折測定装置。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記指示部は、前記読出部による複数回の前記読み出しのうち一部の読み出しのタイミングと、前記X線管がX線を照射するタイミングとが一致するように、前記制御部に切り替え制御の指示を行うことを特徴とする請求項1に記載のX線回折測定装置。
【請求項3】
前記一部とは、偶数回目又は奇数回目であることを特徴とする請求項2に記載のX線回折測定装置。
【請求項4】
前記読出部が、前記X線管がX線を照射するタイミングと同期して読み出した前記検出値である各X線測定値から、当該X線測定値の前後いずれかに当該読出部が読み出した前記検出値である環境ノイズをそれぞれ除去し、当該環境ノイズを除去した各X線測定値を積算することで、回折環の測定データを生成する生成部、を更に備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のX線回折測定装置。
【請求項5】
前記生成部は、前記読出部が前記X線測定値及び前記環境ノイズを読み出す度に、当該X線測定値から前記環境ノイズを除去することを特徴とする請求項4に記載のX線回折測定装置。
【請求項6】
前記制御部は前記X線管にパルス信号を送信し、前記X線管は当該パルス信号に追従して前記制御が行われることを特徴とする請求項1に記載のX線回折測定装置。
【請求項7】
コンピュータを、
X線管によるX線の照射の出力値を所定値以上と所定値未満とに切り替える制御を行う制御部、
前記X線管からX線が照射された前記測定対象物にて回折したX線を検出可能な検出器基板から検出値の読み出しを断続的に複数回行う読出部、
前記読出部による複数回の前記読み出しのタイミングと、前記X線管がX線を照射するタイミングとが同期するように、前記制御部に切り替え制御の指示を行う指示部、
として機能させることを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、X線回折測定装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば下記特許文献1等に記載されるX線回折測定装置は、測定対象物に向けてX線を照射し、測定対象物にて回折したX線を検出することで回折環の測定データを取得するシステムである。また、X線回折測定装置は、このようにして取得した回折環の測定データに基づいて、測定対象物の物性を解析することができる。
【0003】
上述のX線回折測定装置では、X線を照射しない状態における測定値であるペデスタルノイズを、X線を照射した状態における測定値(以下、「X線測定値」と呼称する。)から除去することで、回折環の測定データを生成している。
【0004】
具体的な手順としては、X線の照射開始前に、複数回取得したペデスタルノイズの平均値を算出し、X線の照射開始後、X線が照射した状態のまま複数回X線測定値を取得し、取得した複数のX線測定値を積算し、この積算値から、ペデスタルノイズの平均値にX線測定値を積算した回数を乗じた値を除去することで、回折環の測定データを生成する。
【0005】
なお、ペデスタルノイズとは、検出器温度、センサ駆動、スイッチングノイズ(例えば、チップ切り替え、各種電源類の切り替え)、又は/及び、各種光源(例えば、レーザ光、測定環境内の光源)等の環境ノイズである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-081823号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述のX線回折測定装置では、X線測定値及びペデスタルノイズを取得するタイミングとX線管のオンオフのタイミングを個別に制御しなければならず、回折環の測定データを生成するに当たって処理が煩雑になってしまっていた。
【0008】
上記課題に鑑み、本発明は、回折環の測定データを生成する処理を簡便にするX線回折測定装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明に係るX線回折測定装置は、測定対象物にX線を照射するX線管と、前記X線管によるX線の照射の出力値を所定値以上と所定値未満とに切り替える制御を行う制御部と、前記X線管からX線が照射された前記測定対象物にて回折したX線を検出可能な検出器基板と、前記検出器基板から検出値の読み出しを断続的に複数回行う読出部と、前記読出部による複数回の前記読み出しのタイミングと、前記X線管がX線を照射するタイミングとが同期するように、前記制御部に切り替え制御の指示を行う指示部と、を備える。
【0010】
また、前記指示部は、前記読出部による複数回の前記読み出しのうち一部の読み出しのタイミングと、前記X線管がX線を照射するタイミングとが一致するように、前記制御部に切り替え制御の指示を行う。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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