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公開番号2025114138
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024008627
出願日2024-01-24
発明の名称車両用灯具
出願人スタンレー電気株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F21S 41/55 20180101AFI20250729BHJP(照明)
要約【課題】意匠的な見栄えを良くすると共に、第1の部材に対して第2の部材を安定した状態で取り付け可能な構造を備えた車両用灯具を提供する。
【解決手段】係止凸部24は、第1のリブ壁21の下面から平板部31の前後方向の一方側に向かって傾斜したネック部24aと、ネック部24aの先端側から幅方向の両側に向かって突出されたヘッド部24bとを有し、係止凹部32は、平板部31の先端側を厚み方向に切り欠くスリット部32aと、スリット部32aの幅方向の両側且つスリット部32aの下端側に位置して、エッジ部にネック部24aの先端側と当接される一対の第1の当接部32bと、スリット部32aの幅方向の両側且つスリット部32aの上端側のエッジ部に位置して、ネック部24aの基端側と当接される一対の第2の当接部32cとを有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
前面が開口したハウジングと、前記ハウジングの開口を覆うアウターレンズとにより構成される灯体の内側に、少なくとも第１の部材と第２の部材とが配置され、前記第１の部材に対して前記第２の部材が取り付けられた構造を備える車両用灯具であって、
前記第１の部材は、開口部と、前記開口部の下側縁部に沿った位置の背面側から後方に向かって突出された第１のリブ壁と、前記第１のリブ壁の下面から突出された係止凸部とを有し、
前記第２の部材は、前記第１のリブ壁の下面と対向した状態で前記第１の部材の背面側に突き合わされる平板部と、前記平板部の先端側に位置して、前記係止凸部が係止される係止凹部とを有し、
前記係止凸部は、前記第１のリブ壁の下面から前記平板部の前後方向の一方側に向かって傾斜したネック部と、前記ネック部の先端側から幅方向の両側に向かって突出されたヘッド部とを有し、
前記係止凹部は、前記平板部の先端側を厚み方向に切り欠くスリット部と、前記スリット部の幅方向の両側且つ前記スリット部の下端側のエッジ部に位置して、前記ネック部の先端側と当接される一対の第１の当接部と、前記スリット部の幅方向の両側且つ前記スリット部の上端側のエッジ部に位置して、前記ネック部の基端側と当接される一対の第２の当接部とを有することを特徴とする車両用灯具。
続きを表示（約 390 文字）【請求項２】
前記スリット部は、前記ヘッド部よりも幅方向において縮径された第１の部分と、前記第１の部分から前記平板部の先端に向かって漸次幅が拡大した第２の部分とを有し、
前記一対の第１の当接部は、前記第１の部分から縮径方向に突出して設けられ、
前記一対の第２の当接部は、前記第１の部分と前記第２の部分との境界から縮径方向に突出して設けられていることを特徴とする請求項１に記載の車両用灯具。
【請求項３】
前記係止凸部と前記第１の部材の背面側との間を連結する連結部を有することを特徴とする請求項１に記載の車両用灯具。
【請求項４】
前記第１の部材は、エクステンションであり、
前記第２の部材は、前記エクステンションの背面側から前記開口部の下側縁部に沿って取り付けられる板材であることを特徴とする請求項１に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両用灯具に関する。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、車両に搭載される車両用灯具は、前面が開口したハウジングと、ハウジングの開口を覆うアウターレンズとにより構成される灯体の内側に、光源やインナーレンズ、リフレクタ、エクステンション、ブラケットなどの部材を配置し、これらの部材が灯体の内側に取り付けられた構造を有している。
【０００３】
例えば、下記特許文献１に記載の発明では、一方の部材に設けられたフック部を他方の部材に設けられた孔部に係止することによって、一方の部材を他方の部材に取り付けることが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特許第４５４６４３４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、上述したフック部を孔部に係止する取り付け構造は、車両用灯具の正面側から見えてしまう場合がある。例えば、開口部が設けられたエクステンションの背面側から開口部の下側縁部に沿って断熱板を取り付ける場合、断熱板に設けられた孔部のフック部を係止するのに必要な寸法等の制約によって、エクステンションに下側縁部よりも長いフック部を設ける必要がある。この場合、上述したフック部が開口部を通して見えてしまうため、エクステンションの正面側からの意匠的な見栄えが悪くなる。
【０００６】
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、意匠的な見栄えを良くすると共に、第１の部材に対して第２の部材を安定した状態で取り付け可能な構造を備えた車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔１〕前面が開口したハウジングと、前記ハウジングの開口を覆うアウターレンズとにより構成される灯体の内側に、少なくとも第１の部材と第２の部材とが配置され、前記第１の部材に対して前記第２の部材が取り付けられた構造を備える車両用灯具であって、
前記第１の部材は、開口部と、前記開口部の下側縁部に沿った位置の背面側から後方に向かって突出された第１のリブ壁と、前記第１のリブ壁の下面から突出された係止凸部とを有し、
前記第２の部材は、前記第１のリブ壁の下面と対向した状態で前記第１の部材の背面側に突き合わされる平板部と、前記平板部の先端側に位置して、前記係止凸部が係止される係止凹部とを有し、
前記係止凸部は、前記第１のリブ壁の下面から前記平板部の前後方向の一方側に向かって傾斜したネック部と、前記ネック部の先端側から幅方向の両側に向かって突出されたヘッド部とを有し、
前記係止凹部は、前記平板部の先端側を厚み方向に切り欠くスリット部と、前記スリット部の幅方向の両側且つ前記スリット部の下端側のエッジ部に位置して、前記ネック部の先端側と当接される一対の第１の当接部と、前記スリット部の幅方向の両側且つ前記スリット部の上端側のエッジ部に位置して、前記ネック部の基端側と当接される一対の第２の当接部とを有することを特徴とする車両用灯具。
〔２〕前記スリット部は、前記ヘッド部よりも幅方向において縮径された第１の部分と、前記第１の部分から前記平板部の先端に向かって漸次幅が拡大した第２の部分とを有し、
前記一対の第１の当接部は、前記第１の部分から縮径方向に突出して設けられ、
前記一対の第２の当接部は、前記第１の部分と前記第２の部分との境界から縮径方向に突出して設けられていることを特徴とする前記〔１〕に記載の車両用灯具。
〔３〕前記係止凸部と前記第１の部材の背面側との間を連結する連結部を有することを特徴とする前記〔１〕に記載の車両用灯具。
〔４〕前記第１の部材は、エクステンションであり、
前記第２の部材は、前記エクステンションの背面側から前記開口部の下側縁部に沿って取り付けられる板材であることを特徴とする前記〔１〕に記載の車両用灯具。
【発明の効果】
【０００８】
以上のように、本発明によれば、意匠的な見栄えを良くすると共に、第１の部材に対して第２の部材を安定した状態で取り付け可能な構造を備えた車両用灯具が提供される。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の一実施形態に係る車両用灯具の正面図である。
図１に示す車両用灯具が備えるエクステンションと断熱板との取付部を正面側から見た斜視図である。
図１に示す車両用灯具が備えるエクステンションと断熱板との取付部を背面側から見た斜視図である。
取付部を下方側から見た斜視図である。
取付部を斜め下方側から見た断面斜視図である。
図５中に示す取付部を側方から見た透視側面図である。
図６中に示す線分Ａ－Ａによる取付部の断面図である。
取付部を構成する係止凸部を下方側から見た斜視図である。
取付部を構成する係止凹部を下方側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがあり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
（【００１１】以降は省略されています）

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