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公開番号2025112063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006132
出願日2024-01-18
発明の名称照明取り付け治具
出願人東芝エレベータ株式会社
代理人弁理士法人蔦田特許事務所
主分類B66B 23/22 20060101AFI20250724BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】リールに巻回されたLEDテープライトをカバーの内部に簡単に取り付けることができる照明取り付け治具を提供する。
【解決手段】手摺りレール16の上部に配され、手摺りレール16に沿って摺動自在な摺動部52と、カバー34が設けられている欄干14の側面に配されるように、摺動部52から下方に延設された吊り下げ部54と、LEDテープライト40が巻回されたリール46を吊り下げ部54に回転自在に吊り下げるために、吊り下げ部54の下部に設けられた軸部56とを有する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
乗客コンベアの前後方向に延びた欄干の上端部にある手摺りレールの下部に設けられた合成樹脂よりなる直線型のカバーにおいて、前記カバー内部にある前後方向に延びた収納部の下面に開口した溝から帯状のLEDテープライトを収納するための照明取り付け治具であって、
前記手摺りレールの上部に配され、前記手摺りレールに沿って摺動自在な摺動部と、
前記カバーが設けられている前記欄干の側面に配されるように、前記摺動部から下方に延設された吊り下げ部と、
前記LEDテープライトが巻回されたリールを前記吊り下げ部に回転自在に吊り下げるために、前記吊り下げ部の下部に設けられた軸部と、
を有することを特徴とする照明取り付け治具。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記摺動部と前記軸部との間に位置する前記吊り下げ部に回転自在に設けられ、前記リールから引き出された前記LEDテープライトを、前記カバーの前記溝に案内する案内ローラを有する、
請求項1に記載の照明取り付け治具。
【請求項3】
前記案内ローラから案内された前記LEDテープライトを前後方向に延びた前記溝から前記収納部に収納するために、前記溝の左右方向の長さを拡げる溝拡げ部が、前記カバーの前記溝の間に配されている、
請求項2に記載の照明取り付け治具。
【請求項4】
前記溝拡げ部は板状であって、三角形をなし、
三角形の前記溝拡げ部の中央にある頂部が、前記溝の中に挿入されるものであり、三角形の前記溝拡げ部の左右にある左麓部と右麓部の間隔が、前記LEDテープライトの幅方向の長さより長い、
請求項3に記載の照明取り付け治具。
【請求項5】
前記吊り下げ部の前面又は後面から枝部が突出し、
前記枝部の上端部から前記カバーの前記溝の下方に向かって保持板が設けられ、
前記保持板の上辺から板状の三角形の前記溝拡げ部が上方に延設され、前記左麓部と前記右麓部が前記上辺の位置にある、
請求項4に記載の照明取り付け治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、乗客コンベアに用いられる照明取り付け治具に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアにおいて、欄干を照明するために、帯状のLEDテープライトが用いられている。具体的には、欄干の上部にある手摺りレールの下部に沿って合成樹脂製のカバーが設けられ、このカバーにLEDテープライトが取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-11360号公報
特開2020-200162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなLEDテープライトをカバーに取り付ける場合には、作業員が、リールに巻回されたLEDテープライトを引き出し、カバーの下面に開口した溝を手で押し拡げ、引き出したLEDテープライトをカバーの内部に収納している。
【0005】
そのため、乗客コンベアの一方の乗降口から他方の乗降口までの欄干の上部にLEDテープライトを取り付けるのに、非常に手間がかかるという問題点があった。
【0006】
そこで本発明の実施形態は上記問題点に鑑み、リールに巻回されたLEDテープライトをカバーの内部に簡単に取り付けることができる照明取り付け治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態は、乗客コンベアの前後方向に延びた欄干の上端部にある手摺りレールの下部に設けられた合成樹脂よりなる直線型のカバーにおいて、前記カバー内部にある前後方向に延びた収納部の下面に開口した溝から帯状のLEDテープライトを収納するための照明取り付け治具であって、前記手摺りレールの上部に配され、前記手摺りレールに沿って摺動自在な摺動部と、前記カバーが設けられている前記欄干の側面に配されるように、前記摺動部から下方に延設された吊り下げ部と、前記LEDテープライトが巻回されたリールを前記吊り下げ部に回転自在に吊り下げるために、前記吊り下げ部の下部に設けられた軸部と、を有することを特徴とする照明取り付け治具である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態の照明取り付け治具を、エスカレータの左側の欄干の外側に取り付けた状態の左側面図である。
照明取り付け治具の左側面図である。
左側の欄干に照明取り付け治具を取り付けた状態の縦断面図である。
左側の欄干に照明取り付け治具を取り付けた状態の一部欠裁斜視図である。
カバーにLEDテープライトを取り付けた状態の前方から見た縦断面図である。
溝拡げ部によってカバーを左右方向に押し拡げ、LEDテープライトを取り付ける状態の前方から見た縦断面図である。
カバーの溝を溝拡げ部によって押し拡げ、LEDテープライトを取り付けようとしている状態の下から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態の乗客コンベアで用いられる照明取り付け治具について、図1~図7を参照して説明する。本実施形態では、乗客コンベアとしてエスカレータ10を用いて説明する。
【0010】
(1)エスカレータ10の構造
図1は、エスカレータ10の右側面図であり、上階から下階を見て、上階が後、下階が前になるように説明する。なお、図1及び図3においては、エスカレータ10は建屋1に取り付け工事中であり、手摺りベルトは取り付けられていない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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