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公開番号
2025106585
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-15
出願番号
2025069352,2021148709
出願日
2025-04-21,2021-09-13
発明の名称
印刷用メタルマスク
出願人
マクセル株式会社
代理人
個人
主分類
B41N
1/24 20060101AFI20250708BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】印刷層を印刷形成する際の印刷精度をさらに向上させ、高精度でかつ高品位な印刷層を形成できる印刷用メタルマスクを提供する。
【解決手段】本発明の印刷用メタルマスクは、金属薄板からなり裏面9が印刷対象2と正対するマスク本体7と、マスク本体7を表裏に貫通し、印刷ペースト4が充填される多数の通孔10とを備える。通孔10を、マスク本体7の表面8に開口する、ストレート状の孔からなる第1孔部13と、内面の断面形状がR状に形成され、第1孔部13と滑らかに連続し、かつ拡大しつつマスク本体7の裏面9に開口する第2孔部14とで構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
金属薄板からなり裏面(9)が印刷対象(2)と正対するマスク本体(7)と、
マスク本体(7)を表裏に貫通し、印刷ペースト(4)が充填される多数の通孔(10)と
を備え、
通孔(10)が、マスク本体(7)の表面(8)に
真円形状に
開口する、
内周半径が均一な
ストレート状の
丸
孔からなる第1孔部(13)と、内面の断面形状がR状に形成され、第1孔部(13)と滑らかに連続し、かつ拡大しつつマスク本体(7)の裏面(9)に
真円形状に
開口する
ベルマウス状の
第2孔部(14)とで構成されて
おり、
ベルマウス状の第2孔部(14)の内面の断面形状が、第1孔部(13)に連続する上端部分において曲率半径が小さく、下方に行くに従って曲率半径が大きくなるように構成されており、
第2孔部(14)の上端において、当該上端の内面の断面形状を規定する曲率半径で構成される円弧の上端の接線が、ストレート状の第1孔部(13)の内面の断面形状を規定する直線と一致し
ていることを特徴とする印刷用メタルマスク。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
マスク本体(7)の厚み(T)を1とするとき、第1孔部(13)の孔深さで規定される(H1)が、0.2以上、0.6以下に設定
されている請求項1に記載の印刷用メタルマスク。
【請求項3】
マスク本体(7)の厚み(T)を1とするとき、第1孔部(13)の孔深さで規定される(H1)が、0.2以上、0.5未満
に設定されている請求項
1に
記載の印刷用メタルマスク。
【請求項4】
第2孔部(14)の孔深さを(H2)と規定し、第2孔部(14)の拡大寸法の半分を(D3)と規定するとき、不等式(H2<D3)を満足するように、第2孔部(14)が形成
されている請求項1
から3のいずれかひとつに
記載の印刷用メタルマスク。
【請求項5】
マスク本体(7)の表面(8)における第1孔部(13)の開口寸法を(D1)、マスク本体(7)の裏面(9)における第2孔部(14)の開口寸法を(D2)と規定するとき、開口寸法(D2)が開口寸法(D1)の1.5倍以上に設定
されている請求項1から4のいずれかひとつに記載の印刷用メタルマスク。
【請求項6】
マスク本体(7)の厚み(T)が、25μm以下に
設定されている請求項1から
5
のいずれかひとつに記載の印刷用メタルマスク。
【請求項7】
通孔(10)の孔内面およびマスク本体(7)の裏面(9)に、印刷ペースト(4)の付着を抑制するコーティング層(17)が形成されており、
第1孔部(13)におけるコーティング層(17)の層厚を(C1)、第2孔部(14)におけるコーティング層(17)の層厚を(C2)、マスク本体(7)の裏面(9)におけるコーティング層(17)の層厚を(C3)と規定するとき、不等式(C1≦C2≦C3)を満足するように、コーティング層(17)が形成
されている請求項1から6のいずれかひとつに記載の印刷用メタルマスク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷用メタルマスクにおいて、印刷層のにじみやかすれ等の印刷不良を改善する技術に関する。本発明の印刷用メタルマスクとしては、例えば、基板上にはんだボールを仮接着するためのフラックス(印刷ペースト)の層をスクリーン印刷法により印刷形成する際に用いられる印刷用メタルマスクを挙げることができる。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
印刷用メタルマスクの印刷精度の向上を図る技術として、本出願人は先に特許文献1を提案している。特許文献1では、電鋳法で製作されるメタルマスクに形成される透孔の断面形状を、電鋳面側の孔径が小さく、電鋳母型面側の孔径が大きいテーパー状に形成している。印刷時においては、その電鋳面側が表面側すなわちスキージ面側となり、電鋳母型面側が裏面側すなわち被印刷体(印刷対象)側となる。インキ・ペースト(印刷ペースト)の層(印刷層)を形成する際には、まず、メタルマスクの被印刷体側を被印刷体の上に密着させ、次いで、メタルマスクのスキージ面にインキ・ペーストをのせ、スキージ面上のインキ・ペーストをスキージで延ばしつつ透孔の内部に充填する。透孔に対するインキ・ペーストの充填の完了後、被印刷体からメタルマスクを分離することにより、透孔に対応したインキ・ペーストの印刷層を被印刷体上に印刷形成することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10―305670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のメタルマスクでは、透孔を裏面側に広がるテーパー孔とすることでインキ・ペーストの版抜け性が良好になるため、被印刷体からメタルマスクを分離する際に、メタルマスクの分離とともにインキ・ペーストの一部が除去されることを抑えることができるので、にじみやかすれ等の印刷不良が生じることを防ぐことができる。しかし、特許文献1のメタルマスクでは、インキ・ペーストは透孔の孔内面全体と接するため、依然として透孔の内部に充填されたインキ・ペーストが透孔の孔内面に付着して、一部のインキ・ペーストが付着したまま被印刷体からメタルマスクが分離されることがあり、印刷形状が歪になる、あるいは印刷がかすれるなどの印刷不良が生じていた。また、インキ・ペーストの付着状態は、個々の透孔で均一ではないため、各印刷層のインキ・ペーストの量が不均一となる印刷不良も生じていた。
【0005】
本発明は、印刷層を印刷形成する際の印刷精度をさらに向上させ、高精度でかつ高品位な印刷層を形成できる印刷用のメタルマスクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の印刷用メタルマスクは、金属薄板からなり裏面9が印刷対象2と正対するマスク本体7と、マスク本体7を表裏に貫通し、印刷ペースト4が充填される丸孔からなる多数の通孔10とを備える
。通
孔10
は
、マスク本体7の表面8に
真円形状に
開口する、
内周半径が均一な
ストレート状の
丸
孔からなる第1孔部13と、内面の断面形状がR状に形成され、第1孔部13と滑らかに連続し、かつ拡大しつつマスク本体7の裏面9に
真円形状に
開口する
ベルマウス状の
第2孔部14とで構成されて
いる。ベルマウス状の第2孔部14の内面の断面形状が、第1孔部13に連続する上端部分において曲率半径が小さく、下方に行くに従って曲率半径が大きくなるように構成されている。第2孔部14の上端において、当該上端の内面の断面形状を規定する曲率半径で構成される円弧の上端の接線が、ストレート状の第1孔部13の内面の断面形状を規定する直線と一致し
ていることを特徴とする。
【0007】
マスク本体7の厚みTを1とするとき、第1孔部13の孔深さで規定されるH1は、0.2以上、0.6以下に設定されていることが好ましい。
【0008】
より好ましくは、マスク本体7の厚みTを1とするとき、第1孔部13の孔深さで規定されるH1は、0.2以上、0.5未満に設定することが好ましい。
【0009】
第2孔部14の孔深さをH2と規定し、第2孔部14の拡大寸法の半分をD3と規定するとき、不等式(H2<D3)を満足するように、第2孔部14が形成されている形態を採ることができる。
【0010】
マスク本体7の表面8における第1孔部13の開口寸法をD1、マスク本体7の裏面9における第2孔部14の開口寸法をD2と規定するとき、開口寸法D2が開口寸法D1の1.5倍以上に設定されている形態を採ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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