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公開番号
2025104112
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221970
出願日
2023-12-27
発明の名称
家具のハンドル装置及び椅子
出願人
株式会社イトーキ
代理人
個人
,
個人
主分類
A47C
3/025 20060101AFI20250702BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】回転式ハンドルを備えた調節装置において、トルク伝達機能などの品質を安定化させつつ過大のトルクが作用したときに空回りさせる。
【解決手段】ハンドル装置は、機能部材と一体に回転するラチェットロータ61と、ラチェットロータ61に被嵌したハンドル60とを有する。ラチェットロータ61には、半径方向に変形する突起部90を設けて、ハンドル60には、突起部90が噛み合う凹凸部88を形成している。過大な負荷が掛かると、突起部90が自身の弾性及び弾性体91の弾性に抗して軸心方向に逃げ回動する。ハンドル装置は周面カムの構造になっているため、端面カム方式に比べて品質を安定できる。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の範囲で回転して調節の仕事を行う回転駆動体と、前記回転駆動体を正逆回転させる手動式のハンドルとを備えており、
前記回転駆動体とハンドルとの間に、前記ハンドルに設定値以上の負荷が掛かると当該ハンドルを弾性力に抗して空回りさせるトルク逃がし要素が介在している構成であって、
前記トルク逃がし要素は、前記ハンドルの回転軸心と直交した半径方向に噛み合う突起部と凹凸部とで構成されており、前記凹凸部は全周に亙って形成されている、
家具のハンドル装置。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記トルク逃がし要素は、前記ハンドルを正逆いずれの方向に回転させきっても空回りさせるように設定されている、
請求項1に記載した家具のハンドル装置。
【請求項3】
前記ハンドルの一端面に凹所が形成されて、前記凹所の内周に前記凹凸部が全周に亙って形成されている一方、
前記回転駆動体には、前記ハンドルの凹所に入り込むボス部が一体に又は回転軸を介して設けられており、前記ボス部に、前記突起部が弾性に抗して半径内向きに逃げ移動し得るように設けられている、
請求項1又は2に記載した家具のハンドル装置。
【請求項4】
前記ボス部は合成樹脂製であって、軸心方向から見て山形の前記突起部が、その一端を自由端と成した状態で一体に形成されている、
請求項3に記載した家具のハンドル装置。
【請求項5】
前記突起部は前記ハンドルの側に開口したケース状に形成されており、その内部に弾性部材を配置している、
請求項4に記載した家具のハンドル装置。
【請求項6】
ばね手段に抗して後傾可能な背もたれと、前部を巻き込むことで奥行きを調節できる座とのうち少なくとも何れか一方を備えている椅子であって、
前記背もたれの後傾動に対する弾性抵抗の調節手段と、前記座の奥行き調節手段とのうち何れか一方又は両方として、請求項1又は2に記載したハンドル装置を設けている、
椅子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、家具において可動部材の調節を行うための回転式のハンドル装置、及び、このハンドル装置を備えた椅子に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば椅子において、回転式のハンドルを設けることは従来から行われている。最もポピュラーなものは、リクライニング椅子において背もたれの後傾動に対する抵抗(弾力)の強さを調節するためのハンドルであり、ハンドルに雄ねじを一体に設けて、ねじ込み量に応じてばねを変形させることにより、リクライニングに対する弾力の調節を行っている(例えば特許文献1)。
【0003】
座の前後長さ(前端の奥行き)を調節する技術として、座の前部を下側に巻き込む方式が存在しており、このタイプにおいて、ハンドルの回転によって巻き込み量を調節することも提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-128772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
さて、回転式のハンドルでは回転限界が存在しており、正転させきっても逆転させきっても回転が停止するようになっている。雄ねじのねじ込みによってばねを圧縮するタイプでは、ねじ込み量の増大に連れて回転に対する抵抗は増大していき、抵抗が最大になった段階でハンドルの回転が停止して、ねじ戻すと抵抗は徐々に小さくなって、ねじ戻しきった状態で抵抗は最も小さくなっている。
【0006】
例えば、ラックとピニオンからなる調節機構において、ピニオンに組み付けられたハンドルの回転によってラックを移動させるものも存在しており、この場合は、ハンドルの回転に対する抵抗が変化しないこともあり得る。調節部材としてカムを回転させることもあり得るが、この場合も、ハンドルの回転に対する抵抗が変化しないことはあり得る。
【0007】
このように回転式のハンドルは、椅子を初めとした家具において調節手段として広く使用されているが、問題として、正転させきったり逆転させきったりしたときにハンドルの回転が急停止して、ハンドルやこれが取り付いた部材に衝撃が作用することがあり、衝撃によって損傷に至ることも懸念されていた。
【0008】
また、ハンドルの回転が急停止することよって人の手に衝撃が作用することがある点も問題であった。特に、回転方向によって抵抗が異なる場合、抵抗が小さくなると人は回転速度を高くする傾向があるため、急停止によって手に作用する衝撃も大きくなる傾向を呈することになる。
【0009】
これらの点については、ばねで付勢された端面カムを使用して、トルクが過大になるとハンドルを空回りさせる構造が提案されているが、端面カムは軸心方向の噛み合いになるため、加工誤差や組み付け誤差によって噛み合いにバラツキが発生しやすくて、品質の安定性に欠けるという問題がある。また、ハンドルの回転軸心からカム部までの距離を大きくとれないため、強いばねを必要として操作性が悪くなる問題も懸念される。
【0010】
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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