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公開番号2025101547
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218465
出願日2023-12-25
発明の名称遮蔽材及び遮蔽装置
出願人立川ブラインド工業株式会社
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類A47H 13/01 20060101AFI20250630BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】端部と端部以外とで共通のハンガー部材を用いつつ、意匠性を備えた遮蔽材ユニットを提供する。
【解決手段】複数の遮蔽材ユニットが互いに連結されて構成され、各遮蔽材ユニットは、遮蔽部材と、第1ハンガー部材と、第2ハンガー部材とを備え、前記遮蔽部材の上部であって幅方向における一端側に前記第1ハンガー部材が取り付けられ、前記遮蔽部材の上部であって幅方向における他端側に前記第2ハンガー部材が取り付けられており、前記第1ハンガー部材は、第1ベース部材と、該第1ベース部材とは別部材であってこれに取り付けられる第1固定部材とを備え、前記第2ハンガー部材は、第2ベース部材と、該第2ベース部材に取り付けられる第2固定部材とを備え、前記第1固定部材と前記第2固定部材とは固定可能であって、隣接する遮蔽材ユニットの一方の第1ハンガー部材の第1固定部材と他方の第2ハンガー部材の第2固定部材とが固定される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
ハンガーレールに移動自在に設けられたランナーに吊り下げ支持され、複数の遮蔽材ユニットが互いに連結されて構成される遮蔽材であって、
複数の遮蔽材ユニットが互いに連結されて構成され、
各遮蔽材ユニットは、遮蔽部材と、第１ハンガー部材と、第２ハンガー部材とを備え、
前記遮蔽部材の上部であって幅方向における一端側に前記第１ハンガー部材が取り付けられ、前記遮蔽部材の上部であって幅方向における他端側に前記第２ハンガー部材が取り付けられており、
前記第１ハンガー部材は、第１ベース部材と、当該第１ベース部材とは別部材であってこれに取り付けられる第１固定部材とを備え、
前記第２ハンガー部材は、第２ベース部材と、当該第２ベース部材に取り付けられる第２固定部材とを備え、
前記第１固定部材と前記第２固定部材とは固定可能であって、
隣接する遮蔽材ユニットの一方の第１ハンガー部材の第１固定部材と他方の第２ハンガー部材の第２固定部材とが固定されることで、各遮蔽材ユニットが連結される、遮蔽材。
続きを表示（約 380 文字）【請求項２】
請求項１に記載の遮蔽材であって、
前記第１ハンガー部材には前記ランナーに吊り下げられるための被吊り下げ部が形成されており、
最も前記一端側に配置された遮蔽材ユニットの第１ハンガー部材は、前記第１固定部材を備えておらず、
最も前記他端側に配置された遮蔽材ユニットは、前記他端側に第２ハンガー部材に代えて第１ハンガー部材を備えており、当該第１ハンガー部材も前記第１固定部材を備えていない、遮蔽装置。
【請求項３】
請求項２に記載の遮蔽材であって、
前記被吊り下げ部は、前記第１固定部材と略同一の高さ位置に設けられる、遮蔽材。
【請求項４】
ハンガーレールと、当該ハンガーレールに移動自在に設けられた複数のランナーと、請求項１～請求項３のいずれかに記載の遮蔽材とを備えた、遮蔽装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、複数の遮蔽材ユニットが連結されて構成される遮蔽材に関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、ハンガーレールに移動自在に設けられたランナーに吊り下げ支持され、複数の遮蔽材ユニットが互いに連結されて構成される遮蔽材がある。例えば、特許文献１には、遮蔽材を吊り下げるためのスクリーンハンガー（連結具）が第１ハンガー部材（第１クリップ板）と第２ハンガー部材（第２クリップ板）とを備え、第１ハンガー部材が有する第１固定部材（第１締結部材）と第２ハンガー部材が有する第２固定部材（第２締結部材）とが固定される（締結される）ことで隣接する遮蔽材ユニット（暗幕カーテン部）を連結するものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特表２０１８－５０９１９０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１のスクリーンハンガーにおいては、第１固定部材及び第２固定部材がそれぞれ第１ハンガー部材及び第２ハンガー部材と一体的に形成されていることから、連結しない端部のスクリーンハンガーにも同じ第１ハンガー部材又は第２ハンガー部材を用いた場合、第１固定部材又は第２固定部材によって意匠性が損なわれるおそれがあった。また、端部のスクリーンハンガーとして別のハンガー部材を用いた場合、部品点数が増加することになる。
【０００５】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、端部と端部以外とで共通のハンガー部材を用いつつ、意匠性を備えた遮蔽材ユニットを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
［１］ハンガーレールに移動自在に設けられたランナーに吊り下げ支持され、複数の遮蔽材ユニットが互いに連結されて構成される遮蔽材であって、複数の遮蔽材ユニットが互いに連結されて構成され、各遮蔽材ユニットは、遮蔽部材と、第１ハンガー部材と、第２ハンガー部材とを備え、前記遮蔽部材の上部であって幅方向における一端側に前記第１ハンガー部材が取り付けられ、前記遮蔽部材の上部であって幅方向における他端側に前記第２ハンガー部材が取り付けられており、前記第１ハンガー部材は、第１ベース部材と、当該第１ベース部材とは別部材であってこれに取り付けられる第１固定部材とを備え、前記第２ハンガー部材は、第２ベース部材と、当該第２ベース部材に取り付けられる第２固定部材とを備え、前記第１固定部材と前記第２固定部材とは固定可能であって、隣接する遮蔽材ユニットの一方の第１ハンガー部材の第１固定部材と他方の第２ハンガー部材の第２固定部材とが固定されることで、各遮蔽材ユニットが連結される、遮蔽材。
［２］［１］に記載の遮蔽材であって、前記第１ハンガー部材には前記ランナーに吊り下げられるための被吊り下げ部が形成されており、最も前記一端側に配置された遮蔽材ユニットの第１ハンガー部材は、前記第１固定部材を備えておらず、最も前記他端側に配置された遮蔽材ユニットは、前記他端側に第２ハンガー部材に代えて第１ハンガー部材を備えており、当該第１ハンガー部材も前記第１固定部材を備えていない、遮蔽装置。
［３］［２］に記載の遮蔽材であって、前記被吊り下げ部は、前記第１固定部材と略同一の高さ位置に設けられる、遮蔽材。
［４］ハンガーレールと、当該ハンガーレールに移動自在に設けられた複数のランナーと、［１］～［３］のいずれかに記載の遮蔽材とを備えた、遮蔽装置。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、第１ハンガー部材における第１ベース部材と第１固定部材とが別部材とされ、第２ハンガー部材における第２ベース部材と第２固定部材とが別部材となっている。これにより、端部と端部以外とで共通のベース部材（第１ベース部材又は第２ベース部材）を用いて部品点数を削減しつつ、端部のベース部材には固定部材を設けないようにして意匠性の向上を図ることが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１Ａは、本発明の一実施形態に係る遮蔽装置１００の正面図であり、図１Ｂは、同遮蔽装置１００の側面図である。
図１の遮蔽装置１００の平面図である。
図１の遮蔽装置１００のランナー５及びスクリーンハンガー１０を示す斜視図である。
図４Ａは、遮蔽材ユニット６Ｕの上部の正面図であり、図４Ｂは、遮蔽材ユニット６Ｕの図４Ａの組み立て前の状態を示す説明図である。
図３のスクリーンハンガー１０の分解図である。
図６Ａは、図３の遮蔽材ユニット６Ｕの第１ハンガー部材６１の斜視図であり、図６Ｂは、同第２ハンガー部材６２の分解斜視図である。
図７Ａは、図１Ａに示す遮蔽装置１００の遮蔽材６を開状態としたときの様子を示す平面図であり、図７Ｂは、同遮蔽材６を閉状態とした時の様子を示す平面図である。
図４Ａは、左端用の遮蔽材ユニット６ＵＬの上部の正面図であり、図８Ｂは、右端用の遮蔽材ユニット６ＵＲの上部の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
【００１０】
１．遮蔽装置１００の全体構成
本発明の一実施形態に係る遮蔽装置１００は、図１Ａ～図２に示すように、ハンガーレール１と、チルト軸２と、チルト操作棒３と、操作コード４と、ランナー５と、複数の遮蔽材ユニット６Ｕからなる遮蔽材６とを備えている。
（【００１１】以降は省略されています）

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