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公開番号
2025100559
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025047426,2020543483
出願日
2025-03-21,2019-02-13
発明の名称
窒化ケイ素及び/又は酸窒化ケイ素を含む保護コーティングを有するコーティングされた物品
出願人
ビトロ フラット グラス エルエルシー
代理人
弁理士法人浅村特許事務所
主分類
C03C
17/36 20060101AFI20250626BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】 コーティングスタックにおけるこれらの欠陥を低減又は回避することである。
【解決手段】 コーティングされた物品は、基材、基材の少なくとも一部の上に機能層、及び機能層の少なくとも一部の上に保護コーティングを含み、機能層の最上層は金属酸化物層であり、保護コーティングは、金属窒化物層及び機能層の金属窒化物層と金属酸化物層の間に配設されてその少なくとも一部と接触する金属酸窒化物層を含む。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材、前記基材の少なくとも一部の上に第1の機能層、及び前記機能層の少なくとも一部の上に保護コーティングを含むコーティングされた物品であって、
前記機能層の最上層が金属酸化物膜であり、
前記保護コーティングが、金属窒化物、金属酸窒化物、又はそれらの組合せの1つ以上の層を含む、コーティングされた物品。
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【請求項2】
前記金属窒化物、前記金属酸窒化物、又はそれらの前記組合せが、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、又はそれらの組合せの少なくとも1つである、請求項1に記載のコーティングされた物品。
【請求項3】
前記保護コーティングが、前記第1の機能層の前記最上層の前記金属酸化物膜の少なくとも一部の上に接触する金属酸窒化物膜、及び
前記金属酸窒化物膜の少なくとも一部の上に接触する金属窒化物膜を含む、請求項1に記載のコーティングされた物品。
【請求項4】
前記保護コーティングが、前記第1の機能層の前記最上層の前記金属酸化物膜の少なくとも一部の上に接触する勾配金属酸窒化物膜を含み、前記金属酸窒化物膜中の酸素の量が、前記第1の機能層の前記最上層からの距離が増加するにつれて減少し、前記勾配層の前記金属酸窒化物が、任意に酸窒化ケイ素である、請求項1から3のいずれか一項に記載のコーティングされた物品。
【請求項5】
前記第1の機能層の前記最上部誘電体層の前記金属酸化物膜が、スズ酸亜鉛を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のコーティングされた物品。
【請求項6】
前記第1の機能層が、前記基材の少なくとも一部の上に誘電体層、前記誘電体層の少なくとも一部の上に金属層、及び前記金属層の少なくとも一部の上に最上層を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のコーティングされた物品。
【請求項7】
前記第1の機能層が、前記金属層の上及び前記最上層の少なくとも一部の下にプライマー層をさらに含む、請求項6に記載のコーティングされた物品。
【請求項8】
前記プライマー層がチタン又はチタン及びアルミニウムを含み、前記チタン又はチタン及びアルミニウムが前記金属層上に堆積された後、前記チタン又はチタン及びアルミニウムの少なくとも一部が任意に酸化される、請求項7に記載のコーティングされた物品。
【請求項9】
前記誘電体層が酸化亜鉛及び/又はスズ酸亜鉛を含み、前記金属層がAg、Cu、Au及び/又はPdを含み、及び/又は前記最上層がスズ酸亜鉛を含む、請求項6に記載のコーティングされた物品。
【請求項10】
前記最上層が酸化亜鉛を含まない、請求項1から9のいずれか一項に記載のコーティングされた物品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
この出願は、2018年2月15日に出願された米国仮特許出願番号62/631,283号、2018年2月16日に出願された米国仮特許出願番号62/631,588号、及び2018年9月21日に出願された米国仮特許出願番号62/734,656号の利益を主張し、それぞれの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,700 文字)
【0002】
本開示による発明は、概して、金属酸化物層上に配設された金属窒化物層及び/又は金属酸窒化物を含むトップコートを有する太陽光制御コーティングに関する。
【背景技術】
【0003】
コーティングされた物品のコーティングスタック(coating stack(s))は、経時的に腐食し得る。これを防ぐために、コーティングスタックに保護コーティングを塗布することができる。例えば、米国特許第4,716,086号明細書及び米国特許第4,786,563号明細書に開示されている二酸化チタン膜は、コーティングに耐薬品性を提供する保護膜である。カナダ特許第2,156,571号に開示されている酸化ケイ素、米国特許第5,425,861号明細書、米国特許第5,344,718号明細書、米国特許第5,376,455号明細書、米国特許第5,584,902号明細書及び米国特許第5,532,180号明細書及びPCT国際特許公開第95/29883号に開示されている酸化アルミニウム及び窒化ケイ素も、コーティングに耐薬品性を提供する保護膜である。この技術は、より化学的及び/又は機械的に耐久性のあるコーティングによって進歩する可能性がある。
【0004】
保護コーティングを含むコーティングスタックに関する追加の既知の問題は、銀ベースのコーティングスタックで生じる。特定のコーティングされた物品において、機能性コーティングの上層は、酸化亜鉛層などの金属酸化物層を含み、機能性コーティングの終端金属-プライマー層の上に配置される。これは、結露した湿気のある環境に長時間さらされると、スタックに腐食又は光輝性欠陥を引き起こす可能性がある。したがって、コーティングスタックにおけるこれらの欠陥を低減又は回避するさらなる必要性が存在する。
【発明の概要】
【0005】
本発明の一態様によれば、コーティングされた物品が提供される。コーティングされた物品は、基材、基材の少なくとも一部の上に第1の機能層、及び機能層の少なくとも一部の上に保護コーティングを含み、機能層の最上層は金属酸化物膜であり、保護コーティングは、金属窒化物、金属酸窒化物、又はそれらの組合せの1つ以上の層を含む。
【0006】
一態様では、コーティングされた物品は、ガラス基材、ガラス基材の少なくとも一部の上に第1のスズ酸亜鉛の層、スズ酸亜鉛の層の少なくとも一部の上に酸化亜鉛の層、酸化亜鉛の層の少なくとも一部の上に銀の層、銀の層の少なくとも一部の上にTi、TiAl及び/又はその酸化物を含むプライマー層、プライマー層の少なくとも一部の上に第2のスズ酸亜鉛層、第2のスズ酸亜鉛層の少なくとも一部の直上に酸窒化ケイ素を含む金属酸窒化物層、金属酸窒化物層の少なくとも一部の直上にケイ素を含む金属窒化物層、金属窒化物層の少なくとも一部の上にTi、TiAl、及び/又は前述のいずれかの酸化物を含む第2の保護層を含む。
【0007】
別の態様では、コーティングされた物品が提供される。コーティングされた物品は、基材、基材の少なくとも一部の上に最上層を有する機能層、及び機能層の少なくとも一部の上に保護コーティングを含み、機能層の最上層は、少なくとも1.5及び2.1以下の屈折率を有する誘電体層である。
【0008】
別の態様では、基材、基材の少なくとも一部の上に機能層、及び機能層の少なくとも一部の上に保護コーティングを含むコーティングされた物品が提供され、機能層が、少なくとも1つの金属層及び少なくとも1つの金属層の少なくとも一部の上に接触して少なくとも部分的に配設されたプライマー層を含み、機能層の最上層が、プライマー層の少なくとも一部の上に接触して配設され、機能層の最上層が酸化亜鉛を含まない。
【0009】
本発明は、以下の図面を参照して記載され、同様の参照番号は全体を通して同様の部品を識別する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明のコーティングを有する断熱ガラスユニット(「IGU」)の側面図(原寸に比例しない)である。
(【0011】以降は省略されています)
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