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公開番号2025099888
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216868
出願日2023-12-22
発明の名称ハンドル
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人
主分類B62D 1/06 20060101AFI20250626BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】導電部を表皮体の縁部に簡素に配置できるとともに、導電部を含む表皮体の縁部の強度に優れたハンドルを提供する。
【解決手段】ハンドル1は、所定方向に延びるリム被覆部20と、リム被覆部20の表面の少なくとも一部を覆う表皮体23と、表皮体23を縫合することで表皮体23をリム被覆部20に固定する縫合部24と、を有する把持操作用のリム部3を備える。縫合部24は、複数の糸からなる混紡糸である縫合糸により、リム被覆部20に巻き付けられた表皮体23の所定方向に延びて互いに対向する側縁部23a,23a同士を縫合するように形成され、糸のうち少なくとも剛性が大きくないものが導電性を有して、縫合部24の少なくとも一部に導電部28が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定方向に延びる把持部本体部と、この把持部本体部の表面の少なくとも一部を覆う表皮体と、この表皮体を縫合することでこの表皮体を前記把持部本体部に固定する縫合部と、を有する把持操作用の把持部を備えるハンドルであって、
前記縫合部は、複数の糸からなる混紡糸である縫合糸により、前記把持部本体部に巻き付けられた前記表皮体の前記所定方向に延びて互いに対向する縁部同士を縫合するように形成され、
前記糸のうち少なくとも剛性が大きくないものが導電性を有して、前記縫合部の少なくとも一部に導電部が形成されている
ことを特徴とするハンドル。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
把持部本体部と表皮体との間において縫合部と重ならない位置に主導電部が配置されている
ことを特徴とする請求項1記載のハンドル。
【請求項3】
導電部は、ヒータ機能またはセンサ機能を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載のハンドル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表皮体を有する把持部を備えるハンドルに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車のハンドルであるステアリングホイールに対して機能を追加付与することが要求されてきている。例えば、把持部であるリム部を把持した乗員の生体情報などを検出するために、リム部において乗員の指などと接触する箇所に導電部を配置したものが知られている。このようなステアリングホイールにおいて、意匠性を向上するなどの目的でリム部に皮革などの表皮体を施す場合、その表皮体の表面、特に縫合部には導電部が設定しにくい。そこで、縫合部に導電性糸を用いることにより、縫合部にも導電機能を付与することを可能としている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-110754号公報 (第4-8頁、図1-7)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、導電性糸は一般に通常の縫合糸より剛性が劣るため、その導電性糸が表皮体表面に露出していると、乗員の操作により摩耗しやすい。そこで、摩耗によって予期せずに導電機能が損なわれないようにすることが求められる。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、導電部を表皮体の縁部に簡素に配置できるとともに、導電部を含む表皮体の縁部の強度に優れたハンドルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載のハンドルは、所定方向に延びる把持部本体部と、この把持部本体部の表面の少なくとも一部を覆う表皮体と、この表皮体を縫合することでこの表皮体を前記把持部本体部に固定する縫合部と、を有する把持操作用の把持部を備えるハンドルであって、前記縫合部は、複数の糸からなる混紡糸である縫合糸により、前記把持部本体部に巻き付けられた前記表皮体の前記所定方向に延びて互いに対向する縁部同士を縫合するように形成され、前記糸のうち少なくとも剛性が大きくないものが導電性を有して、前記縫合部の少なくとも一部に導電部が形成されているものである。
【0007】
請求項2記載のハンドルは、請求項1記載のハンドルにおいて、把持部本体部と表皮体との間において縫合部と重ならない位置に主導電部が配置されているものである。
【0008】
請求項3記載のハンドルは、請求項1または2記載のハンドルにおいて、導電部は、ヒータ機能またはセンサ機能を有するものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載のハンドルによれば、剛性が相対的に大きい糸により剛性を確保して耐久性に優れた導電部を、互いに縫合される表皮体の縁部に配置できる。
【0010】
請求項2記載のハンドルによれば、請求項1記載のハンドルの効果に加えて、縫合糸により表皮体の縁部同士を縫合する際に、縫い針と主導電部とが干渉して主導電部を損傷することを防止できるとともに、把持部において導電部以外の範囲に主導電部によって導電部分を形成できるので、把持部の広い範囲を導電部分として利用できる。
(【0011】以降は省略されています)

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