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公開番号2025099149
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215582
出願日2023-12-21
発明の名称トイレ装置
出願人個人
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A47K 13/00 20060101AFI20250626BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】夜間のトイレ利用者の眠りを覚醒させることなく、便器の位置を的確に把握させることができるトイレ装置を提供する。
【解決手段】洋式便器2と、洋式便器2に備えられる白色の樹脂製便座3とを有するトイレ装置1において、便座3の表面に、ブラックライトの照射により青色の蛍光を発する蛍光無機顔料が塗布または練り込まれたブラックライト発光部8を形成する。また、便座3の近傍には、ブラックライトを照射するブラックライト照射手段4を配置する。夜間のトイレ利用に際しては、ブラックライト照射手段4のみを点灯させ、暗いトイレ室内において便座3のブラックライト発光部8を青く発光させることで、トイレ利用者を覚醒させることなく、洋式便器2の位置をトイレ利用者に把握させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
洋式便器と、前記洋式便器に備えられる白色の樹脂製の便座とを有するトイレ装置において、
前記便座の表面に、ブラックライトの照射により青の蛍光を発する蛍光無機顔料が塗布または練り込まれたブラックライト発光部が形成されるとともに、前記便座の近傍にブラックライトを照射するブラックライト照射手段が配置され、前記ブラックライト照射手段によるブラックライト照射によって前記ブラックライト発光部を発光させることを特徴とするトイレ装置。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記ブラックライト発光部が、前記便座に備えられる白色の樹脂製の蓋体の全体または一部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。
【請求項3】
前記洋式便器の利用者の前記洋式便器への接近および離脱を検知する人体検知手段と、前記人体検知手段が検知した洋式便器の利用者の接近及び離脱の情報に基づきブラックライトを点滅させる点滅手段とを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のトイレ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、トイレ装置に関し、より詳細には、ブラックライトの照射によって発光するブラックライト発光部を有する便座を備えた洋式便器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
夜間、睡眠中に尿意を催すなどしてトイレに立ったときに、明るさのため眠気から覚醒することがある。一旦覚醒してしまうと、たとえば、入眠障害のある者など寝つきの悪い人は再び眠りにつくのに相当な時間がかかり、睡眠時間が大幅に削られ、睡眠不足の原因となっていた。
【0003】
このような問題を解消するためのものとしては、洋式便器を樹脂で形成し、便器の表面部に、紫外線により発光する蛍光塗料を含有させた蛍光塗料含有樹脂をコア層とし、このコア層の表面を透明樹脂で被覆してなる構造の洋式便器が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-235750号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来の洋式便座には以下のような問題がある。
【0006】
上記特許文献1には、「上記コア層を構成する樹脂中に含有される蛍光塗料は、紫外線を当てたときに光を放つ蛍光物質を含んだ塗料であり、例えば赤、緑、青の蛍光を発する物質が選択使用される([0016])」との記載があり、赤の蛍光を発する蛍光塗料を含有させた蛍光塗料含有樹脂からなるコア層を有する樹脂製便器が開示されている。しかし、蛍光塗料が発する赤の蛍光は、神経を興奮させ眠りから覚醒させてしまうため、トイレ利用者を覚醒させないとの目的を達することができない。
【0007】
また、波長が10~400nmの不可視光線は紫外線と呼ばれるが、紫外線は波長が短くなればなるほど透過力が小さくなって紫外線が通過する物質の表面のごく近傍で吸収されてしまう。そのため、上記特許文献1に開示されている蛍光塗料含有樹脂を含有したコア層の表面を透明樹脂からなるスキン層で被覆するとの構成では、照射する紫外線の波長が短くなればなるほど紫外線はスキン層に吸収されてしまい、便器の表面部から紫外線を照射しても便器の表面部を十分に発光させることができない。
【0008】
また、紫外線は、波長が短くなるのに伴い、皮膚、目、免疫系への急性若しくは慢性の疾患を引き起こす可能性が増大するため、波長が315nmないし400nmであって波長が長い紫外線であるUV-A(以下「ブラックライト」という。)よりも波長が短い紫外線であるUV-BやUV-Cは人体に及ぼす悪影響が大きい。
【0009】
波長が280nm~315nmの紫外線であるUV-Bは皮膚が赤くなり痛むいわゆる「サンバーン」と呼ばれる皮膚疾患を引き起こし、波長が200nm~280nmの紫外線であるUV-CはUB-Bよりもさらに「サンバーン」を引き起こし、UV-BとUV-Cは皮膚がん発現のリスクを伴う。また、UV-BやUV-Cは、眼に対して危険であり、雪眼炎や紫外眼炎、白内障等の疾病を引き起こす。そのため、紫外線のうち波長の短いUV-BやUV-Cは、安全性が求められる眠りを妨げられないトイレ装置には適しない。
【0010】
ところで、睡眠時間の短さは睡眠障害と総称されており万病の元である。不眠症者は、睡眠から一旦覚醒すると自ら睡眠をとることが困難である。日本人のうち一般成人が何らかの不眠症状を有しており、そのうち約10%が慢性不眠症である。他方、日本のGDPは2023年6月期で実質558.6兆円、名目589兆円である。そこで、一般成人の日本人に占める割合が30~40%であると仮定すると、一般成人のGDPへの貢献度は約176.6兆円から235.8兆円(実質)または176.9兆円~235.8兆円(名目)である。したがって、日本人の一般成人の約10%を占める慢性不眠症者が不眠のために仕事に集中できないことは経済的に大きな損失である。
(【0011】以降は省略されています)

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