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公開番号
2025098461
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214600
出願日
2023-12-20
発明の名称
熱間鍛造方法及び熱間鍛造用金型
出願人
日軽金ALMO株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
B21J
5/02 20060101AFI20250625BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】平板状のベース部の一面に複数の凸部が形成された鍛造品を、1度の熱間鍛造において寸法精度よく成形する熱間鍛造方法及び熱間鍛造用金型を提供する。
【解決手段】熱間鍛造方法は、ベース部2と、ベース部2の一面2aに突出する複数の凸部3とを備え、ベース部2の周囲部分2cが、複数の凸部3が形成される中央部2bよりも側方に張り出している鍛造品1を1度の熱間鍛造により成形する。複数の凸部3を形成するための複数の穴部21が形成された下型20と、複数の穴部21に対向する湾曲凹状の凹状部32が形成された上型30との間に、予熱した平板状の鍛造素材Wを配置し、下型20及び上型30の成形面に沿った形状に鍛造素材Wを押圧する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ベース部と、前記ベース部の一面に突出する複数の凸部とを備え、前記ベース部の周囲部分が、複数の前記凸部が形成される中央部よりも側方に張り出している鍛造品を1度の熱間鍛造により成形する熱間鍛造方法であって、
複数の前記凸部を形成するための複数の穴部が形成された下型と、複数の前記穴部に対向する湾曲凹状の凹状部が形成された上型との間に、予熱した平板状の鍛造素材を配置し、前記下型及び前記上型の成形面に沿った形状に前記鍛造素材を押圧することを特徴とする熱間鍛造方法。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
ベース部と、前記ベース部の一面に突出する複数の凸部とを備え、前記ベース部の周囲部分が、複数の前記凸部が形成される中央部よりも側方に張り出している鍛造品を1度の熱間鍛造により成形するための熱間鍛造用金型であって、
複数の前記凸部を形成するための複数の穴部が形成された下型と、
複数の前記穴部に対向する湾曲凹状の凹状部が形成された上型と、を備えていることを特徴とする熱間鍛造用金型。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱間鍛造方法及び熱間鍛造用金型に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、平板状のベース部の一面に複数の凸部が形成されたヒートシンクを一体成形する方法として、熱間鍛造法が知られている(特許文献1参照)。特許文献1の熱間鍛造法によれば、1度の熱間鍛造によりヒートシンクを製造できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-217655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、パワーモジュール等の電子機器の高性能化や小型化により、従来よりも冷却能力の高いヒートシンクが要求されるようになってきており、冷却能力を高めるために、ベース部に形成する凸部の本数を増やすことが検討されている。
【0005】
例えば、複数の凸部を有するヒートシンクを、1度の熱間鍛造により製造するためには、鍛造素材であるアルミニウム材を鍛造する過程で、凸部を形成するための複数の穴部に対して均一に鍛造素材を流入させる必要がある。
しかしながら、複数の穴部のうち金型の中央部に配置される穴部には鍛造素材が流入し易い一方で、金型の中央部から離れた周囲部分の穴部には鍛造素材が流入し難く、周囲部分の凸部に形状不良(高さ不足、角度不良等)が生じ易いという課題があった。
【0006】
本発明は、前記した課題を解決し、平板状のベース部の一面に複数の凸部が形成された鍛造製品を、1度の熱間鍛造において寸法精度よく成形できる熱間鍛造方法及び熱間鍛造用金型を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく、鋭意研究を行った結果、鍛造初期にはベース部の周囲部分まで鍛造素材を先に流入させつつ複数の穴部に対しては鍛造素材が流入しないように鍛造素材の塑性流動を制御し、その後に複数の穴部に対して鍛造素材が流入するように鍛造素材の塑性流動を制御することで、複数の穴部に対して均一に鍛造素材を流入させることができることを見出した。
【0008】
前記課題を解決するための本発明の熱間鍛造方法は、ベース部と、前記ベース部の一面に突出する複数の凸部とを備え、前記ベース部の周囲部分が、複数の前記凸部が形成される中央部よりも側方に張り出している鍛造品を1度の熱間鍛造により成形する熱間鍛造方法である。熱間鍛造方法は、複数の前記凸部を形成するための複数の穴部が形成された下型と、複数の前記穴部に対向する湾曲凹状の凹状部が形成された上型との間に、予熱した平板状の鍛造素材を配置し、前記下型及び前記上型の成形面に沿った形状に前記鍛造素材を押圧することを特徴とする。
【0009】
また、前記課題を解決するための本発明の熱間鍛造用金型は、ベース部と、前記ベース部の一面に突出する複数の凸部とを備え、前記ベース部の周囲部分が、複数の前記凸部が形成される中央部よりも側方に張り出している鍛造品を1度の熱間鍛造により成形するためのものである。熱間鍛造用金型は、複数の前記凸部を形成するための複数の穴部が形成された下型と、複数の前記穴部に対向する湾曲凹状の凹状部が形成された上型とを備えている。
【0010】
本発明の熱間鍛造方法及び熱間鍛造用金型では、下型に向けて上型が打ち込まれて鍛造素材が押圧されると、鍛造素材が塑性流動して、下型の周囲部分(ベース部の周囲部分)と上型の凹状部とに鍛造素材が流入する。これにより、鍛造初期において、上型の凹状部への鍛造素材の流動と下型の周囲部分への鍛造素材の流動という二つの大きな鍛造素材の流動を起こすことができる。上型の凹状部と下型の周囲部分との体積は、下型の複数の穴部の体積より大きいため、複数の穴部への鍛造素材の流動は起こり難くなる。
(【0011】以降は省略されています)
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