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公開番号2025098137
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2025049192,2023138524
出願日2025-03-25,2014-02-12
発明の名称ゴルフ支援装置及びプログラム
出願人株式会社ユピテル
代理人
主分類A63B 71/06 20060101AFI20250624BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】実際のゴルフ場の高低差を考慮した適切な情報の提供を行えるゴルフ支援装置を提供する。
【解決手段】ゴルフコースの二点間の水平距離を求めるための位置情報を記憶し、ボールを打つ地点と設定された位置の二点間の高低差の情報を取得する機能と、その取得した高低差の情報と前記記憶した位置情報から、ボールを打つ際の高低差や水平距離に対する調整飛距離等のアドバイス情報を表示部に出力する機能を備える。高低差の情報は、例えばゴルフコースの設定された位置にカメラを向けたときの、カメラを装着したケースの傾きを加速度センサの出力から得られた傾きと、二点間の水平距離を用いて求める。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
カメラで撮像した映像を表示部に表示するゴルフ支援装置であって、
前記表示部に前記映像とともにピンまでの残り距離に応じた間隔を置いて配置される一対の目印を有する距離測定目盛りを表示し、
前記表示部に表示される前記映像のピンの両端がそれぞれ一対の目印に一致させることで、ユーザが該目印の間隔に対応する前記ピンまでの残り距離を認識できるように構成したことを特徴とするゴルフ支援装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記一対の目印は、二本の線分を備え、その二本の線分の間隔が、前記残り距離における水平時に前記表示部に表示されるピンの長さに合うように設定していること
を特徴とする請求項1に記載のゴルフ支援装置。
【請求項3】
前記線分として目盛りが付記された線分を備えること
を特徴とする請求項2に記載のゴルフ支援装置。
【請求項4】
前記目盛りには、具体的な数値を記載したものに加え、それらの間に数値無しの目盛りを備えたこと
を特徴とする請求項3に記載のゴルフ支援装置。
【請求項5】
前記距離測定目盛とともに、上下・左右方向の十字状に延びるスコープを前記表示部に表示させる機能を備えること
を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のゴルフ支援装置。
【請求項6】
前記距離測定目盛とともに、高低差を模式的に示す三角形の図形を前記表示部に表示させる機能を備えること
を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のゴルフ支援装置。
【請求項7】
目標地までの水平距離に対して何ヤードあるいは何メートル長くあるいは短く打てば良いかの情報を音声で出力する機能を備えたこと
を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のゴルフ支援装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれかに記載のゴルフ支援装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフ支援装置及びプログラムに関するものである。
続きを表示(約 3,800 文字)【背景技術】
【0002】
たとえば、GPS受信機を利用し、ゴルフ場で、現在位置からグリーンやバンカー等までの距離やコースレイアウトを視覚的に認識可能に表示したり、ゴルフプレイ中におけるボールを打った位置を正確かつ簡便に記録できるようにしたりするゴルフ支援装置がある(特許文献1等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-39423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種のゴルフ支援装置における表示画面にコースレイアウトを表示する機能は、例えばプレイ中のホール全体のコースレイアウトを描画したり、指定した領域を拡大して描画したりするものである。そして、コースレイアウトを特定するためのコース内の各地点を特定する位置情報は、経度・緯度情報を用いている。そのため、例えば、ボールを打とうとする現在位置からグリーンやバンカー等まで残り距離は、二次平面上の水平距離であった。
【0005】
一方、実際のゴルフ場は高低差があり、平面上の水平距離では正確に打つべき距離がわからないという課題がある。例えば図1に示すように、ボールを打つ地点と、グリーン等の目標とする落下地点の高低差がない場合に、Xヤードの残り距離があるとすると、例えばグリーンの方が高い位置に存在する場合には、水平飛距離のXヤードのつもりで打つと飛距離が足りず、実際にはXヤード+αの距離を想定して打つ必要がある。一方、逆にグリーンの方が低い位置に存在する場合には、水平飛距離のXヤードのつもりで打つと飛距離がオーバーとなるので、実際にはXヤード-α′の距離を想定して打つ必要がある。
【0006】
このように従来のゴルフ支援装置は、実際のゴルフ場の高低差を考慮せずに残り距離等を求め、出力していため、提供する情報に正確性が欠け、十分ではなかった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題などを解決するために、本発明に係るゴルフ支援装置は、(1)ゴルフコースの二点間の水平距離を求めるための位置情報を記憶し、ボールを打つ地点と設定された位置の二点間の高低差の情報を取得し、その取得した高低差の情報と前記記憶した位置情報から、前記ボールを打つ際の高低差に基づいたアドバイス情報を表示部に出力する機能を備えた。設定された位置は、例えばグリーンや、コース状の任意の地点などのボールを打ち込んでいく目標地や、ハザード,OBラインなどのボールを打ち込んではいけない目標地とするとよい。アドバイス情報は、例えばボールを打つ際に有益な情報とするとよい。例えば、有益な情報は、グリーンや、コース内の所定位置にボールを打ち込んでいく目標地にボールを運ぶようにボールを打つために必要な情報とするとよい。例えば残り距離の表示は、従来は、高低差を考慮せず二点間の水平距離を報知しただけであるが、例えば高低差を考慮した情報が報知するとよく、このようにすれば、例えば、ユーザは、クラブの番手の選択や、スイングの強弱・スイング幅の調整を適切に行うことができるので良い。
【0008】
(2)カメラと、そのカメラを装着したケースの傾きを検出するためのセンサを備え、前記高低差の情報を取得する機能は、ゴルフコースの前記設定された位置にカメラが向けられたときの前記センサの出力から得られた傾きと、前記二点間の水平距離を用いて前記高低差の情報を求めるようにするとよい。カメラが向けられたときとの判断は、例えば、ユーザからの指示に基づいたり、装置側で自動的に判断したりするもの等がある。ユーザからの指示に基づくものとしては、例えば、表示画面のタッチ、所定の操作ボタンの押下等とするとよい。例えば、カメラで撮像した画像を表示部に表示し、ユーザが表示された内容を確認して指示を与えるようにすると、カメラが向けられた時を簡単に認識できるので良い。装置側で自動機に判断するものとしては、例えば、画像認識処理をしたり、装置の状態等から判断したりするとよい。画像認識処理は、例えばカメラで撮像した画像中に存在するピンやバンカーなどの設定された位置の特徴的な要素を画像認識で抽出し、係る特徴的な要素の位置等に基づいて自動的に認識するとよい。特にグリーン上のピンのように、ピンポイントに設置されたものは、位置を正確に特定しやすく、また、風景やグリーンなどに比べて特徴的であるため、画像認識による抽出も容易に行えるので良い。また、例えば、装置・カメラが同じ方向を所定時間向いている場合に、設定された位置を向いたと判断しても良い。係る時間に基づく判断は、タイマー等の計時手段といった簡単な装置・処理で判定できるので良い。また、このように何かしらの条件を充足したときに高低差の情報を求めるものに限ることは無く、例えば実施形態でも説明したように、適宜の時間間隔で高低差の情報を求めるようにしてもよい。この場合、設定された位置にカメラが向けられていないときも高低差の情報を求めることになる。このように、本発明では、設定された位置にカメラが向けられていないとき高低差の情報を求ることを排除するものではない。そして、例えば撮像した画像とともに求めた結果を表示部等に出力することで、設定された位置にカメラが向けられたことをユーザが認識でき、ユーザが認識したときに出力している高低差の情報が求める情報となる。
【0009】
傾きと水平距離に基づいて高低差を求めるようにすると、例えば、各地点での高度情報を持たなくて済むので、係る高度情報を予め準備して登録しておく必要が無く、従来からある経度緯度等の水平距離を測定するための位置情報で済むのが良い。また、高度情報が不要な分、メモリ容量が削減できるのでよい。カメラは、傾きを測定するために特化したものでも良いが、例えば撮影機能など他の機能を実施するためのものと兼用するとよく、特にユーザのスイングを撮影してスイングチェックする機能と兼用して構成すると良い。カメラは例えば撮像手段、センサは例えば取得手段としてもよい。カメラは例えば3次元ミリ波レーダのようなものとしたり、センサは外部からケースを撮影してその傾きを検出し通信で外部からその傾きを取得するものとしたりしてもよい。しかしながら、特にカメラ、センサとすると、装置の単一化、小型化が容易となるのでよい。「カメラを装着したケースの傾き」としたが、例えば、撮像手段の傾き、カメラの傾きとしてもよい。傾きの基準方向としては、例えば、水平方向または垂直方向とするとよい。垂直方向としては、例えば重力加速度の方向とするとよい。「カメラを向けたとき」としては、例えば、入力手段からカメラを向けたことを示す信号が入力されたときとするとよい。例えば、ユーザが向けたことを入力する入力手段を備えるとよい。また、「カメラを向けたとき」としては、例えば、所定の基準位置に基準となる物標が撮像されたことを画像認識等により認識、判定するようにしてもよい。例えば、基準位置は、カメラの撮像画像を表示した画面上の所定の位置とするとよく、特に撮像画像上に基準位置を示すマーカー等を表示する構成とするとよい。また、基準となる物標はゴルフコースにおいて当該プレーヤが狙う位置または狙う位置の周辺にありかつ特定が容易な位置の物とするとよい。例えば、狙う場所とその場所ではない場所の境目の位置としてもよい。例えば、グリーンを狙う場合には、グリーンのエッジとしてもよい。また、例えば、カップを狙う場合にはカップ位置やカップ位置の周辺にあり特定が容易はピンに立つ旗の位置とするとよい。特に、予め物標の位置情報が記憶されている物標の位置とするとよい。例えば、ゴルフのコースレイアウトを表示する機能を備え、当該コースレイアウトを表示するために持っている物標の位置とするとよい。例えば、池やバンカーの位置などとしてもよいが、この場合、線や面の情報で位置が記憶されているため、当該線や面のうちどの場所に対応するかを入力する手段を備えるとよい。例えばホールの形状を位置情報を関連づけて記憶しておきホールの形状を表示する機能を備え、ホールの形状中の指定された位置(例えばタッチされた位置)を当該物標の位置と設定するようにしてもよい。また、例えば線や面のうちの代表位置を記憶または算出して用いるようにしてもよい。またさらに望ましくは、位置が一意に特定される点の情報として記憶あるいは算出される位置とするとよい。例えば、現在位置からの距離を求めて数値で表示するために記憶または算出可能な位置とするとよく、例えばグリーンやハザードの奥や手前のエッジ位置・中央位置、カップ位置等とするとよい。
【0010】
(3)前記設定された位置は、グリーンのピンポジション位置であり、前記グリーンのピンに前記カメラが向けられた際に前記傾きを求めるようにするとよい。ピンの位置は、ピンポイントであるため、幅の広がりも無く適切な位置にカメラを向けやすく、高低差を考慮した情報も適切なものとなるので好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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