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公開番号2025094325
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023209773
出願日2023-12-13
発明の名称玩具
出願人個人
代理人
主分類A63H 7/02 20060101AFI20250618BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】
そこで本発明は、紐の取り付け・取り外しを容易にする仕組みとして、金具などの部品を使用しないで、シンプルで、壊れにくく、取り付け・取り外しを容易に実現できること。さらに、紐を引っ張って玩具を動かしても、紐が外れ難い構造を提供することを課題とする。
【解決手段】
車台と、該車台の前後に回転可能に軸支され左右にそれぞれ車輪を有する前側車軸、および後側車軸と、前記車台を引っ張るための紐とを備えた玩具であって、前記車台の底面には、前記紐の一端に形成された結び目が収容される紐結び目収容溝が形成されるとともに、前記車台の一方の側面には、この前記紐結び目収容溝に連通し、かつ前側車輪の後側から前記前側車輪の上側を通って前記車台の前面まで延びた紐通し溝が形成されており、前記紐通し溝は、前記紐結び目の幅よりも細い溝にて形成させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車台と、該車台の前後に回転可能に軸支され左右にそれぞれ車輪を有する前側車軸、および後側車軸と、前記車台を引っ張るための紐とを備えた玩具であって、前記車台の底面には、前記紐の一端に形成された結び目が収容される結び目収容溝が形成されるとともに、前記車台の一方の側面には、前記結び目収容溝に連通し、かつ前側車輪の後側から前記前側車輪の上側を通って前記車台の前面まで延びた紐通し溝が形成されており、前記紐通し溝は、前記結び目の幅よりも細い溝とされていることを特徴とする玩具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、玩具の紐の取り付け・取り外しを容易にできる構造に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
玩具に紐が付いていて、引っ張って動かす「プルトイ」と呼ばれる玩具は多く実現しているが、紐の取り付け・取り外しを可能とする構造を実現された玩具は一般的にみることがない。その理由として、上記したプルトイ玩具は、紐が付いている玩具で、紐の取り付け・取り外しを考慮していないことにある。また、プルトイ玩具は、赤ちゃんから5歳前後のお子さんが使うことが多いため、シンプルで壊れにくく、突起物や金具を含まない、安心安全に使用できる構造が強く求められていたことにある。構造がシンプルで壊れにくく、紐を引っ張って玩具を動かしても、紐が外れ難く、必要に応じて、紐の取り付け・取り外しが容易にできる玩具が実現することで、紐を引っ張る手や指の操作、引き寄せるという認知機能など、脳の発達を検査するための検査玩具や知育玩具などとして、様々な用途での活用がより一層期待される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで本発明は、安心安全に使用できるシンプルな構造にて、壊れにくく、紐の取り付け・取り外しが容易に実現できること。さらに、紐を引っ張って玩具を動かしても、紐が外れ難い構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、車台と、該車台の前後に回転可能に軸支され左右にそれぞれ車輪を有する前側車軸、および後側車軸と、前記車台を引っ張るための紐とを備えた玩具であって、前記車台の底面には、前記紐の一端に形成された結び目が収容される結び目収容溝が形成されるとともに、前記車台の一方の側面には、前記結び目収容溝に連通し、かつ前側車輪の後側から前記前側車輪の上側を通って前記車台の前面まで延びた紐通し溝が形成されており、前記紐通し溝は、前記結び目の幅よりも細い溝とされていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、幅の異なる二つの溝を連通させたシンプルな構造であり、車台底面に結び目が納まる広い幅の結び目収容溝を形成し、その結び目収容溝に連通し、車台の一方の側面に前側車輪の後側から前側車輪の上側を通って車台の前面まで延び、かつ結び目の幅よりやや狭い幅の紐通し溝を形成することによって、結び目収容溝内の連通点に配された紐の結び目は、紐通し溝側に抜け落ちることなくしっかりと紐結び目収容溝の内側溝壁に引っ掛かり、紐を引っ張って玩具を動かしても紐の結び目が外れてしまうことはなく、玩具への紐の取り付けは容易にできるという効果がある。また、紐は紐通し溝の内側溝壁に密着した状態で納められているだけなので、溝から紐を取り出していき、結び目収容溝の内側溝壁に引っ掛け固定されている紐の結び目を取り出すことで、玩具から紐を取り外すことも容易にできる。その結果として、安心安全な遊戯玩具としてのみならず、検査玩具や知育玩具などとして、様々な用途での活用がより一層期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の実施例における玩具車台の底面斜視からの構造図
(A)本発明の実施例における玩具車台の底面の構造図 (B)本発明の実施例における玩具車台の側面図
本発明の実施例における玩具車台の正面斜視からの構造図
(A)本発明の実施例における玩具車台に紐の結び目を引っ掛け固定する図 (B)本発明の実施例における玩具車台に紐を紐通し溝に沿わせる図 (C)本発明の実施例における玩具車台に紐を取り付けた図 (D)本発明の実施例における玩具車台に紐を取り付けた裏面図
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の実施例について図面に基づいて、玩具Aの形の一例である自動車として説明する。図1、図2(A)(B)、図3は、本発明の実施例における玩具Aの車台1の構造を示し、図4(A)(B)(C)(D)は、玩具Aに紐を取り付けた全体を示している。玩具Aは、窓4を配した自動車の形をした車台1を備えている。車台1の側面には前側車軸穴1aと後側車軸穴1bが形成されている。そして前記前側車軸穴1aには、丸い棒状の前側車軸2が挿通されるとともに、その左右には前側車輪2a、2aが固定されている(図4参照)。また、前記後側車軸穴1bには、丸い棒状の後側車軸3が挿通されるとともに、その左右には、後側車輪3a、3aが固定されている(図4参照)。なお、前記前側車軸2、および前記後側車軸3は、前記車台1に形成された前記前側車軸穴1aと前記後側車軸穴1bに対して回動可能となっている。
【0008】
また、この車台1の底面には、紐7の一方側の端部に形成される結び目7aを納めるための結び目収納溝6が形成されている。この結び目収納溝は紐7が収まる広さがあれば良いが、本実施例では前後方向に長く空洞化したスペースとして形成されている(図2A参照)。なお、紐7は撚り紐とされている。また、車台1の側面には、前記結び目収納溝6に連通し、前側車輪2aの後側から前側車輪2aの上側を通って車台1の前面まで延びた紐通し溝5が形成されている(図1参照)。この紐通し溝5は、側面視で前側車輪2aの外輪部分とほぼ同じ位置に形成している。このような構造とすることで見た目に紐通し溝5が前側車輪2aによって見え難くなりデザイン的にスッキリとする(図4C参照)。また、この紐通し溝5に紐7を通す場合においても、前側車輪2aによって阻害されることがなく、紐7を通し易いという効果もある。(図4B参照)
【0009】
結び目収納溝6の結び目収納溝幅6bは、紐7の結び目幅7b(図4D参照)よりも広い幅とし、紐通し溝5の紐通し溝幅5dは、紐7の紐幅よりやや狭い幅としている。そして、この紐通し溝5は、結び目収納溝6と連通する紐通し入口5bから側面視で前側車輪2aの後側および上側の外輪に沿って車台1の前面の紐通し出口5aまで延びている。さらに図3に示すように、紐通し溝5は、車台1の正面左右方向の中心線Bの位置を目安に側面から深い溝にすることで、紐通し溝5に紐7を納めた際に抜け落ちないようになっている。なお、溝通し溝幅5dは、紐7の紐幅とほぼ同じとしてもよく、要は、紐7が紐通し溝5から脱落し難ければ、どのような幅でもよいものである。
【0010】
本発明の車台1は木材で構成するようにしているが、木材に限られるものではなく、プラスチックなどで形成されてもよいものである。
(【0011】以降は省略されています)

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