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公開番号
2025098118
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2025045538,2022502170
出願日
2025-03-19,2020-08-28
発明の名称
エアロゾル生成装置のための加熱状態インジケータ及び加熱方法
出願人
ジェイティー インターナショナル エスエイ
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
A24F
40/53 20200101AFI20250624BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】加熱手順に影響を及ぼす様々なパラメータを考慮し、装置が使用できる状態にある場合を効果的に示すエアロゾル生成装置を提供する。
【解決手段】エアロゾル生成装置1であって、エアロゾル生成媒体5を保持するよう加熱チャンバ2と、加熱チャンバ2を加熱するヒータ6と、ヒータ又は加熱チャンバの温度を測定する温度測定手段7と、測定温度が使用温度に達したとき、及び/又は初期化加熱時間が経過したときを示する少なくとも1つのインジケータと、ヒータ及びインジケータの動作プロセスを定義するメモリ3に格納されるルールに従ってヒータ6及びインジケータを動作させる制御回路とを備え、インジケータが、測定温度が使用温度に達したとき、及び/又は初期化加熱時間が経過したときを示すよう動作され、それによって、エアロゾル生成装置が使用できる状態になったことを知らせるようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エアロゾル生成装置(1)であって、
エアロゾル生成媒体(5)を保持するよう配置された加熱チャンバ(2)と、
使用時に前記加熱チャンバ(2)を加熱するよう配置されたヒータ(6)と、
前記ヒータ又は加熱チャンバの温度を測定するよう配置された温度測定手段(7)と、
前記測定温度が使用温度に達したとき、及び/又は初期化加熱時間が経過したときを示すよう構成された少なくとも1つのインジケータ(11~14)と、
1つ以上のルールを格納するメモリ(3)であって、各ルールは、前記ヒータ及び前記インジケータの動作プロセスを定義する、メモリ(3)と、
前記メモリ(3)に格納されたルールを選択し、前記選択されたルールに従って前記ヒータ(6)及び前記インジケータ(11~14)を動作させるように構成された制御回路と、を備え、
前記インジケータ(11~14)は、前記測定温度が使用温度に達したとき、及び/又は初期化加熱時間が経過したときを示すように動作し、それによって、前記エアロゾル生成装置が使用できる状態になったときを知らせるようにする、
エアロゾル生成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記メモリは第1のルールを格納し、前記制御回路は前記第1のルールに従って前記ヒータ及びインジケータを動作させるように構成され、前記第1のルールは、
加熱期間中に、前記加熱チャンバを使用温度まで加熱するよう前記ヒータを動作させ、次いで、前記加熱チャンバを前記使用温度に維持することと、
初期化加熱時間が経過した場合に前記装置が使用できる状態にあることを知らせるよう前記インジケータを動作させることであって、前記初期化加熱時間は前記加熱期間よりも長い、こととを含む、
請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記第1のルールは、
前記使用温度が10~60秒の加熱期間にわたって維持された場合に前記インジケータを動作させて、前記装置が使用できる状態にあることを知らせることを含む、
請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記メモリは、加えて、第2のルールを格納し、前記制御回路は、更に、前記第2のルールに従って前記ヒータ及びインジケータを動作させるように構成され、前記第2のルールは、
加熱期間中に、前記加熱チャンバを使用温度まで加熱するよう前記ヒータを動作させ、次いで、前記加熱チャンバを前記使用温度に維持することと、
前記使用温度に最初に達した場合に前記インジケータを動作させて、前記装置が使用できる状態にあることを知らせることと、を含む、
請求項2又は3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
更に、前記第1のルール又は前記第2のルールを選択するよう前記制御回路に命令するよう動作可能なユーザ入力を備える、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
1つ以上のルールは、
前記加熱温度が、1つ以上の中間温度であって、初期温度と前記使用温度との間にある前記1つ以上の中間温度に達する場合、及び/又は、
1つ以上の中間加熱時間であって、ヒータ開始時間と前記初期化加熱時間との間にある前記1つ以上の中間加熱時間が経過した場合に、
前記インジケータが動作される前記インジケータの動作プロセスを定義する、請求項1から5のいずれか一項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記制御回路は、
ユーザ入力と、
前記温度測定手段によって測定される初期温度と、
前記ヒータの特性と、
測定される周囲温度と、
前記エアロゾル生成装置のバッテリの残りのエネルギーレベルと、
のうちの1つ以上に従ってルールを選択するように構成された、請求項1から6のいずれか一項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
1つ以上のルールは、経時的な加熱温度の変化を定義する加熱曲線を備え、前記制御回路は、加熱曲線を選択し、前記ヒータを動作させて前記選択された加熱曲線に従って前記加熱チャンバを加熱するよう構成された、請求項1から7のいずれか一項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
1つ以上のルールは、複数の中間温度及び前記使用温度を含む表を備え、前記制御回路は、前記ヒータを動作させて前記加熱チャンバを各中間温度及び前記使用温度に加熱するように構成された、請求項1から8のいずれか一項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記1つ以上の中間温度は、前記温度測定手段によって測定された初期温度に従って、前記制御回路によって特定される、請求項9に記載のエアロゾル生成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子たばこ、気化器、又は非燃焼加熱式装置等のエアロゾル生成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
リスク低減装置又はリスク修正装置(気化器としても公知)の人気と使用は、紙巻きたばこ、葉巻、シガリロ、及び巻きたばこ等の従来のたばこ製品の喫煙を止めようと望む常習的喫煙者を支援するための手助けとして、ここ数年で急速に成長してきた。タバコの燃焼に依存するのではなく、エアロゾル化可能な物質を加熱して吸入用の蒸気を放出する様々な装置及びシステムが利用可能である。
【0003】
一般に利用可能なリスク低減装置又はリスク修正装置は、加熱式基質エアロゾル生成装置又は非燃焼加熱式(heat-not-burn)装置である。この種類の装置は、湿った葉タバコ又は他の好適なエアロゾル化可能材料を典型的に含むエアロゾル基材を、典型的には150℃~300℃の範囲の温度に加熱することによってエアロゾル又は蒸気を発生する。エアロゾル基材を燃焼させたり、又は燃やしたりするのではなく加熱することにより、ユーザが求める成分は含むが、燃焼及び燃やすことによる毒性及び発癌性のある副生成物は含まないエアロゾルが放出される。更に、タバコ又は他のエアロゾル化可能材料を加熱することによって生成されるエアロゾルは、典型的には、ユーザにとって不快となり得る、燃焼及び燃やすことに起因する焦げた味又は苦味を含まない。従って、基材は、煙及び/又は蒸気をユーザにとってより口当たりのよいものにするためにかかる材料に典型的に添加される糖及び他の添加物を必要としない。
【0004】
公知のエアロゾル生成装置は、一般に、消耗品のエアロゾル生成基材を受け入れるための加熱チャンバと、電源と、電源から加熱チャンバへの電力の供給を制御するための制御回路とを含んでいる。
【0005】
異なる種類のエアロゾル生成装置が最新技術において検討されてきた。例えば、PCT公報の国際公開第2007/012007号パンフレットは、物質の気化のための方法及びシステムを開示しており、物質はたばこカートリッジである。
【0006】
別の例は、PCT公報の国際公開第2017/191176号パンフレットに示されている。この公報は、エアロゾル形成液体を貯蔵するためのリザーバと誘導加熱可能な要素とを含むエアロゾル生成システムと共に用いるためのカートリッジを開示している。カートリッジは、毛細管要素を利用して、エアロゾル形成液体をリザーバから誘導加熱可能要素に搬送し、誘導加熱可能要素は、搬送されたエアロゾル形成液体を加熱してそれを蒸発させるよう配置されている。このシステムの実施形態において、エアロゾル形成液体又は非液体フレーバー放出媒体を用いている。
【0007】
一般的なレベルにおいて、エアロゾル生成装置は、多数の異なるアプローチのうちの1つを用いて、物質に熱を供給して蒸気又はエアロゾルを生成することができる。かかるアプローチの1つは、タバコ材料を含む所謂「スティック」の脱着自在本体に熱を供給するエアロゾル生成装置である。かかる装置において、装置の熱源からエアロゾル生成材料へ伝達される熱エネルギーを最大化するために、通常、熱源と本体、即ち、たばこスティックの近接が望ましい。熱伝達の効率を最大化するために、脱着自在な本体は熱源に接触していることが理想的である。かかる製品の例は、商品名Ploom TECH(商標)及びPloom+(商標)で商品化されており、Ploom TECH(商標)製品は低温加熱プロセスを用いる一方で、Ploom+(商標)製品は高温加熱プロセスを用いている。
【0008】
一般に、装置は、本体と、たばこスティック用の加熱チャンバを有するオーブンと、装置を動作させるためのPCB等の電子手段と、バッテリ(再充電可能であるか否かに関わらない)等のエネルギー源とを備える。
【0009】
かかる装置の使用においてユーザが直面する問題の1つは、装置が使用できる、即ち、ベイピングできる状態にある場合に、ユーザに正確に知らせるように、装置の予熱(又は加熱)状態の適切な表示である。
【0010】
加熱プロセスの要件は、幾つかの要因、例えば、時間、バッテリ残量、装置の有効温度(ベイピングに用いられたばかりであるか、又はある特定の期間用いられておらず、現在冷えた状態であるかどうか)、環境温度(例えば、外部周囲温度)、及びベイピングのために装置で用いられるエアロゾル生成製品の特定の選択に依存しうる。この多くの要因、及びこれらのパラメータが使用間に変化する可能性があるという事実は、エアロゾル生成製品が正しい温度まで加熱され、装置が使用できる状態にあることを確実にするよう適切な加熱パラメータ(例えば、加熱継続時間、温度、又は温度の順序)を特定することを困難にしている。場合によっては、エアロゾル生成装置は、装置が使用できる状態にあることをユーザに間違って知らせ、結果として、エアロゾル生成消耗品の加熱不足又は過熱を生じ、不十分なユーザ体験を生じる可能性がある。また、装置は、ユーザの体験を向上させるよう、可能な限り迅速且つ効率的に用いるために初期化することも重要である。
(【0011】以降は省略されています)
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